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Vol. 15
Virtual Design World Cup 現地調査ワークショップ
「VR まちづくりシステム体験セミナー」レポート


「Virtual Design World Cup 第3回 学生BIM&VRデザインコンテスト オン クラウド」のワークショップを兼ねた「VRまちづくりシステム体験セミナー」が、2013年7月26日に開催され、10名が参加しました。ここでは、対象敷地の現地調査を含む、ワークショップの様子をレポートします。

[課題対象地VRデータ
赤枠で示された課題敷地を俯瞰。山手線・京浜東北線移動に伴う再開発エリア、線路・車庫エリア、芝浦水再生センター北側の敷地を含む(住所:東京都港区港南1、港南2)
画像をクリックすると大きな画像が表示されます。

 異なる分野の学生がセミナーに参加・交流

セミナー当日は、傘木宏夫氏(NPO法人 地域づくり工房)が講師を務め、VDWCの課題対象地域でもある、再開発エリアや線路・車庫エリア、芝浦水再生センター北側をフィールドワーク。芝浦水再生センターの上に広がる芝浦中央公園や泉岳寺駅の周辺を歩いて調査することで、地図では分かりにくかった高低差などさまざまなことが明らかになりました。「地図で見るとこの一帯に公園や広場が非常に多いことがわかりますが、実際はこのように、高低差があって空中公園の形になっている。単純に公園スペースを拡張するだけではうまくいかないことがわかりますね」(傘木氏)。参加者は、天井の低いガード下で浸水が心配な箇所、下水処理場から漂う臭気、交通状況などについても体感し、傘木氏は、「VRによる風解析や交通解析などのシミュレーションもうまく活用するとよいのでは」とアドバイス。また、歩きながら、公開空地の表示看板や、芝浦地区の大気汚染計測機、屋上緑化された公的施設など、今後の計画のヒントとなる様々なポイントで立ち止まって解説していました。

 ランチミーティングで意見・感想を交換

この後、実際に歩いたエリアが窓から臨めるフォーラムエイト東京本社のプレゼンルームに戻って、ランチを取りながらのミーティングが行われました。学生が携帯で撮影した現地調査で注目した箇所の写真をディスプレイに表示して、意見や感想を交換しました。プレゼンルーム内には、昨年の受賞作品のポスターセッションが掲示され、参加学生達は興味をもってひとつひとつの作品を眺めている様子でした。運河に注目して写真を撮影した参加者も多く「水辺を上手く活かした計画案も、水の匂い、浸水の危険、ガード下の水辺が溜まり場となる可能性など、さまざまな要素に留意しなければならないことが分かったのではないでしょうか」(傘木氏)。


 2チームに分かれての計画コンセプト検討

演習では2チームに分かれ、各テーブルに1台ずつ敷地データを用意。VR-Cloud®でデータを操作して実際に歩いた場所の確認を行いながら、計画のベースとなるコンセプトづくりが進められ、参加者からは非常に鋭い観察事項も多く提示されました。資料として用意された、周辺の昼夜人口、緑のデータ、大気汚染などの具体的なデータも踏まえて、各チームで検討が行われました。最終的に、1チーム目からは、「人や車、風の流れが強く感じられる街であることから、単純でわかりやすく、スマートなまちづくりをめざしたい」、また2チーム目は「オフィスを多く抱えた敷地周辺にグリーンベルトを作り、ビアガーデンなどのコミュニティを点在させて、働く人や住人をリフレッシュするような街にしたい」というコンセプトが提示されました。

参加者からは、他大学との交流によりコンテストについて刺激を受けた」、「アイデアが導き出され、今後の設計にもヒントとなった」、「多様なVRの知識を得ることができた。また、実例が多く挙げられており分かりやすかった」 等の感想が聞かれ、大変有意義なセミナーとなったことと思われます。

1:現地調査前に参加者同士で自己紹介 2:「公開空地」の概念と機能について説明 3:現地を歩き、緑地がさまざまな
目的で利用されていることが判明
4:再開発の一環、
芝浦水再生センターの計画を確認
5:有名な「ちょうちん殺し」の
ガード下を通過
6:屋上緑化の事例について説明

「天井の低いガード下で浸水が心配な箇所、下水処理場から漂う臭気、交通状況など、
地図だけではわからないこともある。
VR による風解析や交通解析などのシミュレーションもうまく活用するとよいのでは」
( ワークショップ講師・傘木宏夫氏)


7:ランチミーティングで、
敷地周辺についての感想や意見を交換
8:VR-Cloud® のデータを操作して、
実際に歩いた敷地をレビュー
9:2チームによる敷地周辺コンセプト発表の後、傘木氏により都市計画における公共の空間の概念(park、garden、common)についてのレクチャー 10:各チームで敷地地図への現地調査に基づく
書き込みマップを持って記念撮影


デザインフェスティバル2013 第7 回デザインコンファレンス
「VDWC/CPWCセッション」のご案内


2つのコンペティションの作品応募期間(10/1〜10/10)を前に、応募予定者を対象としたサポートコーナーや、広く一般の参加者も対象としたプレゼンテーション・関連の展示を実施します。

VDWC(学生BIM&VRデザインコンテスト オン クラウド)サポート

第3回 学生BIM&VRデザインコンテストオン クラウド
BIM/CIMとVRを駆使して先進の建築土木デザインをクラウドで競う!

VDWC第1回・2回受賞作品 ポスターセッション
第2回 学生BIM&VRデザインコンテスト
World Cup Award 「Noah's Ark -Tokyo 2050-」
芝浦工業大学 建築設計情報研究
澤田研究室 SWD LAB
第1回 学生BIM&VRデザインコンテスト
World Cup Award 「The Oasis」
金沢大学 金大都市研

VDWCワークショップ講師傘木氏によるアドバイスコーナー
「VRまちづくりシステム」プレゼンテーション

14:00〜14:30 16:00〜16:30
応募作品における計画・コンセプトの見せ方や、仕上げなどについての最終的なアドバイスを、「VRまちづくりシステム」のファシリテータでもある傘木宏夫氏(NPO地域づくり工房 代表)より行っていただきます。また、関連する内容として、参加型まちづくりにおけるVR活用の意義や手法・事例について「VRまちづくりシステム」プレゼンテーションも実施します。

VDWC応募者サポートコーナー
作品応募についての質問や、対象製品・データ作成等についての相談に、フォーラムエイト担当者がお答えします。
対象製品: UC-win/Road(津波、土石流、出来形・点群プラグイン等を含む)、Allplan(Architecture/Engineering)、Engineer's Studio® UC-1シリーズ、DesignBuilder 他

CPWC(学生クラウドプログラミングワールドカップ)サポート

第1回 学生クラウドプログラミングワールドカップ
開発キット(SDK)によるクラウドアプリのプログラミング技術を競う!

CPWC応募者サポートコーナー
作品応募についての質問や、SDKの活用方法、プログラミングについての相談・質問などに、フォーラムエイト担当者がお答えします。 対象製品: UC-win/Road、UC-win/Road SDK、VR-Cloud®、VR-Cloud®SDK、独自伝送技術 a3s(Anything as a Service)SDK

SDKを用いたサンプルプログラム展示

展示販売コーナー VR-Cloud® SDK解説書 『Androidプログラミング入門』

AIAC国際建築設計スタジオ2013 作品データ・ポスター展示

「建築BIMセッション」でもご講演いただく池田靖史氏(慶應大学教授、VDWC実行委員長)が中心となって進める国際学生コンペティション(フォーラムエイト協賛)の作品紹介。ポスターセッション、対象敷地である日本橋のVRデータによる応募作品のプレゼンテーションを展示します。

関連製品展示

UC-win/Road(津波、土石流、出来形・点群プラグイン等を含む)   ・UC-win/Road SDK
VR-Cloud®   ・VR-Cloud®SDK  ・a3s(Anything as a Service) SDK
Allplan(Architecture/Engineering)  ・Engineer's Studio®  ・UC-1 シリーズ  ・DesignBuilder


コンテスト募集要項
Virtual Design World Cup /Cloud Programming World Cup


Virtual Design World Cup / Cloud Programming World Cup 開催概要 共通事項

応募資格
応募作品の制作にあたった参加者がすべて学生であること。
学生同士のチームや社会人学生、2013 年卒業までに作成された卒業研究、制作作品なども対象とする。

応募期間・開催日程
エントリー受付 2013 年 9 月30 日(月)
応募作品受付 2013 年10 月 1 日(火)〜 10 月10 日(木)[必着]
審査期間 2013 年10 月15 日(火)〜 10 月24 日(木)
ノミネート作品発表 2013 年10 月25 日(金)
最終審査・結果発表 2013 年11 月21 日(木)
受賞作品表彰式 2013 年11 月21 日(木) (会場:東京・目黒雅叙園 2 階 舞扇)
 午前:Virtual Design World Cup 公開最終審査
 午後:学生クラウドプログラミングカップ表彰式/VDWC 表彰式/第6回国際VR シンポジウム

受賞作品表彰式
会場 東京・目黒雅叙園 2 階 舞扇
開催日  :  2013 年11 月21 日(木)
 午前:
 
The 3rd Virtual Design World Cup /第3 回 学生BIM & VRデザインコンテスト オン クラウド 公開最終審査
     午後: 第1回 学生クラウドプログラミングワールドカップ
第3回 学生BIM & VR デザインコンテスト オン クラウド 表彰式
第6回 国際VR シンポジウム

応募作品の著作権等ついて
 (1) 本コンペティションを通じて制作されたデータ、作品および成果物の著作権は、著作者本人にあるものとします。
 (2) フォーラムエイトは、著作者が制作したデータ、作品および成果物について、編集、加工などを行い、対外発表、研究発表、営業活動、広報活動として、HP、メールニュース、広報誌、書籍、雑誌、新聞等媒体での掲載・配布を行うなどの、二次使用許諾権利を持つものとします。

Virtual Design World Cup
 〜 第3回 学生BIM & VR デザインコンテスト オン クラウド開催概要


応募作品課題
「グローバルな都市のサスティナブルな駅前空間」

使用可能ソフトウェア/貸与期間
応募者予定者は事前登録により、対象ソフトウェアライセンスの期間内(5月1日(水)〜11月29日(金))無償貸与を受けられる。貸与された製品についてフォーラムエイトが主催するトレーニング、セミナー(有償または無償)に参加できる。

課題対象地ワークショップ
 7/26(金) 「VR まちづくりシステム体験セミナー」 (会場:東京)
 講師 : 傘木宏夫氏(NPO 地域づくり工房 代表)

対象製品・ソリューション
Allplan(Architecture/Engineering)、VR-Studio®、Engineer's Studio®、UC-1 Series(橋脚の設計、橋台の設計、3D 配筋CAD)、UC-1 for SaaS 他

審査基準
作品制作ではUC-win/Roadの使用を必須とする。また、BIM/CIMとVR活用の観点から、フォーラムエイトのソフトウェア、ソリューションをUC-win/Roadを含めて最低2種類使用し、設計・デザインされたものとする。

提出物
・使用ソフトウェア・ソリューションで作成したデータ
・上記を説明するためのA1サイズ(横使い)ポスター(PDF形式)

審査委員会
【審査委員(予定、敬称略)】
池田 靖史(実行委員長、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授/ IKDS 代表)
花村 義久(NPO シビルまちづくりステーション 理事長)
吉川 弘道(東京キ市大学 総合研究所 災害軽減工学研究室 教授)
Kostas Terzidis(ハーバード大学 准教授)
DAVID TSENG(台湾交通大学)
小嶋一浩(シーラカンスアンドアソシエイツ)

各賞
ワールドカップ賞(最優秀賞) : 1作品 賞金30万円、ワールドカップ、賞状
優秀賞 : 2作品程度 賞金10万円、優秀賞カップ、賞状
審査員特別賞各賞 : 5作品〜 賞金5万円、審査員特別賞カップ、賞状
ノミネート作品 : 15作品程度   賞状、作品パネル、記念品、FORUM8オリジナル景品
作品応募賞(Participation Prize) 規定のとおり応募されたすべての作品に対し作品応募賞賞状

お問合せ・作品に関するご質問窓口
株式会社 フォーラムエイト 東京本社 Virtual Design World Cup担当
・TEL.:03-5773-1888
・E-mail:bim@forum8.co.jp

The 1st Cloud Programming World Cup
   〜 第1回 学生クラウドプログラミングワールドカップ開催概要


応募作品課題
UC-win/Road 、VR-Cloud®の伝送システムa3s のSDK(開発キット)で開発を行ったソフト、またはVR-Cloud®で動作するアプリケーション。エンジニアリング、ビジネス、ゲーム等のソフトを対象とする。

使用可能ソフトウェア/貸与期間
応募者予定者は事前登録により、対象ソフトウェアライセンスの期間内(6月13 日(木)〜 11 月29 日(金))無償貸与を受けられる。貸与された製品についてフォーラムエイトが主催するトレーニング、セミナー(有償または無償)に参加できる。

対象製品セミナー
開催日 開催地 セミナー名
7/5(金) 6会場 UC-win/Road Advanced・VRセミナー
7/19(金)
8/20(火)
9/26(木)
TV 会議※
(7 会場)
UC-win/Road SDKセミナー
8/27(火) 東京 UC-win/Road・VRセミナー
9/18(水)
-9/19(木)
東京 UC-win/Road・エキスパート・トレーニングセミナー
※ TV 会議システムにて 東京・大阪・名古屋・福岡・仙台・札幌・金沢 同時開催

対象製品・ソリューション
・UC-win/Road  ・UC-win/Road SDK  ・VR-Cloud®  ・VR-Cloud® SDK
・独自伝送技術 a3s(Anything as a Service) SDK

審査基準
・UC-win/Road 、VR-Cloud® のSDK(開発キット)で開発を行ったソフト、あるいは一般のソフトでVR-CloudR で動作するプログラム
・応募作品は未発表の作品に限る
・規定の提出物(作品・データ)の審査を行う。主にソフトとしてのアイデアを評価対象とするが、ソースの記述方法も考慮する

提出物
・動作するアプリケーションプログラム
・ソースコード・スクリプト(テキスト形式)
・プログラムの簡単なユーザマニュアル(Word 形式)
・プログラムのコンセプト、今後の課題やアイデア等(PowerPoint 形式)
※プログラムだけでなくコンテンツも併せて提出しても可

審査委員会
【審査委員(予定、敬称略)】
福田 知弘(審査委員長、大阪大学 大学院工学研究科 准教授)
羽倉 弘之(三次元映像のフォーラム代表、デジタルハリウッド大学院特任教授)
楢原 太郎(ニュージャージー工科大学 建築デザイン学部 准教授)
ペンクレアシュ・ヨアン(フォーラムエイトVR開発テクニカル・マネージャ)

各賞
クラウドプログラミングカップ賞(最優秀賞):1 作品 賞金30 万円、ワールドカップ、賞状
審査員賞:3 〜 4 作品 賞金5 万円、審査員特別賞カップ、賞状
作品応募賞(Participation Prize) 規定のとおり応募されたすべての作品に対し作品応募賞賞状

お問合せ・作品に関するご質問窓口
株式会社 フォーラムエイト 東京本社 Virtual Design World Cup担当
・TEL.:03-5773-1888
・E-mail:bim@forum8.co.jp


     
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