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UC-1設計シリーズ −計算−CAD統合製品  橋台、橋脚、杭基礎、擁壁、BOXカルバート 

はじめに
 計算−CAD統合製品は、2000年12月に「擁壁の設計」、「BOXカルバートの設計」の製品出荷を開始し、以降「橋台の設計」、「杭基礎の設計」をリリースし、UC-1設計シリーズとして、製品ラインナップの強化を図ってまいりました。今後も鋭意開発を進め、現在は近日リリース予定の「橋脚の設計」、「土留め工の設計」の開発を進めています。
 今回は、最新の設計シリーズ製品の情報と今後のバージョンアップ及び開発予定をご報告いたします。
UC-1設計シリーズの特長
 当社では、設計計算と図面作成が分業化されていた従来の設計業務のあり方が、一連の設計をすべてエンジニアが行うという本来の方向に大きく変化していくと考えています。このことは、設計業務のコスト縮減にもつながり、コミュニケーションに割かれていた時間の短縮や設計成果の瑕疵も減少できることが期待されると考えられます。これを実現させるためには、設計計算から図面作成までを広くサポートし、処理が容易に行える設計支援ツールが必須となります。
このコンセプトのもとで開発してきた計算−CAD統合製品は、新しいUC−1設計シリーズとして、従来の製品をさらにグレードアップできたと考えています。
強くユーザ様にアピールできるポイントとして、以下の特長が挙げられます。

T計算-CADを統合化した高い機能性
U統一されたインタフェース、操作性
V優れたコストパフォーマンス
W建設CALSへのスムーズな対応
▼図−1 統合化製品一覧
UC−1設計シリーズ製品 定価 リリース 統合対象旧製品
橋台の設計 \300,000. 2001.03.26 逆T式橋台の自動設計計算
重力式橋台の設計計算
橋台配筋図
橋脚の設計 \330,000. 2001.10.末 橋脚の設計計算
橋脚配筋図
杭基礎の設計 \250,000. 2001.05.07 液状化の判定
杭基礎の地震時保有水平耐力
杭基礎の設計計算
直接基礎の支持力計算
場所打ち杭配筋図
擁壁の設計 \250,000. 2000.12.08 擁壁の設計計算
擁壁配筋図
BOXカルバートの設計 \250,000. 2000.12.08 BOX・カルバートの設計計算
BOXカルバート配筋図
T 計算-CADを統合化した高い機能性
UC−1設計シリーズは、UC−1とUC−CADの計算とCAD機能を単に統合するだけではなく、UC−1シリーズの設計計算機能を拡張し、UC−CADの図面作成機能に簡易な編集機能を加えるなど、機能面でも改良を図っています。具体的には、「橋台の設計」では、従来サポートしていなかった半重力式橋台の設計計算、翼壁計算の道路公団仕様、基礎の安定計算の設計調書出力など多くの追加機能があります。また、初期入力機能により標準的な構造物については、最初の一画面でほとんどの設計計算が自動で行えるように工夫されています。図面作成についても一般図作図機能をそれぞれ追加し、従来は、UC-DrawなどのCADソフトで編集を行っていたものを生成後そのまますぐに簡易な編集機能で簡単に図面編集が行えるようになっています。
U 統一されたインタフェース、操作性
UC−1設計シリーズは、「入力・計算確認、計算書作成・図面作成・設計調書」の5つの処理モードで大きな流れが把握できるように統一されています。各処理モードに応じた詳細項目は、入力状況が簡単に把握できるシグナルボタンを用意しており、入力済み・未入力などの状態が色で判断できます。
 図−2 メイン画面の比較にあるとおり、メイン画面は、3面図と3Dモデルによりビジュアルに表示され、統一されたインタフェースとなっています。また、従来の簡易入力機能を強化した「初期入力」画面や出力の「ツリービュー形式」など、いずれの製品においても統一された操作性となっています。
V 優れたコストパフォーマンス
図−1 統合化製品一覧のとおり、下部工、土工の構造物の設計製図が定価総額でも138万円となっています。また、ユーザ様については、約半年間有効なバージョンアップ価格や特別価格を設定し、グレードアップを容易にしています。
W 建設CALSへのスムーズな対応
 図面の電子納品対応については、CAD製図基準(案)に準拠した作図設定が行え、ファイルやレイヤについても自動設定されます。また、交換フォーマットは、一般的なDXF及びSXFのファイル変換が行えます。SXF変換は、これらの計算-CAD統合製品についてもOCF(オープンCADフォーマット協議)の検定を受検する予定です。
 報告書の電子化に関して、計算書作成時の対応は、後述の開発予定により、さらに電子納品への対応を進めます。これらにより、電子納品などの建設CALSへの対応もスムーズに行えると考えています。
▼図−2 メイン画面の比較
 (統一されたインタフェース)
▼図−3 図面作成と編集(橋台の設計)
今後の開発予定
T 橋脚の設計/土留め工の設計
 「橋脚の設計」(図−4)は、10月リリースに向けて開発を進めていますが、設計計算が補強設計にも対応するなど大規模であり、かつCAD側では多様な形状に対応していることから作業量が多く、他の製品とは異なり、全ての機能を継承できない可能性があります。ただし、2002年3月まで順次拡張を行うこととしています。
 「土留め工の設計」は、2002年3月リリースに向けて計算−CAD統合版として、開発を進めています。現行製品と同様慣用法限定版も提供する予定です。ユーザ様の要望対応として、各種適用基準(道路公団、鉄道基準)への対応を拡張します。また、3D表示をサポートすることで、施工ステップの3次元的描画が可能となります。 

▼図−4 橋脚の設計(メイン画面、図面確認画面)
U 電子納品対応、新示方書対応
 これまでご紹介したUC−1設計シリーズ、計算−CAD統合版は、2002年3月末までの共通的な機能向上として、「電子納品対応」、「数量計算対応」及び示方書改訂時の「新示方書対応」を行います。また、個別製品の機能強化として、図−5の「計算部改良」、「CAD部改良」なども実施します。このほかにもヘルプコンテンツの改良、インストール関係の改善なども予定しています。
 電子納品対応にも関係する「Wordファイル出力のサポート」については、現在開発を進めている新プリント出力ライブラリ(F8−PPF)でサポートします。本ライブライリは、一部の製品を除きほとんどのWindows版に搭載される予定です。これにより、各製品でしおり作成のための見出し出力が現在の章節立てのツリービュー機能を改良してサポートされる予定です。なお、今回のバージョンアップについては、一部を除き原則有償を予定しています。
▼図−5 UC−1設計シリーズ開発予定(2002年3月版)
UC−1設計シリーズ製品
2002年3月版開発予定
改訂項目
共通事項
電子納品対応
●Wordファイル出力サポート
 しおり出力をAP側でサポート可能(PDFmaker、Wordソフト必要)
 電子納品オリジナルファイル作成を支援
●数量計算(CADで算出が可能な詳細数量を算出)
●調表ライブライリの改良(テンプレートの作成と保存)
●電子納品対応
 ・使用禁止文字の対策
 ・ファイル拡張子3文字問題は、順次対応
 ・しおりの作成サポート(章節立てでの出力順位変更など含む)
 ・CAD製図基準およびSXF Ver.2.0出力対応
新示方書対応 ・橋台地震時土圧係数
・直接基礎支持力係数
・橋脚直接基礎震度−変位曲線
・橋台直接基礎震度−変位曲線、他 (変更の場合あり)
橋台の設計 ●計算部改良
 ・計画高での入力
 ・支持力計算の設計要領対応/・安定計算時の受動土圧考慮
 ・農水省基準への対応(全建標準設計対応次第)、他
●CAD部改良
 ・竪壁配力筋拡張/・沓座配力筋の千鳥配置
 ・種類の違う鉄筋寸法線の合成作図/・翼壁-水平筋の鉄筋径考慮、他
杭基礎の設計 ・連動機能拡張
擁壁の設計 ●計算部改良
 ・U型擁壁の対応(左右壁高が違う場合及び断面計算対応)
 ・土地改良基準(農道標準設計図面)対応
 ・出力枚数、改ページなど出力の改善/・荷重図描画機能
 ・杭位置でのせん断力算定、他
●CAD部改良
 ・竪壁変化位置指定による主鉄筋配置/・単位m当たりの作図
 ・底版上面図での竪壁底版配力筋合成/・水抜き穴自動よけしない設定
BOXカルバートの設計 ●計算部改良
 ・ウィングだけの計算
●CAD部改良
 ・主鉄筋毎配力筋径指定/・ラップ長へのスキュー無視
 ・杭基礎埋め込み長での作図/・パラペットのみ、止水壁のみの作図、他
おわりに
 当社では、各製品の品質を確保するための社内的活動として、本年4月より「技術管理グループ」を発足させ、製品評価システムの運用を開始しています。これは、各グループで開発された製品が統一的な製品仕様、インタフェースを保持しているかや操作性、出力成果品質の比較を行うことで、水準を維持しているかなど細かなチェックを行います。  また、当社では、ISO9001品質マネジメントシステムの認証取得を目指して活動していますが、サポートセンタでのユーザ要望の収集は当然のこととして、顧客満足度の把握のために、インターネットのユーザ情報ページにて投票キャンペーンを実施し、製品の改良に役立たせています。
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