未来を可視化する
長谷川章のアート眼
   社会の未来を語るキーワード「シンギュラリティ」をテーマに、
長谷川章氏のアート眼が捉えるものを連載していきます。
人類が生命を超え、加速する未来を可視化する鍵を探ります。
vol.20
 

東京駅ミッドタウン八重洲2Fエントランス液体彫刻

長谷川 章(はせがわ あきら)氏
中国中央電視台CCTVのステーションロゴを始めNHKのオリンピックオープニング(1996)、ニュースタイトル、TV-CMなど数千本の制作してきた長谷川章が、日本人の持つ無常の精神から空間・環境のアーティスティックなソリューションであるデジタル掛軸を発明し今日のプロジェクションマッピングの創始者となった。

 Akira Hasegawa

私が、アーティスト

アートとはなにか?
我々はその存在の根源に対する問いを投げかけられる時代に生きている。

東京駅前のミッドタウン八重洲は、その開業以来名所として著名である。
特に、巨大なLEDフィルムビジョンはそのシンボルの一つとなっている。
このビジョンは、私が韓国のLEDフィルムビジョンメーカーから日本にもたらしたことから始まった。

この国内初となる大型ビジョン(株pdcプロデユース)は、2023年3月10日の
三井不動産ミッドタウン八重洲のグランドオープンで初めて登場し、八重洲のイメージを一新した。

これと同時に、ミッドタウン八重洲の2階エントランスには、
デジタルアーチスト長谷川章による「液体彫刻」と呼ばれるアートが設置された。
この液体彫刻は、色と形が刻々と変化し続ける様子がビル空間に浮かび上がり、
一期一会の流転を象徴しているかのように見える。
その様子はまた海底に新たな生物が湧き出てくるようでもある。

「液体彫刻」は、デジタル掛軸の「移ろい」という新しいアートのカテゴリーに加え、
液体の映像や水、油などを一切使用せず、光のみを駆使して実現されたものである。

体内の70%が水である人間の身体はおのずと液体の波動に共鳴し、同調する。
これによって私たちは自己観察の新たな形を実現することができるのである。

つまり「私が、アーティスト」

このことは作品の前に立つすべての者たちが、
作品を通じて驚異的な個人の発展の可能性が秘められていることであり、
ただ今この瞬間にのみ存在している本当の「私」を発見することなのである。


これによって、ミッドタウン八重洲の都会のエントランス空間は、
これまでにない驚きに満ちたアート体験の場へと変貌しているのである。

 

ミッドタウン八重洲 LEDフイルムビジョン

 DKFORUM デジタル掛軸×FORUM8タイアップ企画 イベント開催報告 掲載中!



前ページ
  
インデックス
  
次ページ
 
(Up&Coming '23 盛夏号掲載)

Up&Coming

LOADING