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New Products
UC-win/Road Ver.12
3次元リアルタイムVRソフトウェアパッケージ

●新規価格 Ultimate:1,800,000円(SS:270,000円) Driving Sim:1,280,000円(SS:192,000円)
Advanced:970,000円(SS:145,500円)  Standard:630,000円(SS:94,500円)
●リリース 2016年12月
UC-win シミュレーション
UC-win/Road・Advanced・VRセミナー
●開催日 : 2016年10月 7日(金)東京
2016年10月19日(水)札幌
●時 間 : 9:30〜17:35(VRエンジニア認定試験実施)
●参加費 : 1名様 \18,000 (税別)
UC-win/Roadエキスパート・トレーニングセミナー
●開催日 : 2016年11月14日(月)〜15日(火)東京
●時 間 : 1日目13:00〜17:30、2日目 9:30〜17:30
(UC-win/Roadエキスパート試験実施)
※詳細はこちらをご覧ください
 
 UC-win/Road Ver.12 64bit版
現在リリースされているパッケージソフトウェアの殆どは64bit OSを前提に開発され64bitアプリケーション(以降、64bit App)として活用されています。UC-win/Roadも64bit Appとして生まれ変わります。

一般的にWindows 64bit OS上では直接32bit Appを動かすために64bitアドレス空間上に仮想32bit OSの役を果たすWOW64(Windows on Windows64)を起動し、32bitアドレス空間で動作させています。また32bit Appのメモリ使用は4GBまでに制限されます。

今回の64bit対応により、PCの資源をフルに活用できるようになります。4GB以上のメモリ量が使用可能となり、WOW64のような中間介入がないことで速度アップが期待できます。

UC-win/Roadで拡張される機能
64bit化により様々な恩恵が期待できます。以下にその代表的な例を紹介します。

1.地形空間の拡大と分解能力向上
従来の標準日本マップ使用で20km×20kmが、地形メッシュサイズ拡大により400km×200kmなど、広大な地形上で長距離道路のシミュレーションが可能となり、さらに細かいメッシュの設定とで、よりリアルな地形が表現できる見込みです。

▲図1 地形空間の拡大

2.配置モデル数の拡大
モデルのジオメトリ情報についても4GB制限を気にすることなく数多く配置可能です。特に都市空間をシミュレートする場合に有効で、ビルを個々にモデリングした場合でもスムーズに表示できます。

3.高品質のテクスチャ
地表面、路面、モデル等のテクスチャについても扱えるテクスチャ量の限界が大幅に拡張され、より豊かな表現が可能となります。例えば路面テクスチャの繰り返しパターン間隔を大きくすることや、断面を増やして路面テクスチャを微妙に変えることで自然な表現ができ、没入感を向上できます。

4.解析結果に可視化について
津波解析、氾濫解析、風解析、音響解析などアニメーションステップを含む結果の可視化には非常に多くのメモリを必要とします。これまでは難しかった長時間の可視化シミュレーションを可能にします。

64bit対応に伴う今後拡張予定
64bit化に伴い効果の発揮が期待できる拡張予定プラグインを紹介します。

空間数値精度
コンピュータで数値表現する場合、実数を保存するレジスタの種類により精度が異なります。単精度と倍精度があり、前者は有効桁数7桁で1データあたり4バイト、後者は15桁で倍の容量を消費します。UC-win/Roadではメモリ使用効率を優先して単精度としていますが、64bit化によりメモリ制限が事実上なくなるため、今後これを拡張して倍精度にします。これにより緯度経度と直交座標の相互変換の信頼性向上や、運転シミュレーションでは微妙なハンドル操作から進行方向を計算するとき緻密なパン、チルト、ロールを算出、カメラ方向ベクトルも倍精度とすることでスムーズな方向転換を表現できるようになります。

点群モデリングプラグイン
点群数について最大7000万点制限を撤廃して5億点以上の読込みを可能にします。編集機能をサポートして、部分削除、点群解析によるメッシュ化機能を提供します。

津波プラグイン
流速の解析結果を読込み、流速方向をベクトルでアニメーション可視化します。OpenGLシェーダにより高速なアニメーションを実現します。
 UC-win/Road Ver.12その他の機能拡張
計算周波数制御及びSILS機能
自動車の研究開発で、自動車、各車載機器のシミュレーションを決まった周期で行うのは一般的です。

今までUC-win/Road単体ではPCの演算力次第可視化とシミュレーション計算を同期し同じ周期で実行していました。VRデータのコンテンツによって周期が可変となっています。一方どのようなコンテンツを使用しても柔軟にシミュレーション実行ができますが、正確な周期での計算が困難でした。

UC-win/Road Ver.12では計算周期と映像更新周期を独立に設定することが可能になり、シミュレーションニーズ(計算と表示、計算のみ)に応じて様々なパターンが使用出来るようになります。表1で各組み合わせと使用目的をまとめています。

さらにSDKで内部タイマーのカスタマイズが可能です。

計算
タイムテップ
表示
同期
内部
タイマー
システム動作の説明
応用 ON - 実時間に沿って、計算と表示を同期し、計算と表示負担に応じてフレームレートが可変(今までのモード)
応用 OFF - 実時間に沿って、シミュレーション計算はCPU性能次第FPSが高くなる。表示はコンピュータ性能次第、シミュレーション計算以下のFPSで行う。
固定 ON ON シミュレーション計算レートは固定、すべてのフレームを表示する。可能な限り実時間で実行する(負担が大きい場合は実時間より遅こうなる)。
固定 OFF ON シミュレーション計算レートは固定、表示性能に応じて可能なフレームのみを表示する。可能な限り実時間で実行する(負担が大きい場合は実時間より遅こうなる)。
固定 ON OFF シミュレーション計算レートは固定、すべてのフレームを表示する。コンピュータ性能次第、FPSが高くなる。(実時間は考慮しない)
固定 OFF OFF シミュレーション計算レートは固定、コンピュータ性能次第、FPSが高くなる。(実時間は考慮しない)表示はコンピュータ性能次第、シミュレーション計算以下のFPSで行う。

シミュレーションリアルタイム連携プラグイン
ITS、自動車、自動運転の研究開発で車と車、車とインフラ等、車と歩行者、一般的にV2Xコミュニケーションのシミュレーションの要求に対応するため、シミュレーションリアルタイム連携プラグインを新オプションとして提供致します。

UC-win/Road内に行われる交通と自動車のシミュレーション情報をリアルタイムにサードパーティアプリケーションに送信し、自車の制御命令、ドライバー向けの重畳表示命令を受信します。TCP/IPの汎用通信プロトコルを使用するため、ご自分の開発環境で容易に使用出来るようになります。

更に、マルチユーザクラスタ構成を使用すれば複数ドライバーの車両情報を合わせたシミュレーションが可能になり、自動運転車両、従来車両等、様々なシチュエーションをシミュレートできます。

今回はV2Xの通信シミュレーション機能は含まれませんが、今後専用アプリケーションとの連携、簡易な通信シミュレーション機能の開発をすすめる予定です。

自動車制御の拡張
自動車に対して表現可能なランプの種類が拡張し、現在のブレーキランプ、方向表示とハザードライトに加えて、テールランプ、バックランプ、フォグランプ、スモールライト、拡張ランプ10個の表現と制御が可能になります。再現性が求められるシーンでは今まで予め記録した動きの再生をマイクロシミュレーションプレーヤ機能で対応していましたが更に以下の車両制御モードが追加されます。
  • 速度指定:指定した速度を忠実に守り走行する。道沿いの走行と任意方向での走行が可能
  • 加速度指定:指定した加速・減速を忠実に守り走行する。道沿いの走行と任意方向での走行が可能
  • 他車との車間距離を維持:対象の車両との距離を維持しながら走行する。

▲図2 他車との車間距離を維持

エッジブレンディングとマスク機能
複数のプロジェクタを使用した広画角のディスプレーシステムで、各プロジェクタの投影範囲を隣のプロジェクタの投影範囲と少し重ね、プロジェクタ間に隙間が生じない様にしています。重なる範囲で映像が明るくなるのでそれぞれのプロジェクタ映像のブレンド処理を行います。ブレンド処理は複数の方式が存在しますが、主にはプロジェクタの専用機能あるいはソフトウェア側の機能を使用します。プロジェクタだとハイエンドの物になり価格が高くなります。今回、UC-win/Roadに簡易なエッジブレンディング機能を追加しました。プロジェクタに送る映像の中から一部を暗くすることでエッジブレンディングが可能になります。またその暗い範囲は自由な形にすることが可能で、エッジブレンディング目的以外でも映像を写したくない範囲でのマスク機能として利用できます。

▲図3 エッジブレンディングの例
 PinPとHUDシミュレーション
映像内に別の映像を表示する機能と3D空間内に映像を表示する仮想画面を1つの機能として開発いたしました。バーチャルスクリーンと呼び、車のミラーや別の視点(カメラ)の映像を常にメイン画面映像内に表示する機能を実現し、3D空間内の3Dスクリーンとして現在の視点、運転する車両あるいは、3D空間原点を基準として表示することも可能です。更に映像内容のカスタマイズ、切り取り、簡易な変形機能を設け、目的に応じて表示領域の調整が可能です。
 
▲図4 HUDの例:サラウンドビュー

国土地理院基盤地図情報、電子国土対応
オンラインで無料提供される国土地理院基盤地図情報を電子国土のWebAPIから自動的にダウンロードする機能でモデリングする地形の範囲を選び、地形標高データ、航空写真あるいは地図情報の自動的取り込み機能を提供します。また、オンラインで提供される基盤地図情報にある建物の外周情報から3Dモデルに変換する機能を提供します。

▲図5 地図情報選択画面 ▲図6 航空写真+標高情報

2Dビューの拡張とシミュレーション制御
UC-win/Road Ver.12で2Dビューの更新を行います。表示する内容は通常の描画オプションのように選択出来るようになりました。また3Dモデル、道路、自動車等の付随情報表示、枠の表示等が可能になりました。こういった機能に寄って、シミュレーションの状況、流れをひと目で把握することが可能になり、被験者への指示が行いやすくなります。また、交通流にある自動車、ドライバーが運転している自動車をマウス操作で即座に別の位置に移動させることが可能で、実験のやり直しや、交差点で間違った方向に曲がった時など、自動車を正しい位置に戻すのに便利な機能です。

 
▲図7 道路、車両、歩行者のみを表示 ▲図8 付随情報表示
 今後の予定
既存の3D空間作成機能について操作性また作業コストの軽減に心がけて、様々な改良を行います。航空写真の入力や、道路の編集などを中心に改良致します。

また、弊社他製品との統合を強化し、CIMソリューションの拡張を行っていきます。

建設計画、概略設計段階で周辺環境、街、既存の道路等を取り入れ全体的に検討、協議出来るため、基盤データをいかに早くそして効率よく活用できるかが重要です。また注目されるプロジェクトで発表や説明を全体像から詳細まで簡易に説明とシミュレーションするため基盤データを便利に使っていただけるよう、今後の機能拡張を行っていきます。
(Up&Coming '16 秋の号掲載)
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