セミナー・フェア開催レポート

都市と地方が共に抱える課題の解決。新しい生活様式への対応、地域や観光地における移動の利便性向上、既存の公共交通の有効活用、外出機会の創出と地域活性化、そしてスーパーシティ・スマートシティの実現。これら地方創生、国土強靭化に関するテーマは社会全体で取り組む重要な課題を解決すべく集結した、開発・技術の展示会をレポートします。

自動車・システム系がテーマの展示会では、メタバース、AUTOSARに対応した自動車ECU向けソリューション、DX、デジタルツインの実装といった商談が多数ありました。SIGGRAPH ASIA 2021では、映像、ゲーム、制作会社やデジタルハリウッド大学などVR/CGを学ぶ、学生達の熱気に包まれました。Tap talk 顔認識システムやF8VPSのシステムの写真を撮る方が多く、バーチャル空間を構築するプラットフォームへの関心の高さが伺えます。オートモーティブワールド2022 自動運転EXPOでは、ブース来場者が昨年の445名を大きく超える727名の対応となりました。弊社は「地方創生」「国際交流」「交通安全啓蒙」を柱に、WRC世界ラリー選手権を公式スポンサーとして応援しています。FORUM8 RallyJapanの活動を目にされてお立ち寄りいただくこともあり、広報活動の成果も感じ取れる機会となりました。第13回 自動車技術に関するCAEフォーラム2022 オンラインでは、自動運転・モビリティ研究開発分野におけるVRによるデジタルツイン環境の活用、VR空間を効率よく作成するF8VPS等の事例、今後の展望について特別講演を行いました。学生、研究機関や研究分野の専門家の、現場の方々が繋がることで、新たな発想や発展が期待できます。

土木・建築・測量系の展示会では、新たに立ち上げたDX推進関連の部署での取り組みに関する相談、商談が多数ありました。

経産省の『DXレポート』の中で「2025年の崖」と表現される問題。このままDXが進まなければ「2025年以降、最大で年間12兆円の経済損失が生じる可能性がある」と警告しています。国・社会の重要な機能を維持するため、防災・減災、国土強靱化の取組の加速化・深化を図り、災害に屈しない強靱な国土づくりが進められています。建設技術フェア2021 in 中部では、会場出入口の近くのブースで、除雪、重機など、新規オペレータの育成が急務であるという強いメッセージをお伝えできた効果もあり、多く足を止めていただきました。除雪シミュレータは冬期以外でも除雪車両のオペレータ教育が可能、車両ダイナミクスに対応しているUC-win/Roadは、走行中の動的挙動を実車両に近い形で高精度に再現できることなど、実感していただけました。第26回 震災対策技術展では、DX推進部署で、具体的な取り組みにVR活用を検討するというご相談を複数いただきました。情報発信、危機意識の伝達手段としてF8VPSを活用する、地震シミュレータ、防災訓練などとあわせて、地方創生、国土強靭化に向けた動向の鍵となります。弊社ではそれらの課題をひとつひとつ解決していくため、お客様の困りごとに耳を傾け、技術開発を進め、ソリューションの提案を行ってまいります。


土木・建築・測量系
建設技術フェア2021 in 中部
デジタルツインを可視化するVRCGソフトとF8VPS
~デジタルガーデンシティ・地方創生・国土強靱化を支援するUC-1、FEM、3D・VRソフト~

●日時:2021年12月14日~15日 ●会場:吹上ホール ●主催:建設技術フェアin中部運営委員会

重機、除雪オペレーターの減少を食い止めるべく、豪雪地域での【VR除雪車運転訓練シミュレータ】の体験・適用検討は、多くの関心を集めました。実車両に近い感覚で訓練ができるため、オペレータ育成など課題解決に利活用されています。インフラ分野において災害対策や老朽化対策の必要性が高まる一方、建設業界で人手不足の深刻化が懸念されてきた実情から開発が進められた、建設重機の遠隔施工や、F8PVSによる「VR国総研」事例。道路関連業務の検索インターフェース上で、個別システムまたは各種データを相互に関連付けて利用(登録・検索・表示・印刷)できるシステムであるインフラデジタルDBシステム提案のほか、Engineer’s Studio®、解析支援サービス、土石流シミュレーション、砂防堰堤の設計など、地方創生・国土強靭化に適用可能なソリューション活用について紹介しました。

除雪車運転シミュレータ UC-1シリーズのデモンストレーション

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第26回 震災対策技術展
デジタルツインを可視化するVRCGソフトとF8VPS
~デジタル田園都市構想・地方創生・国土強靱化を支援するUC-1、FEM、3D・VRソフト~

●日時:2022年2月3日~4日 ●会場:パシフィコ横浜 ●主催:「震災対策技術展」実行委員会

自然災害に対する最新の対策製品・技術が一堂に会する国内最大規模の展示会。地震や自然災害対策に関する最新技術、課題解決事例をご紹介しました。防災対策として、UC-win/Roadを活用した地震シミュレータをはじめ各種シミュレータの展示。外部ソフトの解析結果をVRで可視化する事例。浸水・氾濫、避難・交通などの解析結果と連携した3DVRシミュレーションによる浸水ハザードマップの構築・提供サービス。あらゆる空間のバーチャルシステムを構築、現実世界同様のコミュニケーションを実現するF8VPS(フォーラムエイトバーチャルプラットフォームシステム)はIT企業への経営革新、DX時代の切り札です。地方を活性化し、世界とつながる「デジタル田園都市国家構想」の実現に向け、地方創生、国土強靭化を支援します。

地震シミュレータ プレゼンテーションの様子

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自動車・システム系・その他
SIGGRAPH ASIA 2021
メタバースを実現するVRCGソフトとF8VPS
~デジタルツインの可視化・デジタルガーデンシティの構築を加速~

●日時:2021年12月15日~17日 ●会場:東京国際フォーラム & オンライン ●主催:ACM SIGGRAPH

アジア版コンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術の学会・展示会「SIGGRAPH」。あらゆる空間のバーチャルシステムをWeb上に構築、シミュレーション、コミニュケーションを支援する F8VPS(フォーラムエイトバーチャルプラットフォームシステム)を用いたプレゼンテーションでは、実際に離れたデバイスと会話し、使用感を体験いただきました。IT企業への経営革新、DX時代の切り札として期待されています。またデザインフェスティバルEVEで披露されたTravel Domeは、EVEの作品に加えUC-win/Roadで宇宙空間を体験。さらに顔認証を利用したTap talk 顔認識システム:FRC on Taptalk(Face recognition system on Taptalk)などたくさんの展示デモを行いました。世界中から最新の研究成果、高付加価値な製品やサービスの発表がありました。

Tap talk 顔認識システム

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オートモーティブワールド2022 自動運転EXPO
DX時代のMaaS・自動運転ソリューション ~VRデジタルプラットフォーム~
●日時:2022年1月19日~21日 ●会場:東京ビックサイト ●主催:RX Japan株式会社

デジタルツインを実現する3DVRソフトウェア、UC-win/Road F8VPSによるデジタルツイン構築、活用事例を中心に展示、ご案内しました。
安心安全に最先端の情報通信技術を使い、複数の交通手段を組み合わせ、より便利な移動を実現すべく交通サービス(MaaS)の実現に向けた開発。自動運転開発などにおける事前検証、VR空間構築サービス、モビリティ・利用者移動シミュレーション、各種モビリティハードウェアソリューション、自動制御・組込みシステム開発サービス。あらゆる空間のバーチャルシステムを構築、現実世界同様のコミュニケーションを実現するF8VPSなど、先端テーマの最新技術の体験をはじめ、定時に各回20分程度のプレゼンテーションを行いました。警察庁型式認定基準適合の安全運転シミュレータの展示では、実機やデモを見ながら比較検討できる展示会ならではの賑わいをみせました。

安全運転シミュレータ
プレゼンテーションの様子 フォーラムエイトのブース

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第13回 自動車技術に関するCAEフォーラム2022
DX時代のMaaS・自動運転ソリューション ~デジタルツインを可視化するVR・CGソフト、F8VPS~
●日時:2022年2月10日 ●会場:オンライン ●主催:東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機関(UTmobI)

オンライン特別講演をおこないました。ご聴講ありがとうございました。
製造業のデジタル化を支えるCAE技術と未来のクルマづくりを展望する「自動車技術に関するCAEフォーラム」。自動運転・モビリティ研究開発分野におけるVRによるデジタルツイン環境の活用についてご紹介。プラトー、点群データ等のオープンデータの活用。実空間と連携可能な位置情報を持つVR空間を効率よく作成。モビリティ・歩行者挙動シミュレーションとの連携インターフェース、ドライビングシミュレータハードウェアとの連携システム、歩行者・自転車・車いすシミュレータ、ブラウザのみでVRが可能なF8VPS等の事例、今後の展望について講演いたしました。

オンラインで行われたプレゼンテーション

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(Up&Coming '22 春の号掲載)
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