本大会は、「健康長寿と統合医療―こころ・からだ・たべもの・くすり」というテーマで、「人生100年時代を健康で生きぬく」ための秘訣について、多様な切り口から統合医療的視点をふまえ学術的および実践的な研究成果を発表・議論し、統合医療の更なる発展を期すことを目的に開催されました。統合医療の医療モデルと社会モデルが相補的に機能し、地域住民の生活の質(QOL)の向上、尊厳の保障、健康格差の是正、地域経済の活性化、地域コミュニティの創出に寄与することが期待されています。
ビル型の建物の1-12Fまでの各会議室で学術発表が行われ、初日には統合医療推進議員連盟の幹事長として、橋本聖子議員も参加されており、市民講座での「日本発の統合医療を目指してーキュアからケアへ、そして健康なまちづくり」と題したご講演がありました。
フォーラムエイトは本大会の特別協賛として出展を行い、高次脳機能障害患者向け運転トレーニングと運転の危険度・安全性の客観的評価を行うシステムとして、リハビリ用ドライビングシミュレータ、リラクゼーションシステム、F8VPS医療向けメタバースを中心に展示。遠隔医療、研修・講演会、社会参加、トレーニングなどの活用事例をご紹介いたしました。
脳波計測装置MindWave MobileとVRソフトUC-win/Roadを連携させたドライブシミュレーション体験では、サプリメントなどを服用されている鬱の患者さんに対して運転への影響や兆候を予測できる診断システムに使えるのではないかとのご意見をいただき、医学分野での臨床試験でVRが有効というエビデンスが発表されてくれば需要は高まるのではないかとVRと生体反応を計測するデバイス装置連携による評価システムに高い関心をお持ちいただきました。
またメタバースF8VPSにおいては、住まいの環境を整えることで健康寿命を伸ばす健康住宅が医療業界で推奨されているため、様々な住宅リフォームやスマートホーム的な提案や、患者とのコミュニケーションやオンライン開催の学会では意見交換となる雑談がしづらいため、アバター同士でコミュニケーションが取れるバーチャル学会などに有効ではないかなどの多数のコメントをいただきました。
弊社のヘルス・メンタルアドバイザーである産業医の板村論子先生は「慢性疾患と統合医療~ポリファーマシーへの対応~」というシンポジウムにて座長を務められ、初日、2日目と展示ブースを見学いただきました。
2日間を通して医師や医療業界の関係者の方々と意見交換させていただく貴重な機会となりました。今後もデジタルツイン、メタバースのソリューションにより医療業界に貢献できるソフト、サービスを提供してまいります。
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橋本聖子氏(参議院議員、 自由民主党両院議員総会長)ご講演 |
F8VPSでのメタバース体験 |
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リハビリ用ドライビングシミュレータ体験 |
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