セミナー・フェア開催レポート

デジタルツイン、メタバースを実現する日本発!VRCG/NFTS
ITSドバイ

●日時:2024年9月16日~20日 ●会場:Dubai World Trade Center ●主催:Dubai‘s Roads and Transport Authority

2024年9月16日(月)~20日(金)の5日間、アラブ首長国連邦・ドバイのDubai World Trade Center会場にてITS世界会議ドバイ 2024が開催されました。ITS世界会議は、ITSに関する世界最大の情報発信の場として、世界の自動車メーカー、関連機器メーカー等が一同に集結し、技術紹介や展示を行っています。ITS世界会議始まって以来初の中東での開催でした。フォーラムエイトでは2004年の第11回ITS世界会議愛知・名古屋以降、毎年出展を行っています。

今年で30回目となるITS世界会議は世界最大規模のITS専門技術展で、毎年各国から多数の自動車メーカー、関連企業が出展しています。本年は“Mobility Driven by ITS”「ITSによって進化するモビリティ」と題して、参加は100ヶ国以上から約500社・団体が出展、20,000人以上が参加し、昨年の参加者・国数(12,000人以上、44ヶ国)と比べても大幅な増加を見せており、世界からの注目度の高まりが窺えます。

フォーラムエイトは、今回は「デジタルツイン、メタバースを実現する日本発!VRCG/NFTS~豊富なデータ連携と開発環境で多様なシミュレーションを実現~」をメインテーマに出展しました。ブースでは、Webプラットフォームによる次世代の完全クラウドソリューション"F8VPS"、ブロックチェーン技術を活用したNFTを生成する"F8NFTS"によるメタバース体験、3DVRソフトウェアVR Design Studio "UC-win/Road"、フォースフィードバック・トルク制御が可能なステアリングトルク制御自動運転シミュレータ、アイトラッキング連携シミュレータ、ジェットコースターのシナリオを体験できるVRモーションシート、デジタルツイン・センシング等を展示し体験いただき、期間中、プレゼンテーションを随時行い、活用事例の紹介や先進的な提案を行いました。

開始2日目にJapanパビリオンで行われたテープカットセレモニーでは、今秋のFORUM8 DesignFestivalに登壇いただいた、経済産業省 モビリティDX室長 伊藤 建氏、総務省 新世代移動通信システム推進室長 影井 敬義氏、警察庁 自動運転企画室長 成富 則宏 氏はじめ、日本から沢山の方が来場され、当社ブース訪問視察では松田マネージャにてUC-win/Road、アイトラッキング連携シミュレータ、Digital Twin + Sensing AI、F8VPS、RallyNFTなど展示システムについて説明を行いました。

UC-win/Roadコーナーでは、自動運転の実現をサポートする検証・モニタリングシステム、SensoDriveによる自動運転デモ、自動運転車両のセンサーとして期待されるLiDARを掲示など、自動運転の最先端の取り組み状況を紹介しました。F8VPS/F8NFTSコーナーでは、メタマスクによるメタバース空間の体験をしていただくとともに、NFTと親和性の高いメタバースとの連携活用を提案し、メタバース空間の構築とNFTコンテンツ情報の設置、コンテンツの特徴を伝える演出により、NFTコンテンツのアピールや取引容易性につなげるといった取り組みも紹介しました。

期間中は多くの来場者にお越しいただき、特にジェットコースターを体験できるVRモーションシートやアイトラッキングと連携したドライビングシミュレータでは行列ができるほどの大盛況でした。特に、4日目は地元ドバイの人が誰でも参加できるパブリックデーであったため、地元学生を中心に多くの人が参加しました。

2025年のITS世界会議はアメリカ・アトランタで開催となり、弊社も引き続き最新ソリューションの展示を予定しています。今後もVRを最大限に活用したITS技術や車両開発に関わるソリューション展開を進めていく方針です。また、ドライブシミュレータをはじめとするシステムは国内外で多くの導入事例があり、フォーラムエイト東京本社ショールームにも常時展示しています。ご興味をお持ちの方はぜひご覧ください。

(Up&Coming '25 新年号掲載)
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