経済産業省・中小企業庁の「はばたく中小企業・小規模事業者300社・商店街30選」に選定

【フォーラムエイトの取組事例】

バーチャルリアリティ空間での多彩なシミュレーションで社会のデジタル化を推進

3次元リバーチャルリアリティ（VR）ソフトウェア UC-win/Road は、道路事業・公共事業におけるシミュレーションに強みを持つ。地図・地形情報や様々なデータを連携し、景観・日照、交通・運転、気象・災害などの多様なリアルタイムで高度なシミュレーションを実現する。この 3 次元 VR の情報は、様々な用途での展開が可能となる。都市計画、交通・運輸、防災、環境、医療、教育、製造業など、あらゆる分野のデータベースで結びつけることで、研究、教育や社会のデジタル化を強力に推進している。

■生産性向上に関わる取り組み

VRプラットフォーム活用による多様な技術・分野間でのコネクト加速

各種オープンデータや解析結果、ハードウェア等と連携可能なUC-win/Roadで構築したVRプラットフォームは「デジタルツイン」となり、都市計画、交通・運輸計画から災害対策まであらゆる用途・分野に展開で

可視化により合意形成や現場の教育訓練を支援

景観検討で計画を可視化して協議を円滑に進めたり、住民説明で資材搬入路などの施工シミュレーションや工期をわかりやすく説明するなど、合意形成を初期段階で可能にするコミュニケーションツールとして活用可能。また、造成、舗装、架設など工事計画における施工手順説明や、建機の操作訓練などが臨場感を伴って操作体験できる教育・研修システムも構築できる。具体的には、土工基本知識研修用VRコンテンツ、鉱山用ダンプトラック自律走行システム、操船シミュレータ、除雪車両オペレーション訓練用車両操作シミュレータなど。

企業・大学・自治体などのユーザと連携し機能拡張・利用拡大

UC-win/RoadによるVRデータ作品が出品される3D・VRシミュレーションコンテストを毎年開催（2020年11月で第19回)。近年では土木・建設分野のみならず、自動運転研究、工作機械の商品説明、歴史的建造物の記録保存、災害時の避難シミュレーションなどの独創的な活用例が幅広いユーザから集まり、ソフトのさらなる機能拡張に寄与している。また、様々な産業分野で利用できるVRプラットフォーム整備を目標としたVR推進協議会の設立支援や、大学・自治体との連携など、利用・普及にも力を入れている。

■災害等からの復興に関する取り組み

防災・減災を目的とした研究・教育に活用可能なシステムを提供

東北大学未来科学技術共同研究センターとの産学連携事例では、復興、減災・防災、自動運転の統合研究を進める過程で被災地の3DVRデータを短期間で構築する必要性が生じたため、プラグインを開発して、既存OpneFlightデータのUC-win/Roadでの活用と高精度VRデータの効率的作成を支援した。また、防災意識向上・避難訓練等に活用できる3DVRハザードマップや地震シミュレータの構築・提供も行っている。

【関連情報】
▼VR Design Studio UC-win/Road
https://vr.forum8.co.jp/
▼F8VPS（フォーラムエイトバーチャルプラットフォームシステム）
https://www.forum8.co.jp/forum8/f8vps/
▼第20回3D・VRシミュレーションコンテスト オン・クラウド
https://vrcon.forum8.co.jp/