3Dスキャニングと3DVRモデリングの組合せ比較による出来形管理サービス

3Dスキャン出来形管理VRモデリング

サービスの概要と特長

サービスの概要

公共土木工事における施工現場では、トータルステーション(“TS”と略す)の導入に代表されるように3次元情報を利用した情報化施工の導入が進んでいる。その中の重要な作業である出来形管理・品質管理は、情報を効率よく管理するプロセスが重要となっている。中でも、出来形管理においては、各自治体が公開している共通仕様書の「出来形管理項目と規定値」に示されている。

本サービスは、お客様がお持ちの基本設計データと現場実測データ(FORUM8が点群データを計測することも可能です)をご提供頂き、3DVRモデルデータを作成し同時に出来形管理帳票を作成して納品するサービスです。

帳票上の数値確認だけでなく、3DVR空間上で出来形形状の差分状況を視覚的に確認することで、よりリアルな状況把握、管理方法を提供できると考えております。
特に、作業員が安全に立ち入れない現場(例えば、被災直後の現場、法面が緩んでいて近づけない現場)などでは、レーザー計測装置等を利用したスキャニング技術により、瞬時に高精度な情報として取得可能な点群データの利用が注目されています(図1・2)。



3Dスキャニング方法

▲図1 点群データ計測システム

▲図2 点群計測画像例

VRモデリングによる活用例

UC-win/Roadの点群モデリングプラグインを用いて点群データを読込み、地形面のモデリングが可能です。一般に、レーザ測量された生の点群データは数cm間隔で密に並んでいますが、この密に並ぶ点をそのまま使って地表面TINを生成するのは得策ではありません。そこで、点群モデリングプラグイン-地形パッチ生成では、0.1m~数メートル間隔で点を間引くことにより対象箇所の地形面TINを効率良く生成し、地形モデリングを行うことが可能です。こうしてできた地形面と、あらかじめ設計されている盛土面(または切土面)との位置関係を、3DVR空間上で比較または目視確認することで、出来形管理を効率的に進めることが可能です。

点群データから生成した地形面TINデータを他システムでも利用可能とするように LandXML データへのエクスポートも可能です。


▲図3 点群計測データ

▲図4 TIN 生成イメージ

基準高さ -50
法長L L<5m -100
L≧5m 法長- 2%
幅w1、w2 -100
▲図5 出来形管理基準および規格値の例

Photog-CAD による地形面TINの作成、UC-win/Roadへのインポート

デジタルカメラで撮った写真から地形面TINの作成、断面図、土量計算、積算などを行える「Photog-CAD」と呼ばれるツールがあります。フォーラムエイトでは、本ツールを日本建設情報総合センター(JACIC)様より入手し、ある現場の地表面TINを作成し、これをもとにUC-win/RoadにおいてVRモデリングが行えるかどうかを試行しました。

この結果、デジタルカメラで撮った写真から地形面TINの作成を経て、UC-win/Roadにおいて地形面VRモデリングを行えることを確認しました。

デジタルカメラ撮影、および、ツールによる計算処理を行い、UC-win/Roadにて読込確認することで、出来形管理の補助ツールとしても十分期待できると考えられます。



Photog-CADによる地形面TINの作成、UC-win/Roadへのインポート

デジタルカメラで撮った写真から地形面TINの作成、断面図、土量計算、積算などを行う。



  1. 3方向から撮影した写真を読み込む



  2. 使用したカメラの特性値を入力する



  3. スケールおよび対応点(9点以上)の情報を入力する



  4. 対応点を入力後、計算処理を行うと下記のような地表面TINが出来上がる



  5. 地表面TINの部分だけをワイヤーフレーム状態で確認



  6. 生成された地表面TINの座標値をUC-win/Roadで読み込む


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サービス価格

EXODUS/SMARTFIRE 解析支援サービス標準見積表

価格は税別表示です


● 作業概要

●buildingEXODUSによるモデル化
   フロア数= 1 フロア
   延床面積= 1,000 m2
   避難者数= 60 人

 (1) 避難シミュレーション解析を行います。
 (2) 各種図面はCADデータで提供され、その図面に基づいてノード/アークモデルを作成するものとします。
 (3) ノードのタイプのみを考慮し、その他の条件は初期設定値とします。
 (4) 避難者(OCCUPANT)の条件は初期設定値とします。
 (5) 火災シミュレーション解析結果は考慮しません。
 (6) 毒ガス(TOXICITY)サブモデルおよびハザード(HAZARD)サブモデルは考慮しません。
 (7) 以上の条件に基づく入力データの提供をもって納品とします。


モデル化データ作成基本単価
(フロア数1。延床面積1000m2以下。避難者数100人。毒ガス・ハザード考慮なし。その他条件初期設定値。)
技術者種別 工数 技術者単価
主任技師 20% ¥55,300 ¥11,060
技師A 30% ¥48,700 ¥14,610
技師B 30% ¥40,600 ¥12,180
技師C 10% ¥32,700 ¥3,270
技術員 10% ¥27,900 ¥2,790
(A) モデル化データ作成基本単価 ¥43,910

基本条件
割増項目 割増係数 入力 見積割増係数
基本作業のみ(必ず1.0を入力) 1.0 1.0 1.0
フロア数が1フロアを超過した場合の割増 1フロア超過毎に0.1増 1 0
延床面積が1,000mを超過した場合の割増 1,000m2超過毎に0.1増 1,000 0.0
避難者数が100人を超過した場合の割増 10,000人まで100人超過毎に0.1増
10,000人超は100人超過毎に0.05増
60 0.0
資料整理(設計図書、図面、データファイル等) 0.1 1 0.1
(B) 割増係数小計   1.1

追加作業金額
作業内容 単位工数 入力 見積追加金額
タイプ以外のノード条件の修正
作業単価=基本単価(A)、入力=延床面積
[割増係数=1,000mまでは0.2、1,000m超過毎に0.2増]
1   ¥0
避難者条件の修正
作業単価=基本単価(A)、入力=避難者数
[割増係数=100人までは0.2、100人超過毎に0.2増]
1   ¥0
火災シミュレーション解析結果の考慮
作業単価=基本単価(A)、入力=ゾーン数
[割増係数=10ゾーンまでは0.2、10ゾーン超過毎に0.2増]
1 ¥0
その他条件の修正 1   ¥0
(C1)追加作業金額
¥ 0

打合せ作業見積額
モデル化データ作成内容 単位工数 入力 見積打合せ金額
基本条件打合せ
作業単価=(技師A+技師C)×0.5の単価、入力=打合せ回数
1   ¥0
(C2)打合せ作業見積額 ¥0

経費
技術経費
急行料金(25%割増残業等)
ソフト、ハード購入費用
機器レンタル、持ち込み
交通費実費
その他
(F) 経費小計 ¥0

直接人件費
(D) 合計(D)(A)(B)(C1)(C2) ¥48,301

一般管理費(直接人件費の120%) ※最低固定管理費として直接人件費¥50,000未満の場合は一律¥60,000とする。
(E) 一般管理費 ¥60,000

見積総合計額
(D)(E)(F) ¥108,301

 保守サポート
1年間の問い合わせサポート、不具合修正に無償対応。1年経過以降は、保守サポート契約を締結することが可能です。
(参照:保守サポート契約

SMARTFIREサポートサービス標準見積基準

価格は税別表示です


● 作業概要

●SMARTFIREによるモデル化
   フロア数= 1 フロア
   セル数= 10,000 セル

  1. FEM(有限要素法)を用いたCFD(計算流体動力学)火災シミュレーション解析を行います。
  2. 各種図面はCADデータで提供され、その図面に基づいてセル(有限要素)モデルを作成します。
  3. FEMモデルの材料物性、CFDモデルの火災プロパティ(発熱速度等)や解析条件は解析委託者側より受託者側へ与えられます。
  4. 以上の指定がない場合は解析条件を受託者側で仮定します。
  5. 避難シミュレーション解析入力データを作成します。
  6. 以上の条件に基づく入力データおよび解析結果データの提供をもって納品とします。

モデル化データ作成基本単価
(フロア数1。延床面積1000m2以下。避難者数100人。毒ガス・ハザード考慮なし。その他条件初期設定値。)
技術者種別 工数 技術者単価
主任技師 20% ¥53,800 ¥10,760
技師A 30% ¥47,500 ¥14,250
技師B 30% ¥39,100 ¥11,730
技師C 10% ¥32,000 ¥3,200
技術員 10% ¥26,400  ¥2,640
(A) モデル化データ作成基本単価 ¥42,580

基本条件
割増項目 割増係数 入力 見積割増係数
基本作業のみ(必ず1.0を入力) 1.0 1.0 1.00
フロア数が1フロアを超過した場合の割増 1フロア超過毎に0.1増 1 0.00
セル数が10,000を超過した場合の割増 2000超過毎に0.1増 10,000 0.00
資料整理(設計図書、図面、データファイル等) 0.2 5.0 1.00
(B) 割増係数小計   2.00

追加作業金額
作業内容 単位工数 入力 見積工数
有限要素モデル条件の修正
作業単価=基本単価(A)、入力=セル数
[割増係数=10,000までは0.2、11,000までは0.4、1,000超過毎に0.2増]
1 0 0
CFDモデル条件の修正
作業単価=(技師A+技師B+技師C)×4の単価、入力=セル数
[割増係数=10,000までは0.2、11,000までは0.4、1,000超過毎に0.2増]
1  0  0
避難シミュレーション解析入力データの作成
作業単価=基本単価(A)、入力=ゾーン数
[割増係数=10ゾーンまでは0.1、10ゾーン超過毎に0.1増]
1 0 0
その他条件の修正 1 0 0
(C1)追加作業金額
0

打合せ作業見積額
モデル化データ作成内容 単位工数 入力 見積工数
基本条件打合せ
作業単価=(技師A+技師C)×0.5の単価、入力=打合せ回数
1 1 1
(C2)打合せ作業見積額 1

経費
報告書OP
解析結果整理
技術経費
急行料金(25%割増残業等)
ソフト、ハード購入費用
(F) 経費小計 ¥0

直接人件費
(D) 合計(D)(A)(B)(C1)(C2) ¥127,740

一般管理費(直接人件費の120%) ※最低固定管理費として直接人件費¥50,000未満の場合は一律¥60,000とする。
(E) 一般管理費 ¥153,288

見積総合計額
(D)(E)(F) ¥281,028

 保守サポート
1年間の問い合わせサポート、不具合修正に無償対応。1年経過以降は、保守サポート契約を締結することが可能です。
(参照:保守サポート契約

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画面サンプル

▲メイン画面

▲描画設定

▲断面計算の入力画面

▲4万5千節点モデル

▲平板要素のひび割れ図

▲平板要素の自動メッシュ分割

▲平板要素のコンタ図

▲平板要素への面分布荷重載荷

▲平板要素に地盤ばねを自動生成

▲3次元コンタ図と
2次元切断面図

▲ケーブル要素の大変位解析

▲断面と連動したM-φ特性

▲緩衝装置用のばね特性

▲DXF/DWG形式
インポート/エクスポート

▲IFC形式エクスポート

▲RC非線形梁の偏差ひずみ
第2不変量(重み平均後)

▲照査でNG 部材の赤表示

Q&A(製品評価や導入の際に役立つQ&Aです)

何ができるのか?

3次元汎用解析ツールとして、2次元モデルから3次元立体フレームモデルまで作成可能です。
また、板要素を使用したFEMモデルも作成可能で、部材は線形要素から非線形要素まで、荷重も静的荷重から動的荷重まで対応可能となります。

どのような計算に活用できる?

橋梁の静的解析や動的解析、河川構造物の耐震計算や水道施設の耐震診断、建築構造物の計算に活用できます。
また、他社にない機能としまして弊社のUC-1設計シリーズの橋台・橋脚・基礎・震度と連携して、保耐法の計算データから動的解析が可能なデータを自動生成可能です。

報告書として成果に活用可能?

もちろん可能です。ただし対象を桁橋や直線橋などに限定していませんので、出せるものは計算書レベルの出力となります。
Excelへのカット&ペーストが可能ですので報告書のひな形へ貼り付けながら結果をとりまとめることが可能です。

どのような基準に対応している?

橋梁設計で使用される道路橋示方書のH14年版、H24年版、H29年版に対応しています。
また、断面照査ではコンクリート標準示方書の限界状態設計法にも対応しており、構造物の照査まで可能です。

どのグレードを購入すればよい?

線形解析、静的解析メインの方はLite版、フレーム解析で非線形解析、動的解析まで必要な方はadvanced版、非線形のFEM解析が必要な方はultimate版をご購入下さい。

入力について不明な場合は?

製品ヘルプもしくはHPに電子マニュアルに製品詳細と操作法を準備しております。その他、定期的に開催される有償セミナーでは静的解析モデル、動的解析モデル、FEMモデルの3つのモデル化の講習が受講でき講師と質疑応答も可能です。また有償となりますが、計算モデルを作成する解析支援サービスもあり年間100件を超える実績がございます。
解析支援サービス:https://www.forum8.co.jp/product/ucwin/ES/ESkaiseki.htm


 >> サポートページ Engineer's Studio® Q&A集

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