3 ポンプ排水工法の検討

(1)照査方法
  ポンプの台数は、排水量をポンプ効率を考慮した1台当たりの吐出量で除した数値とし次式により
  算定する。
  また、水位条件は、常時ケースの安定計算時(堤内側矢板照査時)とする。
       Q    60
   N= ────・─────
      n×q  1000000
    ここに、
     N :ポンプ台数
     n :ポンプ効率       0.70
     q :ポンプ1台の吐出量   1.00(m/min)
     Q :透水量(=排水量)   11713(cm/sec)
      11713   60
   N= ──────・─────
      0.70× 1.00  1000000
    = 1.00(台)
(2)透水量(=排水量)
 1)算定条件
   H.W.L        6.400(m)
   L.W.L.       0.000(m)
   堤外側現地盤面   G.L. 0.000(m)
   堤内側現地盤面   G.L. 0.000(m)
   堤外側矢板先端位置 G.L. -7.500(m)
   堤内側矢板先端位置 G.L. -7.500(m)
   不透水層上面位置  G.L.-10.000(m)
 2)算定式
  透水量は下式により算定する。
                      1
   Q=K・H ───────────────────────────・10000・L
           B        d1        d2
         ──────+√( ──────)+√( ──────)
         h1−d1     h1−d1     h2−d2
    = 11713(cm/sec)
    ここに、
     N :ポンプ台数
     n :ポンプ効率       0.70
     q :ポンプ1台の吐出量   1.00(m/min)
     Q :透水量(=排水量)
     K :透水係数        1.000×10-2(cm/sec)
     H :水位差         6.400(m)
     B :堤体幅         5.000(m)
     L :締切延長       100.000(m)
     h1:堤外現地盤面から不透水層上面までの高さ 10.000(m)
     d1:堤外側矢板の埋め込み長          7.500(m)
     h2:堤内水位から不透水層上面までの高さ   10.000(m)
     d2:堤内側矢板の堤内水位からの埋め込み長   7.500(m)