電波タイムズダイジェスト Vol.31 ■JVCケンウッド/デジタルルームミラー型ドライブレコーダー JVCケンウッドは、ケンウッドブランドより、「彩速ナビ」と連携できる11型IPS液晶採用デジタルルームミラー型ドライブレコーダー「DRVーEMN5700」を3月下旬より発売する。同機は、同社製AVナビゲーションシステム「彩速ナビ(TYPE S)」シリーズの2022年モデル(全4モデル、3日同時発表)と連携が可能なデジタルルームミラー型ドライブレコーダー。ナビ本体の高精度自車位置情報を活用した測位記録が可能。ナビ画面のタッチ操作による各種映像表示にも対応し、ナビの大画面で録画映像の確認ができる。また、前後2カメラとも暗視撮影に強い高感度CMOSセンサー「STARVISTM」を搭載し、夜間やトンネル内での暗いシーンでも明るく鮮明な撮影が可能。近年、急拡大するドライブレコーダー市場では、運転中の映像を録画できるだけではなく、荷物や車体などで生じる後方の死角が少なく、後方確認時の視界が格段に向上するデジタルルームミラー型ドライブレコーダーの需要が高まっている。同社では2021年より、スタンドアローン型のデジタルルームミラー型ドライブレコーダーを発売し好評を得ているが、今回、発売する新モデル「DRVーEMN5700」は、同社が展開するAVナビゲーションシステム「彩速ナビ(TYPE S)」シリーズ2022年モデル(全4モデル、3日同時発表)との連携を可能にするもの。 ■国交省/自動運航船“安全ガイドライン”策定 国土交通省海事局は、自動運航船の実用化へ向けた安全ガイドラインを策定した。2025年までの自動運航船の実用化を目指し、自動運航船の安全確保に関し、設計、システム搭載、運航の各段階における留意事項等を取りまとめたガイドラインを策定したもので、海運事業者による自動運航船の開発・実用化を一層促進するとした。 ■シャープ/8K文化財鑑賞ソリューション シャープの「8K文化財鑑賞ソリューション」の展示が、愛知県陶磁美術館(愛知県瀬戸市)本館2階第3展示室において、3月15日より開始した。同ソリューションは、東京国立博物館や愛知県陶磁美術館での公開実績がある「ふれる・まわせる 名茶碗」に、新たに3作品を加えた6種類の名茶碗を収録したもの。今回の展示では、形状や重さ、手触りまでを再現した茶碗型コントローラーを、6作品すべてに用意。鑑賞したい茶碗のコントローラーを手にとると、70V型8Kディスプレイの画面に茶碗が映し出す。コントローラーを前後に動かしたり、回転させたりすると、画面上の茶碗の8K3DCGも連動し、拡大・縮小、回転する。コントローラーの重さを感じたり、触感を楽しんだりしながら、画面では表面の微細な模様や質感をじっくりと鑑賞することができ、各茶碗の持つ魅力を存分に味わえる。また今般、見る角度や光の当たり方によって色が変化する構造色を、8Kの3DCGで表現する手法を新たに開発した。収録作品のひとつである重要文化財「油滴天目」(九州国立博物館蔵)で、構造色を含む美しい茶碗の色合いを鑑賞できる。(2022.4.1/5面) ■NEC通信システム/3Dセンサを活用して特定エリアへの物体侵入を検知 NEC通信システム(東京都港区、佐藤崇代表取締役執行役員社長)は、3Dセンサを活用した「NEC3次元物体検知ソフトウェア」を発売した。本ソフトウェアは、RGBカメラに比べ、夜間・荒天等の悪条件下でも使用できる3Dセンサから3D深度(距離)情報を取得し、同社独自の空間認識の物体検知技術で分析することにより、特定のエリアに侵入した人や車両などの物体を検知する。重機などが作業している工事現場などにおいて、作業員が危険なエリアに入ったことを検知してランプ・警告音などにより危険を知らせることで、作業員の安全を確保できる。また、オフィスなどの場所に何人が滞在しているかのカウントもできるため、混雑度合いの把握にも活用できる。 |
■協力・記事提供:株式会社電波タイムス社 HP:http://www.dempa-times.co.jp/ |
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