開発中製品情報

UC-1製品に無償統合 クラウド自動設計機能の展開

●リリース予定 2024年1月以降順次

スタンドアローン製品におけるUC-1 Cloud自動設計の同梱について

現在弊社では、UC-1 Cloud自動設計として以下のラインナップをご用意しております。

  • UC-1 Cloud自動設計 擁壁
  • UC-1 Cloud自動設計 BOXカルバート
  • UC-1 Cloud自動設計 土留め工
  • UC-1 Cloud自動設計 仮設構台
  • UC-1 Cloud自動設計 RC断面計算

本製品は特長としてはシンプルな入力方法が挙げられます。複数の自動設定機能により、入力項目を最小限に抑えて概略的な計算が行えるよう対応しております。また、弊社のスタンドアローン版のUC-1設計シリーズ製品と連携しており、自動設計を行った後にデータファイルをエクスポートしてスタンドアローン版の製品で読み込み、詳細設計や計算書、図面の出力といった流れが実現します。

図1 UC-1 Cloud自動設計 利用イメージ

スタンドアローン版製品のサブスクリプションを契約いただいている場合にはUC-1 Cloud自動設計が使用できるよう、順次拡張を進めています。スタンドアローン版で認証されているPCでは図2のように「UC-1 Cloud 起動」ボタン押下により、自動的にUC-1 Cloud自動設計の認証を行い、UC-1 Cloud自動設計が利用可能となります。

図2 スタンドアローン製品からの自動認証機能

UC-1 製品の完全クラウド化に関する取り組み

UC-1製品群の強力な設計機能とクラウドの柔軟性を結びつけることで、新たな価値を付加いたします。

1. 簡易入力からの高度な自動設計機能

現在、弊社のクラウド製品は、スタンドアローン版の一部機能に加え、高度な自動計算機能を提供しています。一つの例として、「UC-1 Cloud自動設計 擁壁」では極めて簡易な入力から、構造設計図面集等をベースとした複数の実用的な設計例を提案します。このプロセスは、時間と労力を大幅に削減し、設計の初期段階をスムーズに進行させます。

2. 将来的な全機能の統合

長期的な計画として、スタンドアローン版の全機能をクラウド版に統合することを目指しています。これにより、ユーザはクラウドの柔軟性とスタンドアローン版の全機能を一つのプラットフォームで利用できるようになります。

3. クラウド化によるメリット

クラウド化により、リアルタイムのデータ共有、遠隔地からのアクセス、自動アップデート、強化されたセキュリティなど、多くのメリットがもたらされます。これらは、作業の効率性とプロジェクト管理の向上に寄与します。

4. 持続可能な未来への投資

クラウド化により、物理的な資源の使用を削減し、エネルギー効率の高い運用が可能になります。クラウドサービスは、エネルギー効率が高く、環境に優しい選択です。

取り組みの一例として、常に最新バージョンの製品をご利用いただけるような仕組みについての検討を行っています。現在のUC-1製品はスタンドアローン方式のため、PCごとに最新バージョンのインストールが必要となりますが、これらの取り組みの実現後は、再インストールといった面倒な手間も完全に不要となります。

図3 UC-1製品の完全クラウド化イメージ

今後の展開

今後も、スタンドアローン版とクラウドの最良の特性との組み合わせによる製品・サービスの改善に取り組んで行きます。

(Up&Coming '24 新年号掲載)




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