開発中製品情報

Engineer's Studio® Ver.11.2

固有解析結果の機能追加2点

固有値解析結果画面に有効質量や刺激係数の回転慣性質量を表示します。これにより、モデル内の節点が回転するモードを数値で確認しやすくなります。

また、XZ平面内の任意の方向に対する有効質量や刺激係数を計算して表示する機能を追加します。これにより、曲線橋などのように、全体X軸方向(または全体Z軸方向)ではない任意の方向に卓越するモードをみつけやすくなります。

図1 固有値解析の結果画面

【支点反力結果の拡張】

支点座標系での反力は、従来全体座標系のみでしたが、支点座標系の方向でも反力値を表示します。

図2 支点座標系の例

【ばね要素結果の拡張】

ばね要素の時刻歴クエリに対応します。これにより、フレーム要素の時刻歴クエリと同様に、結果を保存するばね要素を選択したり、保存するステップの範囲を指定したりできます。

図3 フレーム要素の時刻歴クエリ

【ファイバー断面の一覧入力】

ファイバー断面を構成する断面要素毎のヒステリシスを一覧形式で入力可能とします。従来はファイバー断面毎に別画面を呼び出す必要がありましたが、それが不要になるので入力と確認が便利になります。

図4 ファイバー断面の一覧入力

【平板要素の改善3点】

1. 平板要素の初期断面力に対応します。

2. 平板要素の幾何剛性を考慮した固有値解析に対応します。

3. リメッシュ要素に地盤ばね生成機能を追加します。従来は、任意入力メッシュに対してのみ地盤ばね生成機能がありました。リメッシュ要素に対しても対応します。

図5 リメッシュ要素の地盤ばね生成

(Up&Coming '25 新年号掲載)




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