Vol.
 23

Kemmochi Design Office

URL https://www.facebook.com/takashi.kemmochi/

所在地 :京都府京都市、イタリア

代表 剱持 貴史さん

群馬県高崎市出身。米国ボストンのウェントワース工科大学にて工業デザインの学士号を取得し、その後、イタリア・ミラノにあるドムスアカデミーでデザインの修士号を取得。
ミラノでは、ステファノ・ジョバンノーニデザインスタジオ、フランチェスコ・ロタデザインオフィス、トライアンフデザイン&コンサルティングとのコラボレーションプロジェクト等、豊富な経験経て、世界トップレベルのファッション&デザイン大学であるイスティトゥート・マランゴーニでの講師としても活躍。
ミラノサローネ出展企業のブースデザインを手掛けるなど、プロダクトデザイン、グラフィックデザイン、ウェブデザイン等の分野で、デザイン・デザインディレクションに広く携わり、現在は、日本に帰国し、大学講師として、デザイン分野での教鞭をとっています。
 
Shade3Dの豊富な機能の活用を視野にShade3Dを導入。
PBR、GLB対応など様々な機能に期待

京都、イタリアを拠点に幅広く活躍するKemmochi Design Officeでは、各社からの依頼によるプロダクトデザインや、ミラノサローネ等の展示会でのブースデザインを行っています。

古くからShade3Dの存在を認識しており、当時、国産のソフトウェアとして、一定の評価をもっておられたとのこと。その後しばらく情報としては、入手されていなかったということですが、フォーラムエイトが出展したミラノデザインウィークでのSUPERSTUDIOでShade3D最新版を知り、導入。現在は最新版での利用を開始しています。

以前はサポートされていなかった、PBRやNURBSへ対応されており、今後のプロジェクトでの活用を考えておられます。

最新版の利用にあたっては、『Shade3D公式ガイドブック 2020』、『Shade3D公式ガイドブック 2022 for ビギナーズ』等も参照しながら、自身のプロジェクトでの活用を進めています。

 
メタバース対応機能に期待、展示会デザインでのプレゼンテーションへの活用を検討

Shade3Dの最近の機能の利点として、メタバース対応機能を挙げています。自身は、展示会のブースデザインについてもプロジェクトとして、数多く手掛けておられます。Shade3Dでは、glTF対応や、メタバース用のモデリング機能が順次拡張されています。「メタバースに対応できるのであれば、展示会デザインにはとても有用に思います。

ご存知の通り、展示会デザインは、予算、時間的に非常にタイトなプロジェクトです。Shade3DからglTFデータを出力して、F8VPS(FORUM8バーチャルプラットフォームシステム)の様なメタバースプラットフォームと組み合わせて活用することで、クライアント(出展者)は、URLをインプットするだけで、ブラウザのみでデザインを3Dで確認できます。さらに、ヘッドマウントディスプレイを接続すると実物大で展示スペースや什器デザインの試作を確認することができるようになり、ブースデザインを従来よりも正確に評価してレビューすることができます。」と語り、メタバースの利用を今後のプロジェクトへの活用に期待を寄せています。

※glTF入出力、PBR、NURBSはProfessional版以上で利用可能な機能です。

Shade3Dを活用したモデリング例
(Up&Coming '24 秋の号掲載)


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