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水工スイート 国土交通省ではCIM(Construction Information Modeling/Management)の導入に向けて、CIMを活用する業務、工事の求める要件、発注方法、評価などの実施方針に関する規定を「BIMCIM 活用ガイドライン(案)(令和2年3月)」等の資料として公開しています。これらの資料では地質・土質モデルの活用に関しても記載があり、例えば「地質・土質調査成果電子納品要領(平成28年10月)」では地質・土質調査業務の調査結果であるボーリング柱状図のデータ様式(ボーリング交換用データ)が規定されています。 UC-1 Engineer's Suiteシリーズにおきましても、これらのCIMの導入について進めており、水工スイート「パイプラインの計算」・「下水道管の耐震計算」では、ボーリング交換用データインポートに対応しました。 ボーリング交換用データとは ボーリング交換用データとはボーリング柱状図に関する電子成果品を作成及び納品する際に適用する規定で、「地質・土質調査成果電子納品要領(国土交通省)」の「第2編 ボーリング柱状図編」で定められています。 ボーリング交換用データは、XML形式のオープンフォーマットです。そのXML形式のデータは、様々な箇所より閲覧・取得することが可能です。Webサイト上で公開されているものもあります。 ボーリング交換用データの活用 今回対応したインポート機能としては、図1のように、ボーリング交換用データ(XMLファイル)を読み込むことで自動的に各層の「深度」・「堆積時代」・「土質」・「平均N値」を決定し、製品の地盤データに反映できます。 ボーリング交換用データインポートを行うことで、地盤条件の入力の手間が省け、業務の効率化が図れるものと考えております。 ボーリング交換用データのバージョンは現状最新版であるDTD4.00以前のデータをインポート可能です。今後もデータバージョンが更新された場合には順次対応を行います。 おわりに 前述しましたように、全国のボーリングデータを使用することができますので、すでに地盤調査が行われている地点の情報を活用して、地盤条件の入力が可能となります。 今後は、地盤情報を使用する多くのUC-1製品への組み込み及び新たなCIM対応についても予定しておりますので、ご期待ください。 |
(Up&Coming '20 秋の号掲載) | ||
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