主項目
「UC-1 Engineer's Suite 積算 Ver.7」では、次の主な項目に対応しました。
- (1)国土交通省土木工事積算基準(令和2年)
- (2)国土交通省土木工事標準積算基準書(令和2年)
- (3)新土木積算体系(令和2年)
土木工事積算基準(黄本)/土木工事標準積算基準書(赤本)/新土木積算体系
本令和2年の黄本及び赤本の主な改定内容のポイントとして、路上の工事等における施工地域補正が変更されました(現場管理費、共通仮設費)。より実態に即した積算を可能にするために、現場管理費及び共通仮設費は施工地域「市街地、一般交通影響あり」の区分に対して、工種区分の分類や補正係数が見直されています。
摘要条件
|
補正係数 |
施工地域区分 |
対象 |
工種区分 |
市街地(DID補正)(1)
|
市街地部が施工箇所に含まれる場合 |
電線共同溝工事 |
1.2 |
道路維持工事 |
舗装工事 |
橋梁保全工事 |
一般交通影響あり(1)
|
2車線以上(片側1車線以上)かつ交通量(上下合計)が5000台/日以上の車道において、車線変更を促す規制を行う場合。但し、常時全面通行止めの場合は対象外とする。※1
|
電線共同溝工事
|
道路維持工事 |
舗装工事
|
橋梁保全工事 |
一般交通影響あり(2) |
一般交通影響あり(1)以外の車道において、車線変更を促す規制を伴う場合 ※2 |
電線共同溝工事 |
道路維持工事 |
舗装工事 |
橋梁保全工事 |
市街地(DID補正)(1) |
市街地部が施工箇所に含まれる場合 |
鋼橋架設工事 |
1.1 |
一般交通影響あり(1) |
※1と同じ |
※1以外 工種区分 |
1.1 |
一般交通影響あり(2) |
※2と同じ |
※2以外 工種区分 |
1.1 |
市街地(DID補正)(2) |
市街地(DID補正)(1)で適用となる工種区分以外で、市街地部が施工箇所に含まれる場合 |
鋼橋架設工事、
電線共同溝工事、
道路維持工事、
舗装工事、
橋梁保全工事以外の工事 |
1.1 |
摘要条件
|
補正係数 |
施工地域区分 |
対象 |
工種区分 |
市街地(DID補正)(1)
|
市街地部が施工箇所に含まれる場合 |
電線共同溝工事 |
1.4 |
道路維持工事 |
舗装工事 |
橋梁保全工事 |
一般交通影響あり(1)
|
2車線以上(片側1車線以上)かつ交通量(上下合計)が5000台/日以上の車道において、車線変更を促す規制を行う場合。但し、常時全面通行止めの場合は対象外とする。※1
|
電線共同溝工事
|
道路維持工事 |
舗装工事
|
橋梁保全工事 |
一般交通影響あり(2) |
一般交通影響あり(1)以外の車道において、車線変更を促す規制を伴う場合 ※2 |
電線共同溝工事 |
道路維持工事 |
舗装工事 |
橋梁保全工事 |
市街地(DID補正)(1) |
市街地部が施工箇所に含まれる場合 |
鋼橋架設工事 |
1.3 |
一般交通影響あり(1) |
※1と同じ |
※1以外 工種区分 |
1.3 |
一般交通影響あり(2) |
※2と同じ |
※2以外 工種区分 |
1.2 |
市街地(DID補正)(2) |
市街地(DID補正)(1)で適用となる工種区分以外で、市街地部が施工箇所に含まれる場合 |
鋼橋架設工事、
電線共同溝工事、
道路維持工事、
舗装工事、
橋梁保全工事以外の工事 |
1.2 |
近年i-construction対応の単価表が増え、新土木積算体系ツリー(令和2年)でも河川改修/河川維持・修繕/海岸整備/砂防地すべり対策/道路新設・改築/共同溝・電線共同溝/道路維持・修繕ごとに改訂されています。この全事業区分に渡り「作業土工(ICT)-床掘り(ICT)」等が新しく追加されています。
|
|
|
図1 新土木積算体系ツリー(左:河川改修 右: 道路新設・改築) |
今後の開発予定
今後は概算工費機能「橋梁下部工(橋台や橋脚)、橋梁上部工、道路構造物(擁壁、ボックスカルバート)の簡単な条件を選択することで自動的に橋梁や道路構造物の工費見積り」を改めて精査し、改善を行う予定です(図2)。ご期待ください。
|
図2 概算工費 |
|