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建築杭基礎の設計計算
Ver.7

建築基準に準拠した杭基礎・基礎の設計プログラム

電子納品
電子納品

●新規価格 176,000円(税抜160,000円)

●リリース2021年3月

建築基礎、地下車庫の設計体験セミナー
日時 : 2021年5月28日(金) 13:30~16:30
会場 : 東京本社・各会場(TV会議)/オンライン
参加費 : 無料

Ver.7改定内容

Ver.7では、特にご要望の多い下記の機能に対応しました。

  1. パイルキャップ(フーチング)形状の入力、表示に対応
  2. パイルキャップ(フーチング)重量の自動算定機能
  3. 杭頭埋め込み長の入力対応
  4. 使用杭リストの出力
  5. 先端付近N値の自動計算
  6. 羽根つき鋼管杭の適用範囲の拡張

パイルキャップ重量の自動算定、先端N値の自動計算機能を使用する事で、杭本数、杭径を変更した場合に再計算およびデータ変更の手間が無くなり、トライアルで計算を行う場合の効率を上げる事ができます。

以降に、対応内容の一部をご紹介いたします。


パイルキャップ形状の入力、表示、重量の自動算定

  1. 杭本数1~13本の形状をサポートしました(表1)。
  2. 杭芯間隔、へりあき寸法については、杭径に応じた自動計算/直接指定の選択が可能です(図1)。
  3. クリアランス寸法を指定すると杭芯間隔、へりあり寸法に対して一律の余裕幅を考慮することが可能です(図1)。
  4. 杭芯間隔、へりあき寸法は、丸めの単位をmm、cmから指定できます(図1)。
  5. 千鳥配置の場合は、上下と左右の間隔を45°タイプと30°タイプから選択が可能です(図2)。
  6. 角度を指定することで回転して配置する事が可能です(図3)。
  7. 重量の自動計算を選択した場合は、体積と単位体積重量より重量を自動計算し、軸力に考慮します。

図1 パイルキャップ寸法指定画面

図2 千鳥配置の杭間隔
図3 角度指定配置

表1 パイルキャップ形状の種類

先端付近N値の自動計算

地盤の許容支持力算定に用いる先端付近における平均N値の自動算定機能をサポートしました。

  1. 押抜、引抜、負の周面摩擦検討に用いる先端N値の算定範囲をそれぞれに指定することが可能です。
  2. 平均化する個々のN値の上限値、最終的な平均N値の上限値を指定することが可能です。上限値として0.0が指定されている場合は、上限値を考慮せずに計算します。
  3. 範囲の算定に用いる杭径Dは、杭先端の径を用います。羽根つき鋼管杭の場合は、羽根径を用いて算定します。

図4 先端付近N値の設定

図5 先端N値の算定範囲

使用杭リストの出力

使用している杭のリストの出力を追加します。配置の状態に関係なく、どの種類の杭を全体で何本使用しているか、また、使用している杭の概要を一覧形式で確認することができます。


図6 出力イメージ

その他の対応項目

その他の対応項目として、杭頭埋め込み長を考慮した杭全長の出力や現行バージョンでは、適用基準として「2019年基礎指針」が選択されている場合にしか適用できない「羽根つき鋼管杭」の適用範囲を拡張し、支持力係数を指定するような独自の工法にも適用可能としました。


(Up&Coming '21 春の号掲載)

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