New Products & Service 構造解析/断面

Engineer's Studio®
Section Ver.2

Engineer's Studio®の断面計算を切り出した単独製品

●新規価格308,000円(税抜280,000円)

●リリース2021年9月

Engineer's Studio®活用セミナー
日時 : 2021年12月22日(水) 9:30~16:30
会場 : 東京本社・各会場(TV会議)/オンライン
参加費 : 会場/インタラクティブ ¥19,800(税抜¥18,000)、
ライブ ¥9,900(税抜¥9,000)

概要

Engineer's Studio®Section(以下、ESSecと略します)Ver.2.0.0の新機能は下記のとおりです。

  1. 64bit版
  2. Engineer's Studio®とのファイル連動
  3. 軸力変動に対応した曲率照査
  4. 2次元M-N相互作用図のレポート出力

64bit

OSが64bit版のWindowsでは、32bit版と64bit版のアプリケーションが動きます。これまでは、32bit版のみでしたが、64bit版に対応しました。64bit版の利点は、計算時間短縮ではなく、メモリ使用量の上限が事実上なくなることです。大量にメモリを消費するようなデータに対して便利です。とはいっても、断面照査だけで大量にメモリを消費するようなデータは少ないと言えます。強いて言えば、Engineer’s Studio®の64bit版とデータ連動する場合に、64bit版同士でやりとりできるので、扱いが統一され、合理的と言えます。


Engineer's Studio®とのファイル連動

Engineer's Studio®Ver.9まではESSec形式でのエクスポート機能がありましたが、Ver.10では機能追加に伴い一時的にエクスポートに未対応でした。今回改めて対応しましたので、Engineer's Studio®で照査まで行った後にESSec 形式でエクスポートすることや、そのファイルをESSecで読み込むことができます。


64bit

曲率照査は応答曲率が許容曲率以内であることを確認します。ESSecでは応答曲率は入力値です(図1)。軸力も入力値です。断面と連動していない場合のM-φ特性は、図2のように複数のM-φを複数の軸力に対して任意に設定できます。この場合でも許容曲率は、複数のM-φから補完されて算出されます。つまり、入力された軸力に応じた許容曲率で照査されます(同時性の考慮)。


図1 応答曲率の入力 図2 直接入力のM-φ特性(複数軸力)

2次元M-N相互作用図のレポート出力

図3の簡易照査ボタンを押すと図4のようにM-N相互作用図が表示されます。従来はレポート出力に出力されていませんでしたが、今回、2次元のグラフをレポートに出力できるようになりました(図5)。レポート出力は図4の詳細レポートボタンを押します。


図3 照査用詳細画面から簡易照査の呼び出し
図4 M-N相互作用図と「詳細レポート」ボタン
図5 レポート出力

(Up&Coming '21 秋の号掲載)

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