New Products & Service | 仮設工 | |||||
●新規価格Advanced:517,000円(税抜470,000円) ●リリース2021年12月24日 |
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Ver.17改定内容 「土留め工の設計・3DCAD Ver.17」で対応した下記の改定内容についてご紹介いたします。
コの字型の形状に対応 新たな形状として「矩形」「任意の直線区間」に加え、「コの字型」に対応しました。コの字型の形状とは、図1のように矩形形状の四面の内、一面の壁体がないような形状のことです。形状が影響する切ばり支保工や腹起しの設計スパンにつきましては手計算しますと非常に手間がかかりますが、本製品では形状に応じて全て内部計算されます。新たな形状対応により従来からさらに検討の幅が広がりました。 側圧比較図の出力機能を追加 建築学会の考え方では、主働側圧の計算方法として、側圧係数法とランキン・レザール法が記されています。基準には「両式を総合的に判断して設計側圧を設定する」とあり、どちらの方法を使用すればよいか明記されておりません。本製品では設計者の判断により選択できるようにしておりますが、この時、両方法による側圧の比較図があれば判断が容易になります。今回追加した側圧比較図の出力機能により、設計をより効率的に行うことができます。 プレロード量の自動計算機能を追加 本製品では弾塑性法の場合、プレロードを考慮した検討を行うことができますが、この時のプレロード量の自動計算機能に対応しました。例えば、アンカー式土留の計算において、アンカーにプレストレス(プレロード)を与える場合、プレストレス力(プレロード量)は「設計アンカー力の50~100%程度」と、『グラウンドアンカー設計施工基準・同解説』(地盤工学会)や『道路土工 仮設構造物工指針』(日本道路協会)に記載があります。従来はプレロード量を算定するにあたって、まずプレロード量ゼロでの試行計算を実施してその時の設計アンカー力を算出し、その50~100%をプレロード量として直接入力し、改めてプレストレスを与えたアンカー支保工の計算を実施する必要がありました。今回対応した自動計算機能により、プレロード量を決めるための計算とそのプレロード量を考慮した計算を同時に行うことができますので、より設計を省力化することができます。 逆解析ツールのパラメータ推定として壁体剛性(断面二次モーメント)に対応 逆解析ツールによるパラメータ推定として、従来の地層パラメータや支保工バネ値に加え、壁体剛性(断面二次モーメント)の推定に対応しました。例えば、鋼矢板では基準類に有効率が規定されており、壁体の断面二次モーメントなどに有効率を考慮しますが、実際には現場条件などにより、設計上の有効率と実際の有効率の相違により壁体変位などに差異が出る場合があると考えられます。逆解析ツールを用いて実測値とのフィッティングを行うことで、実際の変位等に応じた壁体剛性を推定することができます。 その他の対応項目 Ver.17ではこれまでにご紹介した機能に加え、下記についても対応しました。また、下記以外にも多数の要望に対応し、今後も機能拡張・改善を予定しております。ご期待ください。
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(Up&Coming '22 新年号掲載) |
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