Ver.9改定内容

本製品は、国土交通省／農林水産省の土木設計業務および工事完成図書についての電子納品業務を支援するツールです。1製品で土木設計業務、工事完成図書などに対応し、電子納品媒体作成を支援します。

今回の改訂で、国土交通省の下記基準に対応いたします。対象となる要領案は次の通りです。

1. 土木設計業務等の電子納品要領 機械設備工事編 平成31年3月
2. 工事完成図書の電子納品等要領 機械設備工事編 平成31年3月
3. CAD製図基準 機械設備工事編 平成29年3月
4. デジタル写真管理情報基準 令和2年3月
5. 測量成果電子納品要領 令和3年3月
6. 地質・土質調査成果電子納品要領 平成28年10月

主な改訂内容

●工事完成図書の電子納品等要領 機械設備工事編 平成31年3月に対応

国土交通省 工事完成図書の電子納品等要領 機械設備工事編 平成31年3月に対応いたします。本基準で追加されたICONフォルダへの対応として、i-Constructionのデータ作成にもあわせて対応いたします。

●i-Constructionに係わる電子データに対応

「BIM/CIMモデル等電子納品要領（案）及び同解説 令和2年3月 国土交通省」に記載されているICON以下のフォルダ作成、ファイル命名の支援に対応いたします。UC-win、UC-1製品で作成したデータを本製品で分類、命名し納品媒体作成をサポートします。

図1　ICONサブフォルダの追加

例：橋梁モデルを納品する場合

画像のようにフォルダを自動で生成しますので、作成したファイルを登録できます。

SUPERSTRUCTUREフォルダ直下に作成された3次元モデルを格納し、更に下の階層に外部参照ファイル、3次元モデルのテクスチャファイル、ビューア等を格納します。

図2　STRUCTURAL_MODEL（構造物モデル）フォルダの例

●電子媒体の規定変更

平成31年の基準よりDVD-Rの使用が協議なし標準で使用可能になりました。さらに容量が大きくなる場合は、協議の上BD-Rの使用が可能です。

CD-Rで提出する場合の論理フォーマットがISO9660 Level1からJolietを原則とするように変更されました。ファイル名の制約、8文字+拡張子3文字が緩和されます。また、電子納品要領では原則としてファイル名は半角英数大文字であると規定されていますが、CD-Rのフォーマット定義上では日本語ファイル名の使用も可能となります。

●国土交通省 測量成果電子納品要領 令和3年3月

本基準では新たに三次元点群測量サブフォルダ（SGTN）が追加されたほか、「GNSS 測量による水準測量」、「地上レーザ測量」、「UAV 写真測量」及び「三次元点群測量」の標準的な電子納品手法を規定されています。

図3　SGTNフォルダの追加

今後の改訂について

農林水産省 2019年の電子納品要領について対応を予定しております。