New Products & Service | 維持管理・地震リスク | ||||||||||||||||||||||||||||||
●新規価格未定 ●リリース2022年3月 |
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はじめに AI橋梁損傷度判定支援システムは、維持管理業務における橋梁点検業務の作業時間短縮を支援するクラウド型のシステムです。 従来は熟練技術者の判断による損傷度判定に多くの時間を要し、人による判定結果のバラツキもありました。本システムはAI診断によって作業時間の短縮化と、バラツキを低減することができます。点検結果は、道路橋定期点検要領(H31年版)に基づく点検調書として出力。橋梁位置からの海岸線距離を自動算出して、飛来塩分やコンクリート表面塩化物イオン量を評価し、塩害判定に対する作業効率化も可能です。 主な機能内容 主な機能内容は次のとおりとなります。まず、お客様ごとのアカウントでログインします。
1.損傷個所の写真画像、橋梁諸元等をタブレット入力 橋梁を新規登録、または、既存DBからのインポート(インフラデジタルデータベース、または、CSV経由)により、橋梁の基本情報・橋梁諸元等を入力、または、インポート情報の内容を確認します。 2.クラウド上でAI診断 点検で撮影した損傷個所の写真(画像データ)を本システムに登録し、健全度判定、点検調書の作成に進みます。 本システムでの教師データとして、インフラデジタルデータベース、コンクリート工学会、土木学会、国総研、地方自治体の定期点検要領、等の劣化事例写真集をもとにしています。システム内部では、損傷度判定(a、b、c、d、e)を行い、続いて健全度(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ)、対策区分(A、B、C1、C2、M、E1、E2)を内部で自動処理します。 3.損傷度判定、健全度、対策区分の自動判定 本システムでは、下記の対応表に基づき、健全度の自動判定を行います。(設定値は変更可能)
4.点検調書を作成 道路橋定期点検要領(H31年版)に基づき、点検調書を自動作成し、結果表示を行います。作成された点検調書や損傷個所の写真(画像データ)は本システム上に保存可能で、いつでも参照することができます。 おわりに 維持管理業務においては、社会インフラの老朽化、熟練技術者の減少、経費削減や労働時間短縮、判定結果のバラツキ抑制など、様々な課題に直面しています。本システムはこれらを解決するために、より良いシステムとなるよう機能向上を図ってまいります。 |
(Up&Coming '22 新年号掲載) |
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