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データ消去履歴の管理機能
「スイートデータ消去 Ver.2」では、データ消去履歴の管理機能に対応いたしました。本機能により、機器ごとの消去履歴の管理が可能となり、機器を廃棄する際の消去漏れによるデータ流出等の事故を未然に防ぐことができます。また、消去履歴は弊社のクラウドサーバ上に保存され、主要なWebブラウザから閲覧・操作が可能なため、インターネット環境があればPC、スマートフォン、タブレット等、デバイスを選ばず利用可能です。以下に主な機能概要についてご紹介いたします。
改訂内容の概要
宅地防災 第三次改訂版の主な改訂内容は、表1のとおりです。
改訂前 第二次改訂版(平成19年) | 改訂前 第二次改訂版(平成19年) | |
転倒に関する検討 | 偏心量、安全率 | 安全率のみ |
基礎地盤の支持に関する検討 (合力作用点の位置) |
a. 底版中央1/3の中
b. 底版中央2/3の中 c. 底版中かつ底版中央2/3の外 |
a. 底版中央1/3の中
b. 底版中央2/3の中 (cの記載削除) |
仮想のり面傾斜角の考え方 | 起点位置は仮想背面の上端 | 起点位置は擁壁天端の背面 |
改良地盤上の直接基礎 | 計算式は記載無し | 改良幅算出式の記載追加 |
表1 宅地防災マニュアルの解説 第三次改訂版の主な改訂内容
転倒に関する検討
令和4年版では、擁壁の転倒に対する検討の記載は「安全率」による評価式のみとなりました。
改訂前の平成19 年版では、安全率の規定とともに満足することが望ましいものとして、偏心距離による安定条件が記載されていましたが、今回の改訂では削除されています。
基礎地盤の支持に関する検討
地盤反力度の算出方法は、合力作用点の位置によって下記の3通りの計算条件が記載されていましたが、改訂版ではcの条件について削除されています。
a. 合力作用点が底版中央の底版幅1/3の中にある場合
b. 合力作用点が底版中央の底版幅2/3の中にある場合
c. 合力作用点が底版中にあり、かつ底版中央の2/3の外にある場合(令和4年版では削除)
仮想のり面傾斜角の考え方
試行くさび法による土圧算定時に用いる壁面摩擦角は、土とコンクリートの場合には土砂の内部摩擦角φより算出しますが、片持ちばり式擁壁等のように土中の鉛直の仮想背面に土圧を作用させる場合には、仮想のり面傾斜角β’より算出されます。令和4年版では、このβ’の考え方に変更がありました。
1) 平成19年版すべり面と地表面の交点までの水平面半分の点と、仮想背面と地表面の交点を結ぶ線が水平面となす角度を仮想のり面傾斜角β’とします。
2) 令和4年版すべり面と地表面の交点までの水平面半分の点と、地表面の開始点を結ぶ線が水平面となす角度をβ’とします。
改良地盤上の直接基礎
擁壁の直接基礎は、良質な支持層上に設けることが原則となりますが、現場等の条件によっては軟弱地盤等で必要地耐力が期待できない場合も考えられます。宅地防災ではそのような場合の対策として、地盤の安定処理または良質土による置換を行って、その上に直接基礎を設ける方法についても記載されています。
平成19年版では具体的な計算方法についての記載はありませんでしたが、今回の改訂で改良地盤上の直接基礎における改良幅についての計算式が記載されました。
(Up&Coming '22 秋の号掲載) |
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