はじめに
「FEMLEEGVer.12.1」に搭載されました主な新機能を以下に紹介いたします。今回は主にユーザーからご要望があった機能を追加しています。
新機能の紹介
【FEMOS ステージ出現アニメーション】
Ver.12での施工解析改善で全ての施工ステージを1ファイルで設定するようになりました。それにより施工ステージによるアニメーションができるようになりましたが、最終形状上にステージ毎の結果を描画するというものでした。今回、形状も施工ステージにあわせて出現するようになり、施工の段階をよりイメージしやすくなりました。
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図1 従来アニメーション(上)とステージ出現アニメーション(下) |
【FEMOS 切断面断面力 主軸自動計算】
FEMOSの切断面断面力で出力の際の2軸/3軸は、切断面の方向、または結果出力時のユーザー指定によって決まっていました。今回、自動的に断面の主軸(強軸を2軸、弱軸を3軸)を求めて断面力を出力する機能を追加しました。
【FEMOS 分布グラフの複数ケース対応】
履歴グラフで時系列の変化をグラフ表示できますが、選択できる対象が数個程度で広い範囲の分布等には弱い面がありました。今回、評価ライン等の分布グラフも複数ケースを指定できるようになりました。
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図2 評価ライン-複数ケース |
【FEMOS 解析結果リストにブロック番号出力】
解析結果リストの要素毎の出力で、それぞれの要素がどこのブロックに属しているのか知りたいというご要望に対応して、ブロック番号も併せて出力する機能を追加しました。
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図3 ブロック番号追加解析結果リスト出力 |
【FEMIS 要素削除時、構成節点同時削除】
FEMISの削除では要素を削除しても構成節点は残すようになっています。場合によってはそれらの節点も不要で、後から節点の削除も行わなければなりません。その手間を省くため、要素削除に構成節点も削除する機能を追加しました。
【FEMIS 荷重ケース-施工ステージの同期】
施工解析の施工ステージを変えた場合、荷重ケースも同じ施工ステージ番号に同期をしていました。しかし、荷重ケースを変更しても施工ステージは変更していませんでした。使い勝手の向上として荷重ケースを変更した場合も施工ステージを同期して変更するようになりました。
【FEMIS 重複エッジ番号出力】
CADデータのエッジ重複をチェックする機能は、画面上で重複エッジを色塗りしますが、具体的にどのエッジかが分かりにくいということがありました。その改善としてリストページに重複エッジの番号も出 力するようになりました。
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図4 重複エッジ番号リスト出力 |
これからもできる限りユーザーのご要望に対応した機能追加を行っていきたいと思っております。
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