New Products & Service	Suite
UC-1 Engineer's Suite 構造解析上部工スイート UC-1シリーズ各製品のセット版。クラウド対応、CIM機能強化。

製品構成・価格

はじめに

　本製品は、「構造解析/断面」と「橋梁上部工」関連の製品を組み合わせたセット版です。今回は、構造解析上部工スイートで推進しているBIM/CIMの対応状況を、製品紹介を交えてご紹介します。

UC-BRIDGE・3DCAD

　UC-BRIDGE・3DCADは、コンクリート橋の上部工設計プログラムとして多くの設計者にご活用いただいております。分割施工として構造系変化を考慮したモデル作成や、各種照査、概算数量算出、図面作成と一連の設計を行うことができる製品となっております。
　BIM/CIM機能としては、入力データの3Dモデル生成、3Dアノテーション（寸法表示）、3Dアトリビュート（属性表示）に対応しています。3Dモデルはコンクリートの外形だけでなくPC鋼材の描画にも対応しているため、従来よりも鋼材配置の入力チェックを容易に行うことが可能となっております。

図1　3Dモデル生成

図2　PC鋼材の3D描画

　また、BIM/CIM標準フォーマットであるIFCファイルや、3DSファイルなど様々なファイル形式へのエクスポートにも対応しており、それらは各種3Dモデリングソフトウェアでも読み込むことが可能です。例えば、作成したIFCファイルを弊社の統合型3DCGソフト「Shade3D」で読み込んで編集したり、3次元リアルタイム・バーチャルリアリティソフト「UC-win/Road」でVR空間上に橋梁モデルを手軽に配置することができます。

　　　　　

図3　IFCファイルのインポート（Shade3D BIM/CIM 設計照査ツール）

図4　 VR空間上へのモデル配置 (UC-win/Road)

RC断面計算・3D配筋

　RC断面計算は様々な断面形状を持つ鉄筋コンクリート断面の断面照査を行うプログラムであり、上部工や下部工のみならず幅広い分野でご活用いただいている製品です。今回、3D配筋生成機能および図面作成機能に対応した新製品として「RC断面計算・3D配筋」をリリースしました。（23'12）
　3D配筋生成機能では、入力した断面形状に奥行きを与えることで3Dモデルを生成し、部材配筋の描画に対応しています。また、本製品におきましても、生成した3D配筋モデルをIFCモデルなどにエクスポートすることが可能となっております。

おわりに

　今後も各種製品の64bit対応やBIM/CIM強化をはじめ、利便性の向上を目的とした様々な機能改善や機能拡張を行ってまいりますので、どうぞご期待ください。

(Up&Coming '24 新年号掲載)

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