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 サポートトピックス・FEM FEMLEEG

解析条件の再定義、位置解除、削除

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 一旦設定した解析条件(例えば荷重など)が変更になった際、設定位置には変更がなく値が変わった場合でも、条件を削除して再度、設定を行っているユーザーを見受けました。
 今回、解析条件の再定義、位置解除、削除について説明いたします。

  

解析条件の定義・位置設定

  

FEMLEEG(FEMIS)では、解析条件は定義を行った後に位置設定を行います。条件を定義する際、その条件を識別するセット番号を指定して、位置設定ではそのセット番号を参照します。セット番号は同じ条件内ではユニークにする必要があります。条件が異なれば他の条件で使用しているセット番号も指定できます。

  

図1 節点荷重の条件定義と位置設定


  

 上図ではセット番号を1として定義を行っています。セット番号だけではデータの内容が分からないので、名称でデータの簡単な説明を付けることもできます(省略した場合は参照先で「名称なし」と表示されます)。
 また、データの定義でセット番号を空欄(または0)で指定した場合、「現在の最大セット番号+1」の番号が割り当てられます。例えばセット番号3が最大番号だった場合、次に空欄で定義した条件はセット番号4となります。
 位置設定でセット番号を空欄で指定した場合は、「現在の最大セット番号」を参照します。条件の定義→位置設定を続けて行う場合は、セット番号を指定しなくても(省略しても)操作ができます(位置設定で直前の定義を参照することになります)。

解析条件の再定義

 位置設定はそのままで、定義内容を変更する場合は、定義画面で変更したいセット番号を選択します。


図2 セット番号を選択して定義データを呼び出す


 選択したセット番号の内容がセットされますので、新しいデータを入力します。
 続けて位置設定を行う場合は「→位置」ボタンをクリックしますが、定義だけを実行する場合は「OK」ボタンをクリックします。置き換え確認のメッセージが表示されますので「はい」ボタンをクリックします。


図3 定義データの置き換え


位置設定の解除

 定義データはそのままで位置を変える場合は、各条件の「解除」メニューを実行して、今の位置設定を取り除きます。その後、新たに位置設定を行います。
 位置設定の一部分を解除する場合は、指定方法で節点や要素等を選択して解除する部分を選択します。
 全ての位置設定を解除する場合は指定方法で「構造物全体」を選択しますが、複数の条件のうち、あるセット番号のデータの位置設定をすべて解除する場合は、そのセット番号を指定します。


図4 セット番号を指定して位置設定を解除


 セット番号を指定しない場合は、その解析条件の全ての位置設定を解除します。


解析条件の削除

 解析条件の削除は、定義と位置の両方を削除します。TreeViewからの操作では、削除したい解析条件のセット番号を右クリック→メニューから「削除」を選択します。各条件の「削除」メニューの実行では全条件を含む複数の条件の削除や、未使用の条件の削除も行えます。未使用条件の削除については、メニューから条件をまたいで(そのメニュー内のすべての条件に対して)行うこともできます。


図5 各種条件の削除



(Up&Coming '24 新年号掲載)

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