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UC-1・UC-1 Cloud 統合版 擁壁の設計・3D配筋とUC-1 Cloud 自動設計 擁壁のライセンスを統合 3DA対応
計算・CAD機能
3D配筋対応
Cloud統合
電子納品
SXF3.1
IFC
3D PDF |
●新規価格
Advanced:396,000円(税抜360,000円)
Standard:319,000円(税抜290,000円)
Lite:217,800円(税抜198,000円)
●リリース2024年3月
Ver.24の改定内容
Ver.24では,主に次の機能追加や拡張を行いました。
以下に、これらの機能の概要を紹介します。
UC-1 Cloud 自動設計 擁壁とのライセンス連携対応
UC-1シリーズにUC-1 Cloud自動設計シリーズ(以下、UC-1 Cloud)を統合して「UC-1・UC-1 Cloud 統合版 擁壁」として「擁壁の設計・3D配筋 Ver.24」をリリースしました。統合に伴い、ライセンスをお持ちの方は、「UC-1 Cloud 自動設計 擁壁」が利用できるようになりました。リアルタイムのデータ共有、遠隔地からのアクセス、自動アップデート、強化されたセキュリティなど、Cloudによる多くのメリットがもたらされます。
「UC-1 Cloud自動設計 擁壁」の代表的な機能として、強力な自動設計機能が挙げられます。極めて簡易な入力から、構造設計図面集等をベースとした複数の実用的な設計例を提案します。UC-1 Cloudを活用することで、時間と労力を大幅に削減でき、設計の初期段階がスムーズに進行します。
地震時保有水平耐力法によるレベル2地震時計算拡張
地震時保有水平耐力法(以下、保耐法)によるレベル2地震時照査に関する様々な機能を改善しました。
竪壁の設計においては、設計震度khcの直接入力や複数配筋の指定に対応しました。竪壁保耐法では破壊形態に応じた震度を算出し、保耐法時水平震度khaが設計水平震度khc以上であることを照査していますが、これらの拡張でより柔軟な設計にも対応できるようになりました。計算書表示についても複数の改善を行っており、竪壁保耐法時の土圧の増分や、直接基礎時の底版保耐法における水平地盤反力の計算過程等の確認が容易になりました。
U型受働土圧の試行くさび法対応
U型受働土圧の算定手法として、新たに「試行くさび法」による計算も可能となりました。
試行くさび法は、壁下端から発生するすべり面の方向を種々に変化させ、それぞれのすべり面と壁背面に挟まれる土くさびに作用する力の釣り合いから壁に作用する土圧の極大値をもとめ、これを主働土圧や受働土圧とする方法です。試行くさび法を用いることで、地表面形状や載荷荷重の位置や幅を厳密に評価できます。
土地改良「水路工」では、フルーム構造の左右壁高が異なる等で偏土圧が生じる場合について、水平反力を考慮した検討方法が記載されています。この時の水平反力は受働土圧の範囲以内とする必要があり、クーロン土圧公式による受働土圧係数を用いて求めることとされています。「擁壁の設計・3D配筋」でも、これらの記載に準拠してクーロン土圧公式を採用しています。
しかしながら、クーロン土圧公式を用いた従来の方法では、地表面形状は水平か一定勾配でなければならず、また、地表面載荷荷重も一様分布が前提となり、載荷位置や載荷幅を考慮する事はできません。これに対して、「試行くさび法」による算定手法は、これらを厳密に評価できるというメリットがあります。
U型内壁形状拡張対応
内壁の勾配及びハンチを考慮できるよう機能を拡張しました。
内空部の内壁については、Ver.21より対応していますが、内壁の形状は矩形のみに限定しており、側面の勾配やハンチを考慮する事ができませんでした。Ver.24ではこれらに対応し、より現実的なモデル化が可能となりました。
盛土等防災マニュアル(令和5年版)対応
適用基準として「盛土防災」(旧「宅地防災」)に対応しました。
「宅地造成等規制法」の改正で「宅地造成及び特定盛土等規制法」(令和4年5月27日公布、令和5年5月26日施行)が制定されたのを受け、「宅地防災マニュアル」も「盛土等防災マニュアル(令和5年5月26日 国土交通省公開)」に改正されました。
これらの改正に伴い、「宅地防災マニュアルの解説」についても、後継本として「盛土等防災マニュアルの解説」(令和5年11月)が発行されています。
(Up&Coming '24 春の号掲載) |
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