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UC-1 Engineer's Suite 仮設土工スイート UC-1シリーズ各製品のセット版

製品構成・価格

はじめに

UC-1 Engineer's Suite 仮設土工スイートは、「仮設工」と「道路土工」関連の製品を組み合わせたセット版です。今回は「仮設工」を中心に、仮設土工スイートの新製品やBIM/CIM機能強化、最新基準への対応についてご紹介します。

ライナープレートの設計・3DCAD

ライナープレートの設計計算に図面作成機能を追加した新製品として、「ライナープレートの設計・3DCAD」をリリースしました。（2024年4月）

 

本製品は「ライナープレート設計・施工マニュアル」に基づき、ライナープレート立坑の設計を行うプログラムです。立坑断面の大きさ、地盤条件等の入力で、ライナープレート立坑の設計計算を行うことができます。また、全体図および3D表示の描画に対応しており、入力条件をリアルタイムに確認しながらの設計が可能です。

図面作成機能では、ライナープレート立坑の平面図、構成図、断面図、材料表の作図に対応しています。BIM/CIM機能としては、入力データの3Dモデル生成、3Dアノテーション（寸法表示）、3Dアトリビュート（属性表示）に対応しています。3DモデルはDXF・DWGファイルや3DS・IFCファイルとしてエクスポートすることが可能です。

 

図1　3Dモデル表示

図2　図面作成例

また、次のような計算機能の拡張を行い、より多様な形状の設計を可能としております。

• 腹起しがない形状（縦梁と切梁のみ）に対応しました。
• 切梁本数の上限を増やし、中間部の切梁位置を任意に指定できるようにしました。

 

 

耐候性大型土のうの設計計算

本製品は、従来の土のうよりも強さ特性および耐候性などに優れる耐候性大型土のうを用いた積層工法の設計計算を行うプログラムです。本製品が準拠している「耐候性大型土のう積層工法 設計・施工マニュアル」（以下、マニュアル）の改訂版が令和5年5月に発刊されました。本製品では、令和5年版のマニュアルに対応するとともに、BIM/CIM機能強化の一環として3Dアトリビュート、3DモデルのIFC出力機能を追加しました。

 

 

令和5年版では、内的安定性の照査内容が改訂されています。耐候性大型土のう積層工法に対する内的安定性は、袋体の限界圧縮耐力に対して、下式により所要の安全率を満足することを確認します。

 

 

ここに、

 

F_s :袋体の圧縮強さに対する安全率
F_sa :袋体の圧縮強さに対する必要安全率
σ :袋体の限界圧縮耐力（kN/m²）
p :袋体に作用する最大鉛直応力（kN/m²）
T_m :袋体の要求性能値（N/cm）
r :袋体の半径（cm）
φ :中詰め材の内部摩擦角（°）
ΣV :袋体に作用する鉛直荷重の合計（kN/m）
B :底面幅（m）

(Up&Coming '24 盛夏号掲載)

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