New Products & Service | 橋梁下部工 | |
橋台の設計・3D配筋 逆T式橋台、重力式橋台の設計計算、図面作成プログラム 3DA対応
計算・CAD機能
3D配筋対応
電子納品
SXF3.1
IFC
3D PDF |
●新規価格
363,000円(税抜 330,000円)
●リリース2024年10月
橋台の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)セミナー | |||
|
製品改訂内容
「橋台の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) Ver8」では、以下の機能追加、拡張を行います。
1. 施工時の照査
2. 深礎基礎の落橋防止作動時の検討
3. 翼壁土圧の安定計算考慮
以下にその機能概要についてご紹介いたします。また、上記以外にも設計調書の書式追加(翼壁設計)やEQ有時の基礎ばね計算、杭基礎の剛体判定拡張など、多くの要望対応も行います。
施工時の照査
橋台設計時は、「平成29年道路橋示方書Ⅰ共通編」に記載のある永続/変動/偶発作用による作用の組合せを基に照査を行っていますが、施工時の作用の組合せは用意していないため、既存の作用の組合せケースを利用して検討を行うなどの手間が必要でした。今回、施工時の作用の組合せケースを用意することで、施工時の照査においても永続/変動/偶発作用と同様に作用ケースの組合せを行い、安定計算から部材の照査までを行うことが可能となります。また、施工時の作用ケース毎の荷重係数・組合せ係数や施工時の部材照査の調査・解析係数、部材・構造係数、抵抗係数を変更可能としています。
施工時の組合せとしては、道路橋示方書に記載がある下記組合せを共通ケースとして用意しています。
1) 1.05D+1.05ER+1.00TH+1.00TF+1.05(GD,SD,WP,PS,CR,SH,E,HP,U)
2) 1.05D+1.05ER+1.00WS+1.00TF+1.05(GD,SD,WP,PS,CR,SH,E,HP,U)
3) 1.05D+1.05ER+0.50EQ+1.00TF+1.05(GD,SD,WP,PS,CR,SH,E,HP,U)
施工時の荷重ERでは、仮設材や施工中に上載される建設機械等の重量や移動、工事車両の影響等を見込みます。本組合せ以外の作用ケースも最大4ケースまで組み合わせることを可能としています。施工時の照査では、「初期入力」画面において、新設か施工時かの選択を用意し、モードを切り替えて検討を行います。施工時の照査は、本製品単独での対応となりますが、基礎工等の他の製品において対応ができ次第、連動においても検討対象として施工時の照査を行えるようにいたします。
深礎基礎の落橋防止作動時の検討
落橋防止構造を設置した場合において、直接基礎や杭基礎では、落橋防止が作動した際の部材の耐荷性能の検討を行うことができますが、深礎基礎の場合も適用できるように拡張します。本機能については、「深礎フレームの設計・3D配筋 (部分係数法・H29道示対応) Ver.5」以降と連動した際に照査が可能となります。また、深礎基礎の場合は、偶発作用(レベル2地震動)の照査と落橋防止作動時の照査が同時に検討可能です。落橋防止作動時は、荷重として土圧力はEQ無し時の土圧を考慮し、慣性力は考慮しません。また、設計用地震力1.5Rd(上部工死荷重反力)を用いて、各部材照査(限界状態1,3)を行います。
翼壁土圧の安定計算考慮
橋台の壁側面に配置する翼壁は、橋台背面からの土砂流出を防ぐために竪壁背面に直角に設置しますが、斜角がある橋や前面側に盛り土を抑えるような場合等においては、翼壁の取り付け角度が竪壁背面直角とならない場合があります。このようなケースにおいて、これまでは任意荷重で考慮していた作用力を、翼壁の重量や慣性力、翼壁に作用する土圧を考慮して設計できるようにします。
(Up&Coming '24 秋の号掲載) |
|
LOADING