New Products & Service | 橋梁下部工 |
|
●新規価格 297,000円(税抜270,000円)
●リリース2025年1月
製品改訂内容
「ラーメン式橋台の設計計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.4」では、以下の機能追加、拡張を行います。
1.支承入力位置の拡張
2.頂版および端接合部の照査拡張
3.単独設計時の基礎ばね算出
以下にその機能概要についてご紹介いたします。
支承位置毎の入力拡張
これまで上部工反力の入力では、上部工反力作用位置に鉛直反力や水平反力を集中荷重として指定する必要がありましたが、支承毎に上部工反力の値を直接入力することができるよう拡張します。また、上部工反力の種類毎に作用高さの指定も可能になり、設計時により詳細な上部工反力の指定が可能となります。
橋座の設計では、必要な支承条件を直接入力する必要がありますが、コンクリート抵抗面積の計算に必要なアンカーボルト間の中心からの距離Daやせん断抵抗面積控除長さL1,L2を、入力された支承位置から自動で設定できるよう拡張します。図2は、橋軸方向5箇所、直角方向2箇所を検討する支承として橋座の設計の画面上で配置した例で、抵抗面が重なる控除面積は自動的に算出されます。
また、橋座の設計の入力画面では、入力に応じた抵抗面の描画を行うように拡張します。これにより、入力時に抵抗面の向きや控除位置を確認することができます。また、図2のように支承位置を自動算出したものだけでなく、これまでと同様に支承条件の直接指定を行うことも可能です。
頂版および端接合部の照査拡張
ラーメン式橋台の頂版部材は、他の部材と同様に一般部材として扱っていますが、条件によっては頂版を床版部材として扱いたい場合も考えられることから、頂版を床版扱い(引張応力度の制限値:120N/mm2)で計算できるよう拡張します。
また、端接合部の照査においては、外側引張および内側引張に対して限界状態1および限界状態3の計算を行っておりますが、ラーメン式橋台では頂版内側は気中扱いであることが多いことから、気中部材の場合には腐食に対する照査を行えるように拡張します。
単独設計時の基礎ばね算出
基礎ばねの結果は震度連携時に計算書等で確認できますが、単独設計時には基礎のばねの出力には対応していませんでした。今回、単独設計時にも基礎ばねを計算書に出力できるよう拡張します。また、固有周期算定用および支承設計用(EQ無)の基礎ばねを計算していましたが、支承設計用(EQ有)の基礎ばねも出力できるようになります。
(Up&Coming '25 新年号掲載) |
|
LOADING