New Products & Service 橋梁下部工
3DA対応
電子納品
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●新規価格 297,000円(税抜270,000円)

 


●リリース2025年2月

製品改訂内容

「箱式橋台の設計計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.4」では、以下の機能追加、拡張を行います。


1.支承入力位置の拡張
2.剛性モデルへの任意荷重、頂版重量の考慮
3.設計調書への翼壁書式追加
4.底版中央部照査の拡張


以下にその機能概要についてご紹介いたします。また、上記以外にもEQ有時の基礎ばね計算、杭基礎の剛体判定など、多くの要望対応も行います。

支承位置毎の入力拡張

上部工反力の入力について、橋座面上の支承位置の指定に対応します。支承位置以外にも作用の種類毎に作用高の指定を拡張し、設計時により詳細な上部工反力の指定を可能とします。また、上部工反力の入力以外にも橋座の設計において拡張を行い、コンクリート抵抗面積の計算に必要なアンカーボルト間の中心からの距離Daやせん断抵抗面積控除長さL1,L2を入力された支承位置から自動で設定できるようになります。また、斜角の指定にも対応しており、自動的に斜角を考慮したコンクリート抵抗面積を計算するだけではなく、隣接支承とのコンクリート抵抗面積の控除範囲も計算し設定します。

 

図1 上部工反力の支承位置入力の拡張とコンクリート抵抗面の自動設定


剛性モデルへの任意荷重、頂版重量の考慮

震度連携時における剛性モデルでは、竪壁部の重量として竪壁と胸壁の重量のみ考慮していましたが、今回、頂版および適用対象を躯体とした任意鉛直荷重を剛性モデルの重量として考慮するかどうかの選択を追加します。これまで剛性モデルは、「震度算出(支承設計)(部分係数法・H29道示対応)」側で骨組みモデルを再設定する必要がありましたが、任意荷重や頂版重量の指定によって、箱式橋台製品側で剛性モデルを柔軟に考慮することができるようになります。


図2 剛性モデル


設計調書への翼壁書式の追加

翼壁の設計は、A部,B部,B’部,C部,C’部,D部の照査を行いますが、設計調書へは、最大危険値となる1個所のみを出力していました。新しく追加する翼壁の書式では、すべての部位と最大危険値となる部位を一つの調書にまとめて出力することができますので、全体的な出力を確認することができます。


図3 設計調書(翼壁書式)


底版中央部照査の拡張

箱式橋台では、底版中央部の照査時に平板要素を用いたFEM解析を行うことができますが、照査位置は最大12個所までとなっておりました。そのため杭の本数によっては照査位置が不足しておりましたが、照査位置の最大数を増やすことで一括で計算できるよう拡張します。また、入力においても、底版中央部の配筋データのコピー機能を用意するなど改善を行います。


図4 底版照査位置の拡張


(Up&Coming '25 新年号掲載)

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