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UC-1 Engineer's Suite®
概算・事業費計算

概算・事業費の算出に特化した積算シリーズ第二段

●新規価格 Advanced ¥660,000(税抜¥600,000)/Standard ¥330,000(税抜¥300,000)/Lite ¥165,000(税抜¥150,000)

 


●リリース2024年12月26日

概算・事業費計算の改訂内容

本製品は、「UC-1 Engineer's Suite積算」に対して概算・事業費の算出に特化した機能を追加し、「UC-1 Engineer's Suite 概算・事業費計算」として新たにリリースします。

 

本製品の主な機能を紹介いたします。


・「概算・事業費計算」/「詳細設計工事発注用積算」
・ 作業日当り標準作業量 令和6年対応
・ 国土交通省土木工事 積算基準(黄本)/標準積算基準書(赤本) 令和6年対応

「概算・事業費計算」「詳細設計工事発注用積算」

初期起動画面では2つのモード切り替え(「概算・事業費計算」/「詳細設計工事発注用積算」)を用意し、使用目的に応じて利用していただく予定です(図1)。

 

図1 モード切り替え

 

「概算・事業費計算」は、概略段階で大まかな事業規模の費用を検討する時に選択します。「詳細設計工事発注用積算」は、詳細設計時における工事発注用の積算を行う場合に選択します。


「概算・事業費計算」において、事業費テンプレート更新ボタンを押下することで、道路設計に必要な入力が展開されます。道路費、舗装費、付帯施設工事費、構造物費などの事業費や用地補償費別に用意された項目の概略数量を入力し、事業全体規模の概算費用の報告書を作成することができます。

 

図2 「概算・事業費計算」メイン画面

 

事業費(道路費、舗装費、付帯施設工事費、構造物費)と用地補償費に加え、調査設計費、間接費、予備費の合計を概算事業費とします(図3)。

 

図3 概算事業費の構成

 

構造物費には数量自動算出機能があり、実態に沿った構造物費用の計算が可能です。数量自動算出をサポートする構造物は、上部工、逆T式橋台、重力式橋台、橋脚 梁柱≧柱幅、橋脚 柱幅>梁柱、逆T型擁壁、L型擁壁に対応しています。「詳細設計工事発注用積算」において、「UC-1 Engineer's Suite 積算」とほぼ同等の既存機能も引き続き利用頂けるように拡張予定です(図4)

 

図4 「詳細設計工事発注用積算」メイン画面

作業日当り標準作業量 令和6年対応

「令和6年度作業日当り標準作業量」及び「国土交通省土木工事標準積算基準書」(赤本)に規定される日当り作業量の算定に対応します。入力画面および総括表出力時に、歩掛に基づいた日当り作業量及び該当工種における作業日数を表示・出力します。また、「日当り作業量」画面において、「適用年度」より「令和6年度」及び「令和5年度」から日当り作業量の算定年度を選択できます(図5)。


図5 「日当り作業量」メイン画面


国土交通省土木工事 積算基準(黄本)/標準積算基準書(赤本) 令和6年対応

令和6年の黄本及び赤本は、現場管理費率及び被災地域間接工事費の補正係数が改訂されました。

 

現場管理費率は、700万円以下で43.43%から44.05%、700万円超え10億円以下で1276.7×NP-0.2145から1118.2×NP-0.2052、10億円超えで14.98%から15.91%に変更されます。また、被災地域間接工事費の補正係数は、熊本県内及び広島県内で1.1から1.0、被災三県(福島県)で共通仮設費の補正係数1.3から1.5、現場管理費の補正係数1.1から1.2に変更されます。

 

現場管理費率は経費算定年度ごとに自動計算し、被災地域間接工事費の補正係数は「基本条件」画面で修正することができます。


(Up&Coming '25 新年号掲載)

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