New Products & Service 橋梁上部工

PC単純桁の設計・3DCAD
(部分係数法・H29道示対応) Ver.2

PC・RC・PRCの単純桁橋の設計計算、図面作成プログラム

3DA対応
電子納品
計算・CAD統合
IFC
SXF3.1
3D PDF
AI

●新規価格 ¥330,000(税抜¥300,000)

 


●リリース2026年1月

Ver.2の改訂内容

「PC単純桁の設計・3DCAD」では、主に下記の機能追加を行います。

・ギヨン・マソネの版理論による断面力算出
・円孔ホロー横方向モデルのジェネレートに対応
・F8-AI™ UCサポート機能
ここでは、これらの概要を紹介致します。


ギヨン・マソネの版理論による断面力算出

単純桁の解析に版理論を適用する場合、直行異方性版理論を用いるのが一般的です。直行異方性版理論とは、曲げ剛性、ねじり剛性が橋軸方向と直角方向で異なるとした弾性版理論であり、この理論の中でも有名なのがギヨン・マソネと呼ばれる解法で、コンクリート橋の断面力算出に広く用いられてきています。そこで今回、本製品でもギヨン・マソネ法の版理論による断面力算出に対応します。


ギヨン・マソネ法では、縦横の曲げ剛性の関係を示すパラメータθと、ねじれに関する影響パラメータαの2つにより荷重分配係数を求め、断面力を算出します。荷重分配の計算手順は図1の通りです。


・曲げ剛性パラメータ


・ねじり剛性パラメータ


・ここで、
Ex, Ey:ヤング係数
Ix, Iy:各断面の単位当たりの断面二次モーメント
Jx, Jy:各断面の単位当たりのねじり剛性
l:支間
b:抵抗幅の1/2


図1 荷重分配の計算手順


なお、ギヨン・マソネによる解析結果は、格子解析よりも安全側の値を示すことが多いとされております。そのため、本機能は格子解析結果と併用してご使用いただくことをお勧めします。

円孔ホロー横方向モデルのジェネレートに対応

従来のバージョンでは、横方向モデルとしてスケルトンをジェネレートできる断面形状は「箱桁」、「WT桁」の2種類のみでしたが、今回あらたに「円孔ホロー桁」を追加します。横方向モデルの登録断面作成において円孔ホロー形状が選択できるようになります。


図2 [横方向モデル登録断面]画面


図3 円孔ホロースケルトン

F8-AI™ UCサポート機能

弊社製品では、入力操作や設計支援を目的としたAI機能への対応を進めています。


UC-1シリーズでは「F8-AI™ UCサポート」として、入力操作や計算理論の解説など、サポート窓口へお問合せいただくことなく製品内で解決可能な手段をご提供します。


※メイン画面上部のメニューまたは左側の「AI Chat」より開始
※多言語対応
※音声入力対応

図4 F8-AI™ UCサポート

(Up&Coming '25 秋の号掲載)

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