New Products & Service FEM解析

FEMLEEG® Ver.15

総合有限要素法解析システム

●新規価格
Advanced ¥1,782,000(税抜¥1,620,000)
Standard  ¥1,386,000(税抜¥1,260,000)
Lite    ¥660,000(税抜¥600,000)

 


●リリース2025年11月

はじめに

「FEMLEEG® Ver.15」に搭載されます主な新機能を以下に紹介いたします。


※各画面/画像は開発中のもので、予告なく変更される場合があります。

新機能の紹介

Shade3Dとの連携

構造解析の専門ではないユーザーにも手軽に構造解析ができるシステムとして、FEMLEEG®のプリプロセッサFEMISの機能をShade3Dと連携します。Shade3Dでモデリングした3次元構造物データに解析条件(材料、荷重、拘束)の設定を行い、Shade3DからFEMLEEG®の解析ソルバーLISAを起動して解析を実行、解析終了後にFEMOSの起動までを行い、結果評価を行えるようになります。



図1 連携イメージ

図2 FEM設定ウインドウの表示



形状作成はShade3Dの通常操作で行います。メッシュを意識する必要はありません。FEM解析で最も負担の大きいメッシュ切りの作業は3次元オートメッシュ機能によってなくなり、条件設定も最小限の項目にして操作も簡潔にしています。解析タイプは静弾性解析になります。


形状を作成しましたら、FEM解析用の各条件データを設定します。設定するのは「材料」「(節点/重力)荷重」「拘束」の3つだけ、操作も簡単です。条件を識別するための名称と必要な値を入力して登録を行います。



図3 FEM解析条件入力画面



登録した材料条件/荷重条件はパート単位に与える、拘束条件は拘束する面を指定するだけです。



図4 材料条件設定



通常、FEM解析で形状寸法を変更する=メッシュを切り直すことになりますが、本システムではShade3D上で寸法などの形状変更をしても、FEM解析用に何らデータを設定し直す必要はありません。


解析実行が正常に終わると自動的に結果を読み込んだEMOSを起動します。モデルに変更を加えて解析を実行し直しても、同じファイルであれば、FEMOSを終了させなくても、新しい結果を読み直します。


以降は、通常のFEMOSの操作による結果評価を行えます。



図5 解析実行から結果表示



FEMOS 板要素の自動表裏(スライス面)選択機能の追加

プレート/シェル要素(板要素)は応力等の結果を、表(要素座標系u軸=1)と裏(要素座標系u軸=0)に持っており、その結果描画は表裏(スライス面)を切り替えて表示する必要があります。従来はユーザーがスライスコマンドを実行してスライス面を変更していましたが、今回、見えている面から自動的にスライス面を選択する機能を追加しました。


モデルが平板の場合はそれほど大変ではありませんが、3次元構造的なモデルの場合、部分ごとにスライス面を指定しないと不自然なコンター図で評価をすることになってしまいます。



図6 視点位置から見える面



今回の機能追加で、そのような手間を省くことができ、自然な描画で評価を行うことができます。



図7 見える面の結果を自動で描画



FEMIS CAD面番号毎色分け機能の追加

従来、CAD面の識別は線画でのCAD面番号の表示で行っていました。単純な形状なら問題ないかもしれませんが、複雑な形状の場合、正しくCAD面が設定されているかの確認は困難でした。今回、面画パラメータにCAD面が追加され、CAD面色分けで描画することができるようになりました。



図8 CAD面番号の表示とCAD面色分け



(Up&Coming '25 秋の号掲載)

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