3D・VRシミュレーションコンテスト オン・クラウドは、2002年のUC-win/Road「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー」受賞を機にスタート。FORUM8デザインフェスティバルのメインイベントとして、毎年、国内外からUC-win/Roadによる高度なVRデータ作品が集まるコンテストです。2011年からはVR-Cloud®によるクラウド一般投票が選考プロセスに追加され、コンテストを盛り上げています。
一般投票及び審査員の方々による厳正な審査の結果、グランプリ、準グランプリ、アイデア賞、エッセンス賞、3つの審査員特別賞が決定しました。
2020年11月18日、品川インターシティホールとオンラインに於いて、表彰式を行いました。
▲表彰式の様子(2020年11月18日 品川インターシティホールとオンラインにて開催)
▲受賞作品の紹介動画
見どころ
アニメーションの「概要」を実行すると、施工現場周辺環境と支承入替例をダイジェストで確認できます。また、シナリオ「シナリオ:P4-A~D」、「シナリオ:P5-A~C」を実行すると各支承取替の施工シミュレーションの詳細を間近で見ることができます。アンカー削孔から、はつり作業まで、一連の工法の流れが3Dで確認でき、わかりやすい説明資料となっています。アニメーション「クレーン走行」では、狭い農道をクレーン車が移動する様子を、2D視点からも確認できるようになっています。
見どころ
シナリオ「遠隔操縦訓練概要」を実行すると、実際の機材を使用した操作手順や準備段階での注意点、VR上でのシミュレーション内容の説明を見ることができます。シナリオ「VR走行シーン」を実行すると、運転部分の操縦訓練内容を見ることができます。また、シナリオ「重機操縦体験」では、アームの動作や走行などの基本的な動きを操作することができ、実際の災害現場を模した空間での訓練のイメージを体験することができます。
見どころ
ドライバーの反応を検証する実験で使用されたシナリオを体験することができます。シナリオ「説明1」を実行すると、実験の目的や概要、検証方法などの説明を見ることができ、説明の後、実際の流れで検証用イベントを連続体験することができます。シナリオ「セッションI」を実行すると、40パターンの状況がセットされた検証用イベントから開始することができます。なお、実験のため画角設定や内装の構造は特殊なものとなっています。
見どころ
アニメーション「Flight View」を実行すると、改良後の西部幹線道路を全線を飛行しながら見ていくことができます。「Driver View」では、車の目線で代表的な区間を走行して道路構造や景観のイメージを見ることができます。また、「Plan」を実行することで、検討が行われた内容、改良前と改良後のイメージの比較、走行イメージなどを確認することができます。
見どころ
アニメーション「施設概要」を実行すると、施設の立地、水木しげるロードとの位置関係など地域のイメージを見ることができるほか、施設内観についてもダイジェストで表現されています。また、「施設ウォークスルー」を選択すると、施設内をエントランスからホールまで主要な場所を順に通して見ていくことができ、施設の雰囲気を実際の人間の目線で体感し、楽しむことができます。
見どころ
アニメーション「道路改良事業における効果的な施工計画検討」を実行すると道路改良工事の流れを10段階で確認することができます。道路工事の手順、工事中の車両通行イメージをわかりやすく表現しています。歩道橋の工事前後の景観、通行イメージや擁壁工事の施工前施工後の走行イメージも確認することができます。
見どころ
アニメーション「交通シミュレーション」を実行すると、交差点の構造や車の通行状況、通常時と工事中を比較した交通シミュレーションなどを見ることができます。また、シナリオを実行することで右折・直進時に右折待ち車両の後ろで待機する際のドライバーの視界がどのようになるか確認することができます。
見どころ
この作品では高速道路本線、上下線のラウンドアバウト、スマートICが表現され、シナリオ「ランプUターン」を実行することで様々なシミュレーションを体験できます。俯瞰による全体景観、ラウンドアバウト、スマートICからラウンドアバウトを回って本線へと戻るETC未搭載の車両視点が確認できます。双方のラウンドアバウト中央島へは、カラー舗装によるエプロンの表現やシンボルツリーなどが設置され、安全性と景観に配慮された内容となっています。
見どころ
シナリオ「シミュレーション評価実験」を実行すると、評価に使われたシミュレータのイメージや実験方法の説明を見ることができます。また、8パターンのシナリオを実行すると、実際に実験に使用されたコースを走行して、比較パターンのイメージを確認することができます。
見どころ
アニメーション「景観検討概要」を実行すると、実際に景観検討で使用された橋桁と街路灯の色彩イメージを確認できます。ベージュ、グレー、ブラウン、グリーンを組み合わせた12種類のパターンが紹介され、様々な視点から見ることができます。また、シナリオ「フォトモンタージュ写真」を実行すると、最終決定案のVRと風景写真を合成したイメージを見ることができます。
例年、土木・建築、運転・交通シミュレーション、まちづくりなどをはじめとして、多様な分野における活用手法が発表されています。近年では、自動運転研究、防災、教育、医療といった最新の注目事例も増えています。
グランプリ(最優秀賞)
トロフィー、賞状、賞品(高性能ノートPC、ポータブルSSDなど)、図書カード
準グランプリ(優秀賞)
賞状、賞品(高性能ノートPC、ドローンなど)、図書カード
アイデア賞・エッセンス賞
賞状、賞品(タブレット、ノートPCなど)、図書カード
審査員特別賞
賞状、賞品(360度アクションカメラ、ドローンなど)、図書カード
ノミネート賞
表彰盾、図書カード
※賞品の詳細は決定次第掲載いたします。
2020年10月16日(金)
2020年10月23日(金)
フォーラムエイト東京本社
2020年11月05日(木)~15日(日)
クラウドによる投票
2020年11月17日(火)
フォーラムエイト東京本社
クラウド一般投票による順位点および特別賞順位点により審査員が選考 (審査員70%、一般投票30%の重み付けにより評価)。
2020年11月18日(水)
品川インターシティホール
FORUM8デザインフェスティバル2020
第19回 3D・VRシミュレーションコンテスト オン・クラウド 各賞発表と表彰式
日本大学 理工学部
土木工学科 教授
日本大学理工学部土木工学科卒業後、入社した大成建設にて土木設計部設計計画室に所属し、橋梁エンジニアとして設計・現場勤務を経て、道路構造物や河川、港湾、公園などのデザイン等に取り組む。2011年より現職。
NPO 地域づくり工房 代表
環境アセスメント学会理事、自治体問題研究所理事、長野大学非常勤講師、木崎湖温泉開発株式会社取締役、長野県大町北高校学校評議員。著書に『仕事おこしワークショップ』(2012年)他。平成17年度地球温暖化防止活動環境大臣賞受賞。
名古屋大学 未来社会創造機構
客員教授
京都大学大学院機械工学専攻修了後、トヨタ自動車にて主に実験分野で車両運動性能開発、企画分野で将来車両企画を担当。2011年より名古屋大学特任教授。現在客員教授。
①UC-win/Roadで作成されたVRデータであること(5分間のスクリプト必須)
②VRデータの概要(テキスト150字いない)および操作方法説明
※VRデータはCD-ROM、DVD等のメディアに保存
2020年10月16日(金)
※本戦へのノミネート作品は2020年10月23日(金)に決定
〒108-6021 東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟21F
(株)フォーラムエイト システム営業グループ
第19回3DVRシミュレーションコンテスト受付係 宛
受賞作品のVRデータの著作権は、応募者に帰属するものとします。
提出されたデータの配布は行いませんが、フォーラムエイトは、著作者が制作したデータ、作品および成果物について、出力画像・動画等の編集・加工を行い、対外発表、研究発表、営業活動、広報活動として、HP、広報誌、書籍、雑誌、新聞等媒体における掲載・紹介など、二次使用許諾権利を持つものとします。あらかじめご了承ください。
TEL:03-6894-1888 FAX:03-6894-3888
E-mail:forum8@forum8.co.jp
3次元リアルタイム・バーチャルリアリティソフト UC-win/Road は、各種プロジェクトの3次元大規模空間を簡単なPC操作で作成でき、多様なリアルタイムシミュレーションが行える先進のソフトウェアです。柔軟な開発環境、高度なシステム開発に適用できます。
製品情報
クラウドサーバ上で3D・VRを利用する合意形成ソリューション。インターネット環境さえあれば、シンクライアントでもWebブラウザでVR空間を操作できます。
製品情報
VR-Cloud® Ver.6 Collaboration
クライアント間での高度なコミュニケーションとVR活用が可能な、フル機能のVRクラウドシステム。共有コンテンツ管理機能実装。3D掲示板、景観評価、複数ユーザーでのコンファレンス対応。注釈・写真機能も搭載。
▲コンテンツビューワ
▲3Dアイコンの表示
▲注釈機能
▲景観評価機能
活用事例「水木しげるロード×VR-Cloud® Ver6.1」
提供:大阪大学 大学院工学研究科
環境・エネルギー工学 福田
境港市みず木しげるロードのリニューアルでは、設計案の合意形成とPRのためにVRを作成し、関係者や市民に具体像を披露した。VR-Cloud®をデータ共有による遠隔デザインミーティングに活用。