DesignBuilder バージョン更新内容

2021年 05月 13日 更新

Ver.1.5更新日:'10.03.19

新規リリース。

Ver.2.2更新日:'10.03.19

バージョンアップリリース

  • 2.0以前のものに比べて、CFD機能が使用可能になりました。

体験版は製品版と同一のもので、ライセンスなしでインストール後30日間機能無制限で使用できます。

Ver.2.3.6.005更新日:'11.03.15

DesignBuilder v.2.3共通の新機能

  • EnergyPlus v6を使用し、旧バージョンより動作速度が速くなりました。
  • メーカーデータを使ってガラス取り付けシステムを定義することができるようになりました。
  • CFDのロバスト性(構造安定性)が向上しました。
  • EnergyPlusの出力範囲が拡張し(ABUPSレポートに対応など)、DesignBuilderで閲覧できるようになりました。
  • EnergyPlus日照係数レポートを追加しました。
  • イギリスとアイルランドのSBEM3.5.a(Simplified Building Energy Model)をサポートするようになりました。
  • SBEM EPC (Energy Performance Cerfiticates)ユーザの現金支払ライセンスをサポートするようになりました。
  • ポルトガルのIEEモジュールを追加しました。
  • gbXMLインポート機能が改善されました(影サーフェスに対応)。
  • 二酸化炭素排出機能を統合しました。

2.3.5.033での変更

  • All: カスタム開口部を表示しないエラーを修正しました。

2.3.5.034での変更

  • E+: 間違った属性を使用していた屋根フレームのエラーを修正しました。
  • E+: 温度分配データがインストールで小数点を正しく配置して生成されていなかったバグを修正しました。

2.3.5.035での変更

  • All: モデル固定機能とPAYGライセンスを変更しました。
  • All: フォントサイズを調整しました。

2.3.5.036での変更

  • E+: 天気データの読み込みで0シミュレーションデータに関するエラーメッセージが表示されるエラーを修正しました。
  • All: ゾーンの評価数を50に増やしました。
  • Trojan不正プログラムと認識されないようLIDERモジュールを更新しました。

2.3.6.005での変更

  • E+: ゾーン乗数を使用するときに建物レベル温度レポートに生じたエラーを修正しました。
  • E+: 非表示になっていた自然換気スケジュールにアクセスできるようになりました。
  • All: 建物をコピーするときにコンポーネントブロックの隣接計算に生じていたエラーを修正しました。
  • CFD: Look-aroundアイコンとWalk-throughアイコンがゾーンレベルとブロックレベルで無効になりました。これらのオプションは建物レベルとサイトレベルでのみ有効になります。
  • PT IEE: IEEモジュール計算を更新しました。

Ver.3.0更新日:'11.09.05

機能追加・拡張

  • Architectural Simulationパッケージが新製品として登場しました。
    本パッケージには「Visualization」、「EnergyPlus」、「Daylighting」モジュールが含まれます。
  • Design Simulationパッケージには、新たに「Daylighting」と「HVAC」モジュールが追加されました。
  • Advanced Simulationパッケージには、新たに「Daylighting」と「HVAC」モジュールが追加されました。
  • 新規に追加された2つのモジュールの機能を下記に記載致します。
    • HVACモジュール:
      HVAC(Heating(熱)、Ventilation(換気)、Air Conditioning(空調))で、EnergyPlusでのシミュレーションよりも詳細な熱・換気・空調シミュレーション、および、解析が可能です。
    • Daylighting(昼光照明)モジュール:
      放射輝度による昼光照明の計算、レポート出力が可能です。光線をトレーシングする高度技術を用いたシミュレーションです。

ヘルプの追加・変更箇所

  • 今回、開発元からリリースされた英語版のままの出荷案内です。
  • これから製品マニュアルの日本語化作業を行います。Ver3ユーザには完成次第納品する予定です。

Ver.3.4更新日:'14.03.19

機能追加・拡張

  • スタンドアローンのEnergyPlusの結果ビュワーで全ての結果を表示可能になりました。
  • EnergyPlusのダイアグラム形式のインターフェースを用いた空調換気システムの操作が追加されました。
  • LEEDやBREEAM提出用の太陽光強度コンターを含むリポート作成機能が追加されました。
  • 空調換気システムのテンプレートが全てを結合した状態で使用可能になりました。
  • 湿度調整、熱回復等の自動調整オプションが追加されました。
  • 自然換気と空調換気システムの任意時点での切り替え機能が追加されました。

Ver.4.1更新日:'14.08.08

モデラー

  • 実際の構造レイヤに基づいた正確なサーフェス形状とゾーンフロア面積と体積
  • モデラー・コンベンション・テンプレート
  • 次のツールは有効ブロックを生成できるようになりました:Boolean geometry(ブーリアン形状)ツー ル、Cutting (切断) ツール、Stretching (拡大) ツール
  • グリッドツールはコンポーネントの配置を加速化します。これは特にCFDアセンブリを配置するときに明らかです。
  • Add surface (サーフェス追加)ツールは既存ブロック形状を再設定します。
  • Block reflection(ブロック反映)ツールは複数のブロック、またはグループ化された複数のブロックをコピーして反映します。
  • BIMインポート・メカニズムが改善。各スペースをブロックとして読み込みます。BIMサー フェスも含む。
  • 線形サーマル橋梁

EnergyPlus

  • 最新EnergyPlus v8.1
  • 新規Simulation Manager は複数のEnergyPlus シミュレーションをキューイングさせ、ローカルマシンまたは複数のネットワークサーバ上で並 列で実行させる。
    クラウドシミュレーション・オプションは現在テスト中。結果はDesignBuilder 、または単体のResults Viewer(結果 ビューア) へ読み込めます。
    並列またはキュー、あるいは並列&キュー でバッチシミュレーションを実行できる。
  • 新規のResults Viewer (結 果 ビューア)アプリケーションはEnergyPlus結果(HVACシステム温度、団流、空気サイド・水サイドの湿度を含む)の閲覧を実現。

LEED(エネルギーと環境デザイン・ 米国グリーン建築基準)と ASHRAE 90.1(アメリカ暖房冷凍空調学会の基準)に対応

  • 建設・ガラス・照明・活動それぞれのテンプレートを使用することによりベースライ ン建物モデルを容易に作成可能
  • ASHRAE 90.1 ベースラインHVAC システム 1-10を含む。

Visualisation

  • 断面図ツールは断面を可視化することが可能
  • シェーディングはゾーン、ブロック、サイト、建物いずれのレベルでも対応

CFD

  • 新規CFD循環ファンは サーバセンター解析等に使用可能

HVAC (空調)

  • ボアホール・オプションとGLHEPRO/GLDと の連携に対応した地中熱利用ヒートポンプ
  • 加熱用・DHW(家庭用温 水用)の太陽熱温水システム
  • 新規空調モデル:置換換気と床下空調 (UFAD) 気温分布を正確にモデル化することが可能。
  • モデラーにてHVAC(空調)のパフォーマンス曲線をグラフ上で閲覧可能
  • 多くのオプションを持つデマンド制御換気 (DCV)。(ASHREA 62.1 VRPとIAQPのオプションも含む)

冷却デザイン

  • 冷却デザイン計算を月毎に実行可能
  • サマリピーク負荷はcoincident(一 致)計算、またはnon-coincident(不一致)計算のオプションが含まれる。
  • システム・ブロック・AHU(空調処理ユニット)の負荷を計算可能

LZCと再生可能エネルギー

  • PV (太陽電池)パネル、インバータ、バッテリー
  • 風力タービン
  • Electric load centre (電力荷重セ ンター) の分 配・保管、インバータ等
  • 換気用のアースチューブ

最適化

  • 設計の目的・制約を満たす最適化ソリューションを確認するための多目的作業の最適化

位置と気象データ

  • ASHRAE 2013の位置デー タベース が更新: 6,500箇所の位置を含む
  • 最新のEnergyPlus時間別 気象データに対応:2,900箇所の位置を含む
  • 位置データに月次冷却設計データが含まれる。

凝縮解析

  • 凝縮解析 (ISO 13788 に 基づく)

ファイナンシャル

  • 施工費用の概算に対応。
  • 運用燃料費用計算で公共料金解析ができ、複雑な公共料金構造のオプションにも対応。
  • ライフサイクル解析 (LCA)は 建物のライフサイクルコストを提供。

SBEM

  • SBEM v5.2.b(UK基準認定用エンジン)、SBEM v4.1.e(UK以外の基準認定用エンジン)に対応。

ライセンシング

  • ライセンシングシステムがより柔軟になりました。オフライン使用も可能。

Ver.5.0.1更新日:'16.10.31

3Dモデラー

  • gbXMLのエクスポート:他のモデリングツールとの双方向相互運用性を提供(V5.1で予定)。
  • gbXML BIMのインポートでは中庭(courtyard voids)をサポート。

エナジープラスシミュレーション

  • EnergyplusのV8.5では大幅な速度の向上と修正。
  • 高速なクラウド・シミュレーションを提供するシミュレーションサービスJESSオンラインとのシミュレーションマネージャを介した連携。
  • 地面ドメインでは、地下室やスラブのためのオプションを使用して3次元熱損失をシミュレーションを行う。
  • 自然換気空洞を有する外部バッフル
  • IGDB窓データベースをV46に更新 (V5.1で予定)

スクリプト記述

    EMSスクリプティングツールは、空調機器、コントロールとファサードの挙動をカスタマイズ可能。

  • 標準的なEnergyplus EMS構文に対するDesignBuilder拡張の範囲は、移動可能なスクリプトが可能。 一つのプロジェクトのために書かれたスクリプトは、他のプロジェクトで使用され、スクリプトリポジトリを介して共有可能。
  • アクチュエータ、センサ、変数、使いやすいダイアログからの出力文をロード。
  • スクリプト内のデータを移入するDesignBuilderモデルから建物、ゾーンまたは表面の設定を読込み。
  • スクリプトウィンドウでのカラー構文ハイライトは、読みやすさに寄与。
    外部アプリケーションとの協調シミュレーション用のFMU / FMIインターフェイス。 FMUのためのアプリケーションは、Energyplusで人員行動モデルやCFDシミュレーションをリンク含まれる。

LEEDとASHRAE 90.1

    ASHRAE 90.1付録G 2007および2010のパフォーマンス評価の方法を介して建物を評価。

  • 提案された基準建物と、自動基準建物の生成は両方とも同じモデルに含まれる。
  • 半自動基準HVACシステム生成ウィザード。
  • 4つの基準の建物や結果の平均による自動並列シミュレーション。
  • 提案建物と基準建物のシミュレーション結果のオンスクリーン比較。
  • ASHRAE 90.1 2007年と2010年のために必要なすべての構造、材料、グレージングシステム、活動、照明、HVACシステムが含まれており、自動的にDesignBuilderモデラー内の気候帯に基づいて設定。
  • LEED EAc1、EAP2、表1.4およびEnergy Starのドキュメンテーション(V5.1)。

HVAC

  • 流体熱交換器への流体は、プラント/コンデンサーのループの間で熱交換可能。
  • ゾーンの水 - 空気ヒートポンプ。
  • water-side economizer(チラーレス水冷方式)

LZCと再生可能エネルギー

  • すべての壁、屋根とガラス張りの表面のための太陽光発電(BIPV)
  • 制御オプションの範囲における、SageGlassエレクトロクロミック窓ガラス(V5.1)

最適化

  • ベース建物の設計に最適な設計のプロパティを適用します。
  • 新しいUNIFORMAT IIとNRM1によるKPIで、プロジェクトの経済目標と制約を設定(V5.1)

コスト

  • NRM1とUNIFORMAT II規格をサポートするための新しいオプションを使用して建設コストモデリング計算の見直し。(V5.1)

Ver.6.0更新日:'19.03.26

  • モデラー、レポート、ビジュアライゼーションの改良
    モデルデータグリッドツールが更新され、データが編集可能。独自のビューを定義可能。
    全ての部材と窓がグラフィック表示され視覚的に確認可能。
    計算自然換気気流のグラフィック表示。窓、通気孔、ドアなどを通る気流を視覚的に確認可能。
  • シミュレーションの改良
    EnergyPlus v8.9の適用。
    ヒステリシスを備えた最新の相変化材料(PCM)のモデリングが可能。
    何年にも渡ったシミュレーションが可能。
    結果ビューワの更新。結果要約テーブルをヒストグラムとして表示可能。
  • Daylighting機能の改良
    各グリッドセルの数値テキストラベルとカラーパレットのさまざまなオプションの追加。
    ラジアンスの照度シミュレーションが並行して実行可能になり、実行時間短縮。
    ラジアンスの結果のランダム性オプション追加。
  • HVAC機器の追加
    内燃機関およびマイクロタービン構成用のオプションを備えたコジェネレーション機器(CHP)の追加。
    氷蓄熱とプラントの制御スキームでオフピーク電力での蓄熱が可能。
    内蔵カーブジェネレータツールにより、製造元のデータに基づいてカーブを迅速に追加可能。
  • 不確実性と感度分析
    エネルギーと環境パフォーマンスの観点から体系的なリスクの定量化と建物設計の最も影響力のある側面の評価を可能にする、不確実性と感度分析(Uncertainty and Sensitivity Analysis)ツール。
  • 最適化モジュールの改良
    最適化、不確実性、感度分析の一環としてモデルに適用されるパラメトリックな変動を制御するための3つの新しいタイプのカスタム変数を含む。
    「追加のアウトプット(additional outputs)」を、最適化のための「目的(objective)」と「制約(constraint)」に含めることができ、より詳細なポストプロセス分析が実行可能。
  • 拡張性の向上
    プラグインおよびスクリプト用のAPI
    Pythonスクリプト

Ver.7.0更新日:'21.05.13

全般

  • 永久ライセンスが廃止され、ライセンスオプションは1年ライセンス、2年ライセンス、3年ライセンスの3種類に変更
  • Engineeringパッケージ: Cost、LEED が含まれない新Engineeringパッケージ(Engineering Fundamentals)の導入

UI&モデラー

  • モデルデータグリッドビュー/編集ツールの更新:HVACデータの読み込み、データグリッド形式での編集に対応。
    下記の読み込みに対応しました。
    • コンポーネントブロック、ソーラーパネルのモデルデータ
    • HVAC コンポーネントデータ
    • テンプレート
  • 編集済みのテンプレートの自動リロード:テンプレート編集後、モデルへの自動リロードができるようになりました
  • スナップ機能の改善:サイトレベルでスナップ機能が追加され、複数の建物を正確に相対配置することが可能になりました。
  • 「フォローパス」ブロック作成ツールの追加
  • 編集画面の表示カラーテーマの調整に対応:Classic、Architectural、Surface Openingsの3択の他、ユーザでカスタムテーマを作成することも可能
  • MagiCAD連携に対応:MagiCAD データをDesignBuilderへエクスポートし、DesignBuilderで暖房・冷房・換気負荷計算後、結果をMagiCADへエクスポートすることが可能になりました
  • IDFファイル形式の建物形状、コンストラクションデータ、ガラス、材料、シェーディングデータ等のDesignBuilderモデルへのインポートに対応
  • gbXMLインポートの改善

Simulation

  • EnergyPlus v9.4エンジンの統合:HVACサイジング(暖房・冷房・換気装置のサイズ決定/容量)計算時、外気による簡易HVACシミュレーションとKivaイニシャライゼーションへの影響が除外されるバグを修正
  • 新規地盤モデリングUI、およびKivaエンジン(EnergyPlusに含まれる3D地盤モデリングコンポーネント)との連携対応により、地中熱の建物への伝導の計算がより正確に実行できるようになりました。

Daylighting

  • Annual Climate Based Daylight Modeling (年間気候ベースの採光モデリング) シミュレーションがラディアンスシミュレーションエンジンで直接実行可能に。
    sDA 300/50計算に適用するダイナミックブラインド等を含む、LM-83-12標準で指定されている採光計算方法を完全実装。
  • LEED v4.1 採光クレジットオプション 1 + 2、BREEAM HEA 01 Option b年間採光クレジット資格に対応した新しい計算方法、およびレポート作成機能
  • 3Dモデラーにて採光分布マップが表示可能に。各セルに数値ラベルの表示や、カラーパレットの使用も可能になり、採光シミュレーション結果がより明確に、レポートも更にインパクトフルになりました。
  • 採光シミュレーションで半透明コンポーネントブロックもシミュレートできるようになり、樹木等のオブジェクトも正確にインクルードできるようになりました。

パラメトリック

  • 任意のEnergyPlus出力データを、オプティマイゼーション解析、パラメトリック解析、不確実性と感度分析 (Uncertainty and Sensitivity Analysis) の際のKPIとして活用可能になりました。
    ユーザ自身でKPIの記述が可能に。

Scripting/API

  • Pythonスクリプティングに対応。 PythonスクリプティングはDesignBuilder APIへのアクセスを可能にし、これにより多くのカスタム計算、レポート、モデル処理が可能になります。

HVAC

  • 高温度ラディアントヒーターに対応
  • HVACゾーンレベルで使用可能な新規詳細HVACシーケンシングコントロール

LEED/ASHRAE 90.1

  • LEED v4 Minimum Energy Performance Calculatorレポートの改善:主要データ項目入力済みのLEED v4 Minimum Energy Performance CalculatorレポートをDesignBuilderから直接自動生成が可能に
  • 最新ベースラインHVACシステムを含むASHRAE 90.1 App G 2013 and 2016モデリングに対応

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