Engineer's Studio® Section Ver.2 バージョン更新内容

2024年 01月 09日 更新

 

Ver.2.00.00更新日:'21.10.25

プログラムの機能追加・改善

  • 64bit版に対応しました。
  • 照査用詳細入力画面の簡易照査ボタンを押して呼び出される簡易照査結果画面において、M-N相互作用図を表示させたとき、2次元のグラフをレポートに出力するようにしました。
  • 断面サムネイルで表示している寸法値を小数点以下の桁数も表示できるように、システムオプションの入出力フォーマットに設定を追加しました。
  • 材料データベースの鉄筋SD295Aを削除してSD295に変更しました。名称の変更のみで降伏点等の物性値は変更前と同じです。
  • 軸方向引張鉄筋比に関する補正係数Cptを自動算出している場合の入力レポート出力では、任意設定で入力されたCptの値が表示されていましたので、自動と表示するように変更しました。
  • UC-1/RC断面計算 Ver8.0.11 で保存されたファイルの断面形状をインポートできるようにしました。
  • 限界状態照査に関する任意設定のレポート出力で「終局曲げ結果一覧」は、軸力のみ、曲げのみ、両方、のいずれかが照査可能ですので「終局曲げ・軸力結果一覧」という表現に変更しました。
  • 断面要素に材料が割り当てられていない場合は、その断面要素を無視して計算していました。今版より、その状態を検出してエラーとし、計算できないようにしました。

プログラムの不具合修正

  • 断面と連動したM-φ特性に軸力1個を設定し、M-φ要素の軸力設定を「M-φ特性より設定」にした場合、曲率照査の設定が同時性オンでもオフでも、必ず、許容曲率φaが再算出されていましたが(常に同時性オンの状態)、同時性がオフの場合は許容曲率φaを再算出しないように変更しました。
  • H29道示IIIの5.1.5(前提条件)、5.6.1(PCの限界状態1の曲げ軸力)、6.2.2(鉄筋の耐久性)、6.3.2(部材の耐久性)に関する曲げ応力度算出において、負の曲げや軸圧縮を受ける断面力が作用したときに、鉄筋やPC鋼材の引張応力度が最大となる位置で照査が実施されていなかった不具合を修正しました。
  • 示方書条項が「H29道示III」または「H29道示IV」のM-φ特性を割り当てたM-φ要素がある場合を入力データチェックによって検出し、エラーメッセージを出すようにしました。
  • 任意に与えた「初降伏ひずみの値と発生位置」を定義した円形鋼製断面の充填なしのM-φ特性は、圧縮降伏点を計算するときは引張降伏を考慮せず、引張降伏点を計算するときは圧縮降伏を考慮しない処理が必要でしたが、そのようになっていなかった不具合を修正しました。
  • 断面照査用詳細入力において、終局強度法-曲げの示方書条項が「NEXCO二集 FRP」「海洋架橋 H17」「アラミド研 H10」「JH二集」のいずれかのとき、任意設定で入力されたFRPシートの横拘効果のパラメータρfrpを正しく考慮していなかった不具合を修正しました。
  • 断面照査用詳細入力において終局強度法-曲げの示方書条項が「NEXCO二集 FRP」の「タイプI」場合にコンクリートの断面要素に対して「Edesを考慮」にチェックを入れ、かつ、「FRP横拘束材料」をオフにすると「H14道示V」のタイプIのコンクリート応力ひずみ曲線を使用してM-φ特性を算出していた不具合を修正しました。この場合は「H14道示V」のタイプIIのコンクリート応力ひずみ曲線を使用するようにしました。
  • 充填コンクリート有りの鋼製橋脚の断面のねじり定数がゼロとして算出される場合がありましたので修正しました。
  • 照査用詳細入力画面から呼び出す簡易照査画面で3次元M-N相互作用図や2次元M-N相互作用図を計算するとき、断面内に細長い長方形の鋼板の断面要素があると、「My/Mz入力角度」をクリックしたときに「応答なし」になる場合がある不具合を修正しました。
  • 入力データのレポート出力「着目点」の軸力N'の値の符号が正負逆という不具合を修正しました。計算自体は正しく処理されていますので結果には影響しません。
 

Ver.2.00.01更新日:'21.11.16

プログラムの不具合修正

  • 簡易照査画面で、H14道路橋示方書V耐震設計編のコンクリート充填無し鋼製橋脚の断面の圧縮降伏曲げモーメントMycと引張降伏曲げモーメントMytの値がどちらか一方に一致していた不具合を修正しました。
  • 簡易照査画面で、H24道路橋示方書V耐震設計編のコンクリート充填無し鋼製橋脚の断面の圧縮降伏曲げモーメントMycは圧縮降伏ひずみで決定されていますが、詳細レポート出力すると引張降伏ひずみの情報が出力されていた不具合を修正しました。
  • コンクリート充填鋼製橋脚の断面のM-φ特性(バイリニア)を算出するときに、降伏ひずみ発生位置の任意入力がある場合とない場合とで終局曲率の値に約0.1%の微小な違いが発生してしまう不具合を修正しました。
  • 簡易照査画面の表において、ひび割れ曲げモーメント、降伏曲げモーメント、終局曲げモーメントの曲率の値が正負反転して表示されていた不具合を修正しました。表示の問題であり、計算結果には影響しません。
 

Ver.2.00.02更新日:'21.12.27

プログラムの機能追加・改善

  • 断面に鉄筋やPC鋼材を「直線配置」で入力するときに1本だけの場合を「幅&本数」と「本数&ピッチ」に対して考慮するようにしました。従来は1本配置に対応していませんでしたので計算には使用されていませんでした。

プログラムの不具合修正

  • PC鋼材の配置角度を入力した場合のMc、My0、Mu等の算出と断面図心位置の算出が正しくなかった不具合を修正しました。配置角度が数度のように小さい場合は正しい計算結果との差は小さいですが、M-φ特性の原点で不連続となりM-φ特性が作成できないなどの問題を誘発することがありました。
  • ナビゲーション「限界状態照査|限界状態 照査用詳細入力」の曲げひび割れ幅に関する入力で、複数の鉄筋(断面要素)のうち、曲げひび割れ幅を計算しない鉄筋がある場合に曲げひび割れ幅が正常に算出されず、ゼロになってしまう不具合を修正しました。
  • 断面照査用詳細入力において、円形の鋼製橋脚を設定したとき、レポート出力された「板厚中心位置の半径」の単位が間違っていた不具合を修正しました。また、レポート出力の有効座屈長に単位が明記されていなかった不具合を修正しました。
 

Ver.2.00.03更新日:'22.02.02

プログラムの機能追加・改善

  • PC鋼材の材料データベースに1.95E+5(N/mm2)のヤング係数を追加しました。従来の2.00E+5(N/mm2)と選ぶことができます。
  • レポート出力「標準出力」に「照査用断面力」を出力できるようにしました。

プログラムの不具合修正

  • せん断に関する限界状態照査の設計せん断疲労耐力Vrcdの算出でVpd(応答せん断力)が負のときは絶対値をとって算出すべきでしたが、負のまま計算していた不具合を修正しました。
  • 簡易形状RC断面で作成した断面に対して断面照査用詳細入力を行うと入力した設定が正しく設定されていない不具合を修正しました。
  • ナビゲーション「断面|断面|断面サムネイル」から呼び出す断面要素1個に対する編集画面「断面要素 鉄筋 エディタ|寸法データ」において、直径を変更した直後(1秒未満)に「断面要素 鉄筋 エディタ」を閉じ、さらに「断面エディタ」も閉じるとアクセス違反エラーが発生する不具合を修正しました。
  • レポート出力の順番が、リボン「レポート|レポート設定|任意設定」の順番どおりになっていなかった不具合を修正しました。
  • 数値断面の矢印Zの色は、システムオプションのカラー設定で矢印X軸の色で変更可能でしたので、矢印Z軸の色で変更するように修正しました。
 

Ver.2.01.00更新日:'22.04.08

プログラムの機能追加・改善

  • ナビゲーション「M-φ特性|M-φ特性サムネイル」から呼び出す画面にあった「プリ処理」ボタンを廃止し、自動で各グラフが算出されるようにしました。
  • せん断に関する断面照査用詳細入力プロパティ画面で、「Mzp(yp)」は「Mzp あるいは Myp」を意味していましたが、わかりやすいように、「Mzp 又は Myp」という表現に変更しました。断面照査用詳細入力リストでは、Mzp と Myp のいずれかにしました。部分係数設計のPFD照査用詳細入力に関しても同様にしました。
  • ナビゲーション「断面|断面|断面サムネイル」、ナビゲーション「M-φ特性|M-φ特性サムネイル」において、選択された状態のサムネイルをEnterキーで設定ウィンドウを開くように改善しました。
  • ナビゲーション「断面|断面|断面特性オプション」に鉄筋本数とPC鋼材本数を表示するようにしました。
  • 組合せ荷重ケースはツリー構造となっており、折りたたんだ状態や展開した状態が混在します。その状態に応じたクリップボードへのコピーやクリップボードからの貼り付けに対応しました。

プログラムの不具合修正

  • 結果付きで保存したファイルを開いた状態で、新たに本製品を起動し、そのファイルを読み込むとアドレス違反エラーが起きる不具合を修正しました。
  • 断面照査に関する詳細なレポート出力(標準出力または任意設定の詳細レポート出力)でMy0max、My0min の詳細内容がゼロと出力される不具合を修正しました。
  • 断面照査用詳細入力において、鋼製橋脚を設定したとき、レポート出力された「鋼橋編4.2.4で定義する補剛板(フランジ)の板厚tf」がゼロと表示されていた不具合を修正しました。計算には影響しません。
  • 簡易形状RC断面で作成した断面を複製したりクリップボードにコピーして貼り付けるとエラーが発生する不具合を修正しました。
 

Ver.2.01.01更新日:'22.06.13

プログラムの機能追加・改善

  • 道路橋示方書V編のせん断耐力Psを算出する際の有効高さdをコンクリートが負担するせん断耐力Sc用と繊維シートが負担するせん断耐力Sfrp用とでそれぞれ個別に入力できるようにしました。
  • 曲率照査の全ての結果をCSVファイルにエクスポートする機能を追加しました。応答曲率、降伏曲率、許容曲率、比率、許容曲率を算出した時の軸力とその時のM-φ特性の諸数値(φ1、φ2、φ3、φa、M1、M2、M3、Ma)が一覧表で出力されます。
  • 表形式入力において「ヘッダ付きでコピー」をしたときにヘッダのない空の列をクリップボードにコピーしないようにしました。
  • Web認証の安定性を改善しました。

プログラムの不具合修正

  • 限界状態設計の詳細レポート出力でβnの計算方法が「Md=実際の値」の場合に、[Mudを算出する方向]という不要な出力がされていた不具合および断面力Mzpがゼロと表示される不具合を修正しました。
  • ナビゲーション「限界状態照査|限界状態 照査用詳細入力リスト」で示方書条項にチェックを入れると、他の示方書条項の内容が残っている場合があり、その場合は正常に入力できない不具合を修正しました。
  • PFD照査用詳細入力の設定が壊れているファイルを読み込むとプログラムが強制終了する不具合を修正しました。
  • アウトラインの再利用で作成されたアウトラインを含むアウトラインを自動複製したときに、再利用していたアウトラインも複製される場合がある不具合を修正しました。
 

Ver.2.01.02更新日:'22.08.02

プログラムの不具合修正

  • 曲率照査の詳細レポート出力で、「許容曲率を求めるときのM-φ特性」の出力内容に正しくない数値が表示される場合がありましたので修正しました。計算結果には影響しません。
  • H14道路橋示方書V耐震設計編のときは、許容曲率は「φa = φy+(φu-φy)/α」と表現すべきでしたが、M-φ特性サムネイルやM-φ特性表では一部「φy+(φls2-φy)/α」と表示されていましたので修正しました。
 

Ver.2.01.03更新日:'22.08.23

プログラムの機能追加・改善

  • 未使用データを検出して削除する「整理」コマンドを便利に改良しました。実行後に設定画面が閉じないようにするとともに、検出したデータを一度に削除する「繰り返し検索して削除する」機能を追加しました。

プログラムの不具合修正

  • バックアップファイルを作成する設定のときに、M-φ特性の設定を変更し、ファイルに保存しようとすると「計算書書式を終了して要素を開きます」というエラーが発生してバックファイルのみが生成され、元のファイルが消える場合がある不具合を修正しました。

Ver.2.01.04更新日:'22.10.05

プログラムの機能追加・改善

  • 断面サムネイル、M-φ特性サムネイルのいずれかに約2万個のデータがあると、サムネイルが表示されるまでの時間がかかるという問題を改善しました。

プログラムの不具合修正

  • 鋼製橋脚の降伏曲げモーメント照査において、コンクリート充填無しの詳細レポート出力が間違っていた不具合を修正しました。

Ver.2.01.05更新日:'22.12.09

プログラムの不具合修正

  • 巻立てによって配置した断面要素の外側にアウトラインを配置すると、巻き立てた部分がM-φ特性の自動算出に考慮されていなかった不具合を修正しました。
  • 照査用詳細入力画面から呼び出す簡易照査画面において、軸力が降伏曲げモーメントの3次元M-N相互作用図や2次元M-N相互作用図の範囲外となっているとき、3次元M-N相互作用図や2次元M-N相互作用図が表示されなかった不具合を修正しました。
  • アウトラインを作成するときに、アウトラインの再利用をすると「Argument out of range error」というエラーが発生する不具合を修正しました。
  • 限界状態照査「2012コン示」の設計斜め圧縮破壊耐力Vwcdの照査では、fwcdの上限値が9.8N/mm2ですが、詳細レポート出力には上限値が7.8N/mm2と表記されていた不具合を修正しました。計算自体は正しく実施されていますので計算結果は変わりません。

Ver.2.01.06更新日:'23.01.27

プログラムの不具合修正

  • ナビゲーション「限界状態照査|限界状態 照査用詳細入力」の帯鉄筋の断面積Awの数値をやや違う数値に変更しても変更後の数値が正しく反映されない不具合を修正しました。
  • 断面作成時に作成済みのアウトラインを選択している状態にもかかわらず、実際はアウトラインが選択されていなかった不具合を修正しました。この不具合はVer 2.1.5のみで発生していました。

Ver.2.01.07更新日:'23.03.24

プログラムの不具合修正

  • 環境によりCPU、システムドライブの情報取得に失敗し認証エラーとなる問題を修正しました。

Ver.2.01.08更新日:'23.05.01

プログラムの不具合修正

  • 任意設定のレポート出力で「断面照査総括表」にレポートリストが追加されている状態で、それをレポート出力しない設定にしているとき、印刷プレビューを実行すると、「設定された「見出し」のレベルに対する親がありません。」というエラーが発生していた不具合を修正しました。

Ver.2.01.09更新日:'23.05.19

プログラムの不具合修正

  • 限界状態設計「安全性-疲労破壊-曲げ」のコンクリートの圧縮応力度照査8.2(1)の式は「γi*σcrd/(fcrd/γb)」ですが、「γi*σcrd/fcrd/γb」として算出していた不具合を修正しました。同様に、鉄筋の引張応力度照査8.2(1)の式は「γi*σsrd/(fsrd/γb)」ですが、「γi*σsrd/fsrd/γb」として算出していた不具合を修正しました。また照査結果画面に表示していた「fcrd/γb」の値が「fcrd*γb」となっていた不具合を修正しました。

Ver.2.02.00更新日:'23.08.29

プログラムの機能追加・改善

  • 引張軸力が大きく、曲げモーメントが小さい場合の曲げ応力度計算の繰り返し計算処理を改善しました。従来は収束せずに結果が算出されなかった計算箇所は、この改善により計算結果が得られる場合があります。
  • Engineer's Studioからエクスポートしたデータのために、断面特性オプションに骨組み線位置(Cz,Cy)の列を表示するようにしました。
  • 照査結果の結果テーブル(数値表)では、マウスホイールによって現在行(反転表示されているセル)が移動していましたが、入力のテーブル(数値表)と同じ挙動にしました。つまり、マウスホイールすると現在行(反転表示されているセル)は移動せずに数値表がスクロールするようにしました。

プログラムの不具合修正

  • 限界状態設計法の設計せん断耐力Vyd、設計斜め圧縮破壊耐力Vwcd、設計せん断圧縮破壊耐力Vddがゼロの場合、照査結果でOKと表示されていた不具合をNGと表示するように修正しました。
  • 道示III 4.3.4「Asreal>As、Afrpreal>Afrp」の照査結果(計算されている状態)をレポートリストに追加すると、レポートの内容が「計算されませんでした」と表示される不具合を修正しました。
  • ナビゲーション「部分係数設計|PFD照査用詳細入力」で「道示-V H29」の限界状態を「限界状態3」に変更しても、ナビゲーション「モデル特性|M-φ特性|M-φ特性サムネイル」の表示が(φls2,Mls2)のままでしたので、(φls3,Mls3)となるように修正しました。算出される値は問題ありませんでした。またナビゲーション「モデル特性|M-φ特性|M-φ特性表」の列のタイトルを(φls2,Mls2)で固定されていたので、(φ1、φ2、M1、M2)のように変更しました。

Ver.2.02.01更新日:'23.09.12

プログラムの不具合修正

  • 充填コンクリート有りの鋼製橋脚の断面のねじり定数が異常な値として算出される場合がありましたので修正しました。

Ver.2.02.02更新日:'24.01.09

プログラムの機能追加・改善

  • M-φ特性が「線形」の曲率照査は許容曲率φaがゼロなので、曲率照査結果ではφ/φaの値が無限大のNGと表示されていました。これを「計算されませんでした」と表示してOK/NGの判定をしないように改善しました。

プログラムの不具合修正

  • 限界状態設計法において、円環断面のねじり係数Ktの算出処理が間違っていた不具合を修正しました。

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