呼吸による不安の軽減
不安な時、息を吸うことではなく息を吐くことに意識を向けます。ゆっくり長く口から静かに息を吐きます。なるべく深くゆっくりした呼吸で、おへその下3㎝の丹田と呼ばれるところに意識を集中して吐くときにはお腹がしぼむのを観察して下さい。
不安なときは、身体に力が入り、呼吸が浅くなっています。マインドフルネスは今、ここで自分に気づいていることが基本になり、自分の呼吸を意識してひたすら感じることです。不安な時に目を閉じて鼻で呼吸をします、鼻から息を吸って鼻から吐くこと、呼吸を眺めていきます。他にも呼吸に意識を向ける方法として「4・7・8呼吸」があります。鼻から深く静かに息を吸いながら4数えます(口は閉じて)。息を止めて7数えます。口から息を吐き8まで数えます。吸う息と吐く息が1:2となっていること、呼吸をカウントすることで意識が呼吸に向きます。自分に合った呼吸法で、先のことや不安なことを考えることから、呼吸に意識をただ向けることができれば、こころは落ち着いてきます。
何をするにも不安があり、未来にとらわれると不安がつよくなります。石橋をたたいて渡る人ほど不安が強くなるのかもしれません。何ごとも徳川家康の名言「及ばざるは過ぎたるより勝れり」であるのがいいのものかもしれません。
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