マルチバースの設定が色濃く反映されたドラマが生まれやすいのが特色です。具体的には、
• 別宇宙に入るきっかけの多くは、主人公が遭遇する不慮の事故・事件
• 別宇宙の自分と接触、最初は互いに警戒するも名コンビになっていく
• 別宇宙への介入で歴史が変わり、さらに大きな事故・事件が発生する
• 別宇宙の歴史の歪みを正すため、従前の状態に戻すか選択を迫られる
といったように、マルチバースがキャラクターの成長や葛藤に大きく影響を及ぼします。
また、ビジネス的な側面では「既存IP(知的財産)の再利用が可能」である点が強みです。後述しますが、スパイダーマンやバットマンといった数十年に渡って何度も映画化されている作品は複数の主人公(役者)が生まれることになり、個々の宇宙で物語が展開されることになります。マルチバースによって過去に主人公を演じたベテラン役者が登場する→既に終わったコンテンツが復活できる、といったことが可能なのです。
それではお待たせしました。時間と宇宙を自由に司るマルチバース映画のご紹介です。
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