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写真3 千葉市緑区誉田町R1・10被災 |
平成30年7月豪雨では2,581件、令和元年東日本台風等では952件の土砂災害が発生しました。ところが東日本台風等による人的被害及び人家被害を受けた259件のうち約4割は警戒区域等が手続き未了等のため、未指定でした。こうしたことから土砂災害防止法に基づく警戒区域等の速やかな指定、ハザードマップの作成、避難のための情報提供、自助・共助体制の整備及び次期基礎調査に向けての技術開発等が強く求められています。「気候変動を踏まえた水災害対策のあり方」(R2・7答申)では、流域内関係者全員による治水対策の推進を答申しており、上記報告事項はその具体策の第1歩です。下記(1)~(3)は現在検討中ですが、いずれも頻発し激甚化している最近の水害に対応するために必須の事項であり、その成果に期待し、防・減災に役立てたいと思います。
下記を含めて今回紹介出来なかった事項については、次の機会に報告したいと思います。
(1)堤防強化に関する検討 破堤の要因分析や復旧方法の検討
*河川毎に報告:年内(?)
阿武隈川、鳴瀬川、荒川水系越辺川・都幾川、那珂川、久慈川、千曲川 等
(2)水災害対策とまちづくりとの連携のあり方検討 *令和3年3月目途
(3)気候変動を踏まえた砂防技術検討 *令和3年1月目途
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