フォーラムエイトは、エンジニアリングソフトウェア開発とそのサービス技術により、社会に安全・安心をもたらすことを使命に活動しています。この使命の下における当社の業務は、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)と軌を一にするものです。その上で、持続可能な社会の土台は、地球環境であり、人間社会と経済活動の持続可能性はそれによって支えられているとの認識に立って、フォーラムエイトにおける目標の重き付けをして、担うべきターゲットを明らかにしています。

第10回 「クラウド技術でSDGsを推進」

■クラウド化のメリット

製品やサービスのクラウド化によるメリットには、移動エネルギー抑制など効率的なエネルギー使用による炭素排出量の低減に加えて、運用者のセキュリティ対応やマシン環境整備における負担軽減など、働き方改善への貢献も挙げられます。また、クラウドでアクセスできる製品が増えることで、社会のあらゆる分野における多様な利用者に配慮したサービスの提供にもつながります。これらは、「7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに」、「8.働きがいも経済成長も」、「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」、「13.気候変動に具体的な対策を」など、SDGsの様々な目標実現に貢献します。
フォーラムエイトは、VR/CG、FEM解析、CADを中心としたソフトウェア開発に加えて、これらの製品やサービスが場所や時間といった様々な制約に関わらず広く利用できるよう、自社開発の既存製品のクラウド化を進めると同時に、受託開発の「クラウド基盤開発サービス」「サブスクリプション基盤開発サービス」も提供しています。


■クラウド基盤開発サービスと適用例

ソフトウェア開発では、コンポーネントやソースコードの再利用が品質と生産性向上に結びつきます。弊社のクラウド基盤開発サービスでは、業界最先端かつ信頼性の高い技術とライブラリにより、フレームワークの信頼性・保守性を実現すると共に、初期コスト、展開・メンテナンスのコストを最小限に抑えて、持続可能なサービスの開発が実現します。

クラウド基盤開発サービスでは、BCP支援アプリや非常時連絡アプリなどの災害時に役立つGISデータ連携ツールや、グループウェアを中心とした業務・経営管理効率化を図るクラウド型ERPシステムなど、安全・安心でより快適な社会の構築を支える様々なクラウドアプリの適用例があります。

この中で、弊社の土木設計計算ソフトUC-1シリーズ製品をクラウドアプリ化した「UC-1 Cloud自動設計シリーズ」では、BOX、擁壁、土留め工がリリースされています。マルチプラットフォームデバイス対応で、最小限の条件入力で自動設計が行える他、自動配筋、数量算出に対応し、数量算出結果の積算ソフト連携、工事情報のスイート建設会計との連携など、設計業務を大幅に効率化します。

弊社では、サスティナブルな環境構築という理念の基、クラウド開発の研究調査を積み重ねています。今後も、企業活動全般を通していっそうSDGsに貢献できるよう、鋭意努力を重ねていきます。

▲UC-1 CloudはWebAPIとしてマルチプラットフォームで利用可能

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(Up&Coming '22 盛夏号掲載)
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