Vol.
9

本連載では、主な機能や関連情報をピックアップて紹介していきます。Shade3Dは、高精度のモデリング、レイアウト、カメラ、光源、レンダリング、アニメーションなど建築パースやインテリアデザイン、プロダクトデザインに必要な機能を搭載し、UC-win/Roadのモデリングツールとして活用が可能です。
https://shade3d.jp/
取り扱えるファイル形式

Shade3Dではインポート機能、エクスポート機能、またはそのファイル形式専用の機能を使用することで主だった3Dソフト、3Dプリンタソフト、3D CADソフトなどで使用されているファイル形式を取り扱うことができます。

● インポートできるShade3D形式外のファイル形式
形式 Basic Standard Professional
STEP - -
IGES - -
DXF
Wavefront OBJ
STL
3D Studio - -
BVH -
EPSF
FBX
COLLADA - -
glTF(gltf/glb) - -
SketchUp
● インポートダイアログ

各種ファイルをインポートするときに表示されます。軸の方向などの共通オプションと、ファイル形式ごとのオプションが表示されます。

 
● エクスポートできるShade3D形式外のファイル形式
形式 Basic Standard Professional
UC-win/Road向け出力 - -
STEP - -
IGES - -
DXF
DXF(三面図出力) - -
Wavefront OBJ
STL
3D Studio - -
Piranesi EPix - -
Adobe Illustrator -
Adobe Illustrator(三面図出力) - -
Adobe Illustrator(トゥーンレンダラ) - -
Adobe Flash SWF(トゥーンレンダラ) - -
DirectX -
FBX
COLLADA
glTF(gltf/glb) - -
SketchUp - -
VRML 2.0 -
● エクスポートダイアログ

エクスポート機能でUC-win/Road向け出力が行える他に、Windows版のProfessionalグレードではShade3DとUC-win/Roadのリアルタイム連携を行うことができます。大規模データの中に作成したモデルを置いて、リアルタイムで確認しながら設計の修正や材質の変更をすることができます。

   

UC-win/Roadとの連携

エクスポート機能でUC-win/Road向け出力が行える他に、Windows版のProfessionalグレードではShade3DとUC-win/Roadのリアルタイム連携を行うことができます。大規模データの中に作成したモデルを置いて、リアルタイムで確認しながら設計の修正や材質の変更をすることができます。


Shade3D画面 UC-win/Road 画面

カメラ操作の連携(Shade3Dでカメラを操作)

屋外からの景観確認

外壁の材質変更確認

室内からの景観確認(左:大人の視点、右:子供の視点)

時間や天候によるシミュレーション

Adobe Illustratorとの連携

Shade3Dの任意の図面または三面図のIllustrator形式でのエクスポートとEPS形式で出力されたIllustrator形式のファイルを2Dの線形状としてインポートすることができます。
Ver.21から搭載された2D図面に割り当てることで編集可能なテンプレートとしても活用することができます。


Adobe Illustratorの.AIファイル Shade3Dにインポートして立体化

インポートした形状を2D図面パートに移動して2D図面に割当


PBR表面材質を出力する場合(Ver.21)

PBR(物理ベースレンダリング)材質対応のツールやリアルタイムエンジンと受け渡しするにはglTF形式を選択します。

この形式はVR/ARなどの3Dコンテンツ制作やサービスのための共通フォーマットとして普及が進んでおり、受け渡し先での色味や表現の変化が起こりにくい形式です。また、キーフレームアニメーションなどにも対応しています。


表面材質を出力する場合

出力するファイル形式にShade3Dで設定した表面材質の情報も含めて他ソフトに渡す場合は以下の形式を選択します。

  1. Wavefront OBJ
  2. 3D Studio
  3. FBX

NURBSを出力する場合

NURBS形状として出力する場合は以下の形式を選択します。

  1. STEP
  2. IGES

3Dプリンタに出力する場合

3Dプリンタに出力する場合は以下の形式を選択します。

  1. STL:単色での出力
  2. Wavefront OBJ:フルカラーでの出力



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(Up&Coming '20 秋の号掲載)
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