デジタル掛け軸とは
方丈記で言うところの「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」。
大自然は、同一でありながら一瞬一瞬が新しい。
この自然の摂理を表現するには、一期一会、一回限りの出会いを実現する必要があります。
その表現の試行錯誤の中で生まれたのが、デジタル掛け軸です。
リニアな映像という概念を断ち切り、アプリケーションで100 万枚の画像をシャッフルしてアルファブレンドし、
その場でプレイするーーCM 制作からデジタルプレイという概念を経て最終的に行き着いたのが、
この一期一会の出会い、うつろいの芸術であるデジタル掛け軸なのです。
そして、そのとき思いついたのは、このアプリケーション映像をネットワークに乗せ、
世界中のT V モニターに映し出すことで、地球をまるごとデジタル掛け軸にする、という夢です。
光と色彩でつながった地球全体が、音のないシンフォニーを奏で、一つになる
― ― それがデジタル掛け軸の新たな方向性でした。
popInAladdinで実現する
それがこの度poplnAladdinの登場により、実現することになりました。
このプロジェクター付きシーリングライト「poplnAladdin」にデジタル掛け軸がバンドされ、
世界中の部屋が一つの空間として共有されるのです。
poplnAladdinは一見、取り付けが便利なホームプロジェクターに見えますが、
これは従来の家電メーカーが発売しているスタンドアローンのプロジェクターとは違い、
無線でネットワークにつながり、さらにすべてのpoplnAladdinにつながり、
別々の空間を一つにリンクすることができるのです。
このとき、デジタル掛け軸ではまさに地球を光らせる無音のシンフォニーとなるでしょう。
目をあけて、夢を見る。
自然、人間、宇宙は一つなのです。
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