オーストラリアのニューカッスル
2008年11月にANZAScA 2008学会、2011年4月にCAADRIA2011学会出席のため、2度訪問したことのあるオーストラリアのニューカッスルを取り上げよう。ニューカッスルは、シドニーの北方約160kmにある地方都市。オーストラリアの石炭輸出港を担う港町で、人口14.8万人。ワイン産地で有名なハンターバレーも近い。ニューカッスルという都市は、文字通り「新しい城」という意味。オーストラリアの他、イギリス、アメリカ合衆国、南アフリカ共和国の4カ国にあるそうだ。
ニューカッスルへのアクセスは、シドニーから鉄道でニューカッスル駅へ(2008年に利用【図1】)、または、ゴールドコーストなどから国内線でニューカッスル空港へ。後者の場合、空港から市内までは約25km。8人乗りの乗合タクシーは、乗客の自宅やホテルまでドア・ツー・ドアで運んでくれる。乗車したタクシーでは地元のおばさま方との相席となり、ニューカッスル市内を1時間程ドライブすることになった。iPhoneのGPS機能で現在位置を確認しながら乗っていると結構遠くまでやってきた感じ。
近代建築で国際会議
ANZAScA2008、CAADRIA2011いずれの学会も会場となった、ニューカッスル市庁舎【図2】。1920年代に完成。古い建物での国際会議はやはり趣がある。セッション会場では、巨大な洋画の手前にスクリーンを置いてプレゼンテーション。前面に緑の広がるバルコニーでコーヒーブレイク。
岬と港
ニューカッスルは岬のある港湾都市。CAADRIA2011カンファレンスディナー会場となった、フォートスクラッチリーから岬を見る【図3】。岬を挟んで左側がニューカッスル港、右側がタスマン海。洋上には巨大なタンカーが沢山停泊している。これらの黒い塊をはじめて見た時は、「何やこれ?」とドキッとしたが、よく見ると入港の順番を待っている模様。
ビーチは幾つかあるが、表情がそれぞれ違っており、人々はお好みで、スイミング、サーフィン、ビーチバレー、釣りと思い思いに楽しんでいる。海のすぐそばにはプールも設けられており、プールと海とが一体化した景観。11月末は南半球では初夏なので、夕方になってもクロール、クロール(【図4】。
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