視聴率の見方
BS放送は全国一波なので、同じ1%の視聴率でも対象が全国規模となります。2019年のビデオリサーチ社と民放6社の調べで、BS放送の世帯普及率は77.1%、当時の全国総世帯数に掛け合わせると、BS放送視聴可能世帯数は約4,512万世帯となります。
同じくビデオリサーチ社のデータで全国のTV所有世帯数、4歳以上の人口推計からBSでの世帯視聴率1%は約569千世帯、個人視聴率1%は約120万人となります。
地上波放送の番組もすべてが全国ネットではありませんので、BSメディアの特徴で挙げた全国一律・広範囲の放送の規模感がイメージできるかと思います。
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ちなみに、視聴率は集計単位によって大きく3つに分けられます。
まず、世帯単位でテレビが点いているかを集計する「世帯視聴率」。次に個人単位でテレビを見ていた人を集計する「個人全体視聴率」。さらに年齢や性別・職業などの特定の属性にブレイクダウンした個人単位で集計する「ターゲット視聴率」があります。
個人の特定には、調査世帯のテレビの視聴開始時と終了時に個人毎に割り当てられたボタンを押すことで計測します。
また、世帯・個人とは別に、タイムシフト視聴率と総合視聴率という指標が新たに加わりました。従来のリアルタイム視聴とは別に、放送から7日以内に録画した番組を視聴した場合にカウントされるのがタイムシフト視聴率でドラマやアニメで多く見られます。リアルタイムとタイムシフトの視聴率を合算し重複視聴を除いたものが総合視聴率となります。
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出典::ビデオリサーチ |
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