New Products & Service FEM解析

Engineer's Studio®
Ver.10

3次元積層プレート・ケーブルの動的非線形解析

電子納品
IFC
電子納品
IFC

●新規価格 Ultimate:2,310,000円(税抜2,100,000円)
  Ultimate(前川モデル除く):1,540,000円(税抜1,400,000円)
  Ultimate(ケーブル要素除く):1,760,000円(税抜1,600,000円)
  Advanced:1,100,000円(税抜1,000,000円)
  Lite:572,000円(税抜520,000円)
  Base:385,000円(税抜350,000円)

●リリース2021年4月

Engineer's Studio®活用セミナー
日時 : 2021年5月12日(水) 9:30~16:30
会場 : 東京本社・各会場(TV会議)/オンライン
参加費 : ¥19,800(税抜¥18,000)

概要

Engineer's Studio® Ver.10では下記の機能を追加しました。

  1. 軸力変動を考慮したM-φ要素
  2. 軸力変動を考慮したM-θモデル(ばね要素)

いずれも適用範囲は、一軸曲げ問題です。二軸曲げ問題には適用できません。二軸曲げ問題にはファイバー要素を採用してください。


軸力変動を考慮したM-φ要素

断面から自動的に作成するM-φ特性の場合は、ナビゲーション「モデル特性|M-φ特性」のM-φ特性表またはM-φ特性サムネイルにおいて、変動する軸力の最大最小の値と個数を入力します。そして「プレ処理」ボタンを押すと軸力の個数分のM-φ特性が算出されます(図1)。

断面から自動算出しない任意設定のM-φ特性の場合は、軸力の個数分のMとφを直接入力します。


図1 軸力変動を考慮したM-φ特性の入力

FEM解析を実行すると、各軸力のM-φ特性が複数同時に考慮されます。図2は、軸力が3つの場合の例です。軸力がN1、N2、N3の場合のM-φ特性が用意されています。


図2 3種類の軸力に応じた複数M-φ特性の例

荷重が載荷されると、あるステップでは、図3のように3つのM-φ特性がすべて同時に更新され、A点、B点、C点にきます。たとえば、そのステップで得られた新しい軸力がN1とN2の間にある場合は、A点とB点の間を線形補間して新しい曲げモーメントと剛性が作成されます。


図3 単調増加時の複数M-φ特性の応答


荷重が除荷される場合も同様に処理します。あるステップでは、図4のように3つのM-φ特性がすべて同時に更新され、D点、E点、F点にきます。たとえば、そのステップで得られた新しい軸力がN1とN2の間にある場合は、D点とE点の間を線形補間して新しい曲げモーメントと剛性が作成されます。


図4 除荷時の複数M-φ特性の応答

軸力変動を考慮したM-θモデル(ばね要素)

前述の軸力変動を考慮したM-φ要素の場合と同様に処理されます。


その他

曲率照査、塑性率照査(H24道示)、残留変位照査、変位照査(H29道示)についても軸力変動を考慮した応答値と照査値が算出されます。


(Up&Coming '21 春の号掲載)

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