New Products & Service 道路土工

BOXカルバートの設計・3D配筋 Ver.20

BOXカルバート1~3連の断面方向、縦方向ウイングの設計・図面作成プログラム

3DA対応
計算・CAD機能
3D配筋対応
電子納品
SXF3.1
IFC
3D PDF
3DA対応
計算・CAD機能
3D配筋対応
電子納品
SXF3.1
IFC
3D PDF

●新規価格 Advanced:396,000円(税抜360,000円) 
Standard:319,000円(税抜290,000円)
  Lite:217,800円(税抜198,000円)

●リリース2021年4月

ボックスカルバートの設計・3D配筋セミナー
日時 : 2021年4月14日(水) 9:30~16:30
会場 : 東京本社・各会場(TV会議)/オンライン
参加費 : ¥19,800(税抜¥18,000)

Ver.20の改定内容

Ver.20では、主に次の機能追加や拡張を行いました。

  1. 杭基礎時の杭の断面変化対応
  2. 他製品との地盤データ連携
  3. 3D 機能拡張

以下に、これらの機能の概要を紹介します。


杭基礎時の杭の断面変化対応

これまで杭体は全長にわたって同一断面としていましたが、最大3断面まで設定可能としました。杭体の照査では各断面ごとに最大曲げモーメント、最大せん断力を抽出し照査を行います。断面変化位置(断面の杭長)は直接指定となりますが、作用断面力に応じた断面とすることで経済的な設計を行うことが可能となりました。


図1 基礎-基本画面

他製品との地盤データ連携

弊社製品間での「共通地盤データ(*.fgd)」による地盤データの連携、および「ボーリング交換用データ」のインポートに対応しました。

なお、本プログラムでは地震時の検討で多層地盤かつ最大30層までの制限があります。


(1)共通地盤データ(*.fgd)による連携

弊社製品「マンホールの設計・3D配筋」、「下水道管の耐震計算」、「更生管の計算」、「BOXカルバートの設計・3D配筋(下水道耐震)」は「共通地盤データ(*.fgd)」を介して地盤データの連携を可能としていますが、本プログラムでも同様に地盤データの連携を可能としました。「地盤」画面に[読込]、[保存]のボタンを設けており、地盤データの保存、読み込みが行えます。


(2)ボーリング交換用データのインポート

CIM機能の拡張として「地質・土質調査成果電子納品要領 平成28年10月 国土交通省」の「第2編 ボーリング柱状図編」で規定されている『ボーリング交換用データ』のインポートに対応しました。

「ボーリング交換用データ(XMLファイル)」のインポートでは、自動的に各層の「層厚」、「堆積時代」、「土質」、「平均N値」を決定し地盤データに反映できます。この機能は弊社製品「下水道管の耐震計算」、「パイプラインの計算」、「BOXカルバートの設計・3D配筋(下水道耐震)」で既に対応しており、各製品で各地点でのボーリング交換用データからの地層の設定を容易に行うことが可能です。

図2 地盤画面
図3 地盤データ連携イメージ

3D機能拡張

3D表示機能拡張として、以下の3項目を拡張しました。

  1. 3Dアトリビュート
  2. 3Dアトリビュートの「3D配筋CAD」連動
  3. 部材配筋入力時の3D配筋確認

メイン画面の3D表示部にコンクリートの設計基準強度、鉄筋材質等の属性情報を表示可能とし、これらの情報を「3D配筋CAD」でも活用できるように属性の連動に対応しました。「3D配筋CAD」では、3Dモデル(IFC形式)への属性付加に対応していますので、今回の対応により、入力時の3Dアトリビュートの設定を3Dモデルへ反映することが可能となり、活用の幅をより広げることができます。


図4 3Dアトリビュートの「3D配筋CAD」連動

また、配筋の3D表示には、これまで「図面生成⇒3D配筋生成」の手順が必要でしたが、入力段階で確認が行える「3D配筋確認」ボタンを追加しました。配筋を3D表示することにより入力時点で他の配筋との関係を意識した入力が可能となります。これにより、図面作成前にかぶり位置等の不整合による入力の後戻りを少なくすることができます。


図5 配筋情報入力時の3D配筋表示

(Up&Coming '21 春の号掲載)

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