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●新規価格Advanced:396,000円(税抜360,000円) Lite:217,800円(税抜198,000円) ●リリース2022年3月 |
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Ver.22改訂内容 Ver.22では,主に次の機能追加や拡張を行いました。
以下に、これらの機能の概要を紹介します。 縦断変化点毎の検討に対応 これまで正面形状にて入力された一定勾配・山折れ・谷折れの設定は、図面作成・3Dモデル作成時にのみ活用されており、計算が行われるのは側面形状で入力された1断面だけでした。 Ver.22では、縦断方向に複数の断面を指定し、その全断面で計算を行い、それらの照査結果を一覧表示する機能を追加しました。 各断面形状は、図2のように竪壁高さ・竪壁上端幅を変化させることが可能です。 各断面位置での背面土砂の考え方は、土砂形状画面で設定した形状をそのまま用いて検討するか、盛土の水平部を全断面位置で固定するかを選択することができます。 図3 背面土砂の考え方 U型擁壁縦方向の計算対応 『土地改良事業計画設計基準 設計「水路工」平成26年3月』では、杭基礎検討時の留意点として、杭の中心間隔が杭径の10倍又は4m程度を超える場合や底版の剛性が小さい場合には、縦方向の検討が必要となることが記載されています。本プログラムでは土圧作用方向のみの対応となっていたため、縦方向の計算に対応しました。 縦方向の計算では、FRAME計算で得られた杭位置の支点反力から杭頭の作用力を算出し、得られた最大・最小曲げモーメントに対して応力度照査を行います。その際の骨組みモデルは、擁壁本体を部材直角方向(鉛直方向)に分布バネを有する部材として、または鉛直方向支点バネを考慮(杭基礎)して、ブロック左端を鉛直ローラー支点とする方法を採用しています。 図4 骨組みモデル 分布バネを有する部材とする場合には、任意の範囲毎に鉛直バネ値を設定することも可能です。 杭基礎の場合は、杭頭ヒンジ時には鉛直バネを考慮し、杭頭剛結時には鉛直バネ,水平バネ,回転バネ,水平と回転の連成バネを考慮して計算します。 図5 支点バネ(縦方向)入力画面 森林土木構造物標準設計対応 新たな適用基準として『高知県版 森林土木構造物標準設計(擁壁編)平成27年10月』(以下、「森林土木基準」)に対応しました。 上記基準は「道路土工 擁壁工指針 平成24年7月」に準拠し、林道の構造上、重要な部分を担う擁壁について、設計の標準化・合理化を図るための標準的な考え方が示されています。 図5 支点バネ(縦方向)入力画面 「森林土木基準」では、「重力式コンクリート擁壁」「もたれ式コンクリート擁壁」「コンクリートブロック擁壁」について標準的な設計図表が示されており、これらにもとづいた初期形状生成にも対応しています。高さ等の簡易な入力のみで設計図表を検索し、形状設定を行うことが可能です。 |
(Up&Coming '22 春の号掲載) |
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