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「バージョン」に関するあれこれ

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今回はフォーラムエイトの製品の「バージョン」に関連することがらをまとめました。

データの互換性

フォーラムエイトの製品のデータは上位互換となっています。たとえばVer.1.0.1で作成したデータファイルは、それよりも新しいVer.1.0.2で開けますが、古いVer.1.0.0で開くことはできません。また、一部の製品を除き、下位バージョンで開ける形式のデータファイルを保存することはできません。
UC-1シリーズ製品の多くが、ファイルの作成バージョンを表示する機能を搭載しています。メインメニュー-[ファイル]-[開く]ダイアログで目的のファイルを選択すると、「ファイル情報」として「製品バージョン」が表示されますので、ここで確認できます。
なお、「ファイル情報」には「ファイルバージョン」の表示もあります。「ファイルバージョン」はデータファイル構造につけられたバージョンであって、必ずしも「製品バージョン」とは一致しません。

図1 「ファイルを開く」ダイアログの「製品バージョン」の表示

バージョンアップ

バージョンアップするには「Setupファイル」を用いる方法と「差分ファイル」を用いる方法があります。それぞれについて説明します。(「Setupファイル」「差分ファイル」はユーザ情報ページの「製品ダウンロード」からダウンロードできます。)

・Setupファイル
ダウンロードした圧縮ファイルを解凍し、展開される setup.exeを実行すると開始するインストールウィザードにしたがってインストールします。

・差分ファイル
差分ファイルの使用に際しては「最低バージョン」に注意が必要です。ユーザ情報ページの「製品ダウンロード」に記載の「最低バージョン」以上のバージョンが導入済みであれば、差分ファイルでバージョンアップできます。
ダウンロードした圧縮ファイルを解凍し、展開されるファイルすべてを、製品のインストールフォルダに上書き(置き換え)すれば完了です。


図2 「最低バージョン」の表示

異なるバージョンの共存

フォーラムエイトの製品は、「Ver.1.0.0」と「Ver.2.0.0」のようにメジャーバージョンが異なるバージョンの共存はできますが、「Ver.1.0.0」と「Ver.1.0.1」のようにメジャーバージョンが同じバージョンの共存を許していません(「Engineer's Studio」など一部製品を除きます)。そのため、導入済みバージョン(e.g.Ver.1.0.0)よりも新しいバージョン(e.g. Ver.1.0.1)のインストールを実行すると、上書きインストールが行われ、新しいバージョンに置き換わります。逆に、導入済みバージョン(e.g. Ver.1.0.1)よりも古いバージョン(e.g. Ver.1.0.0)のインストールを実行すると、新しいバージョンがすでにインストールされている旨のメッセージ(図3)を表示して中断します。


図3 インストーラーが表示するメッセージ

連動バージョン

UC-1シリーズの下部工製品と基礎工製品は連動して使用することができます。しかしながらどのバージョン同士でも連動するというものではなく、インストールしてある下部工製品と基礎工製品のバージョンのリリース日が大きく隔たっていると、図4のエラーになり連動しないことがあります。このエラーを解消するには両製品とも最新のバージョンをインストールすることが最も早道です。


図4 連続エラー

(Up&Coming '25 新年号掲載)

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