一般財団法人 VR推進協議会は、様々な産業分野での活用と発展のため、メー
カー・大学などの研究者・エンジニアに開放するVRを利用したバーチャルな
プラットフォームを提供することを目指し、各種活動を展開します。
Vol.12
https://vrp.or.jp

一般財団法人 VR推進協議会は、様々な産業分野での活用と発展のため、メーカー・大学などの研究者・エンジニアに開放するVRを利用したバーチャルなプラットフォームを提供することを目指し、各種活動を展開します。


公開型プラットフォームPLATEAUを活用したユースケース開発事例紹介

■石川県加賀市「太陽光発電のポテンシャル推計及び反射シミュレーション」

国土交通省はProject PLATEAU(プラトー)において、当初発表のあった26のユースケースに続く2021年度の実証として、4つのユースケース開発の実証実験を開始しています。そのうちの一つである、石川県加賀市の「太陽光発電のポテンシャル推計及び反射シミュレーション」は、カーボンニュートラルの実現に向けて、都市スケールの太陽光発電ポテンシャル推計等に3D都市モデルを活用するものです。都市内の建物屋上スペースを活用した太陽光発電パネルの効率的な設置を目的としています。3D都市モデルの建物の屋根に設置した太陽光発電パネルに対する日照シミュレーションを行うことによって、太陽光発電量の推計シミュレーションを行います。

具体的には、3D都市モデルが持つ建物の「屋根面積」「傾き」「周囲の建物による日陰の影響」、「日射量」等のデータを用いて、太陽光パネルを設置した場合の発電量の推計シミュレーションを行います。また、パネル設置に伴う周囲の建物への反射光をシミュレートすることによって光害発生の有無の検証も行い、トータルで設置の実現性の確認を行います。

VR推進協議会会員のフォーラムエイトは実施企業の一社として参加し、VR Design Studio UC-win/Road(開発:フォーラムエイト)を用いて反射光のシミュレーションを行いました。構築した3D都市モデル上で、設置方位、角度、高さなどをもとに、反射シミュレーショを行い、太陽光パネル毎に他の建物等による入射光の遮蔽があるかどうかを調べ、なければ、反射光の到達先座標を算出して有効な反射点と反射先座標を調べます。夏至、冬至、春分の日の時間ごとの反射光を調べています。このシミュレーションは、UC-win/Road環境アセスプラグインの太陽光パネルの反射光チェック機能をカスタマイズすることで実現しています。


シミュレーションイメージ

太陽光パネル設置情報を読み込み、
3D都市モデルの建物の屋根に太陽光パネルを自動描画


UC-win/Road 環境アセスメントプラグインを活用した太陽光反射シミュレーション

日射障害の評価

日照・日陰Sim

太陽光パネル反射光Sim

関連事例:「養魚場跡地太陽光発電所計画」ソーラカナモリ(株) 太陽光発電施設の建設に伴い光害の影響を検討



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当会の趣旨に賛同し、会の活動に参加、協力していただける会員を募集しています。会員種別に応じて利用できる特典もご用意しております。HPの申し込みフォームにて必要事項を入力の上、お申し込みください。

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お問合わせ 「VR推進協議会」事務局

〒108-6021東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟21階
TEL:03-6711-1973 FAX:03-6894-3888
EMAIL:vrp@vrp.or.jp

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(Up&Coming '22 新年号掲載)

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