2024.9.5-8

ラリー・ギリシャ

9月5日(木)から8日(日)に中央ギリシャの中心都市ラミア周辺地域で行われた、世界ラリー選手権 第10戦 アクロポリスラリー・ギリシャ。
15ステージ中10カ所でステージベストを記録したヨハン・ロセル(フランス)/フロリアン・バラル(フランス)が受賞した。ロセル組が同賞の特別トロフィーを手にするのは、第6戦ラリーイタリア・サルディニア以来今季2度目となる。

ヨハン・ロセルは、初日のSS1からステージベストを連発。SS5までに2位のサミ・パヤリ(フィンランド)/エンニ・マルコネン(フィンランド)組に45秒5の大量リードを築いたが、SS6でタイヤパンクを喫して2分以上をロス。デイ2で4ステージ、SS14でも勝利を収め、一時首位から1分45秒あった差を徐々に詰め、パヤリ組、ロベルト・ヴィルヴェス(エストニア)/アレックス・レスク(エストニア)組に続く3位で表彰台に登った。

2024.9.26-29

ラリー・チリ

9月26日(木)から29日(日)に行われた世界ラリー選手権 第11戦ラリー チリ・ビオビオ。
16ステージ中7カ所でステージウィナーとなったオリバー・ソルベルグ(スウェーデン)/エリオット・エドモンドソン(英国)が受賞した。ソルベルグ組が同賞の特別トロフィーを手にするのは今季5度目となる。

オリバー・ソルベルグは、ライバルのヨハン・ロセル(フランス)やニコライ・グリヤジン(ブルガリア)に対して初日は出遅れるものの、同日最終ステージで初ステージベストを記録すると、二日目のSS10でトップタイムを出してクラスリーダーとなる。しかし、続くSS11で1分40秒以上をロス。その後残る全ステージでステージベストを獲得し、最多ステージウィナーとなりました。4位フィニッシュで表彰台を逃すものの、選手権ポイントでは2位のロセルに12ポイント差で首位を守ることができました。

2024.10.17-20

セントラル・ヨーロピアン・ラリー

10月17日(木)から20日(日)にオーストリア、チェコ、ドイツで開催された世界ラリー選手権 第12戦セントラルヨーロッパラリー。
18ステージ中13カ所でステージ勝者となったニコライ・グリヤジン(ブルガリア)/コンスタンティン・アレクサンドロフ(公認中立選手)が「FORUM8 WRC2 Most Stage Wins Award」を受賞した。

グリヤジン組が同賞を受賞するのは、今季2度目。日曜日の最終レグを猛烈に駆け抜け、2分23.9秒差の大量リードを築いてWRC2クラス優勝を遂げた。グリヤジン組は、SS2でリードを奪い、その後は一度もリードを譲ることなくトップの座を維持し、圧勝でラリーを終えた。

2024.11.21-24

ラリー・ジャパン

11月21日(木)から24日(日)に愛知県・岐阜県にまたがる地域で行われた FIA 世界ラリー選手権(WRC)第13戦フォーラムエイト・ラリージャパン。
21ステージ中13カ所でステージウィナーとなり、また、WRC2クラス優勝を果たしたニコライ・グリアジン(ブルガリア)/コンスタンティン・アレクサンドロフ(公認中立選手)が「FORUM8 WRC2 Most Stage Wins Award」を受賞した。

前戦セントラルヨーロッパラリーでもWRC2クラスで優勝しているグリアジン。初日に豊田スタジアムで行われたスーパーSSでトップタイムを記録すると、デイ2の8ステージ全てを制し独走態勢を築く。土曜日のデイ 3 は無理せずに走行しながらもクラスリーダーの座を維持。最終日には再びプッシュし、ステージウィンを追加した。その結果、2位パヤリとの差を広げWRC2クラス優勝を確実なものにした。

ニコライ・グリアジン/コンスタンティン・アレクサンドロフ組

SS21「Lake Mikawako Wolf power Stage(三河湖ウルフパワーステージ)」で「FORUM8 WRC2 Most Stage Wins Award」を受賞したニコライ・グリアジン選手、コンスタンティン・アレクサンドロフ選手に、フォーラムエイト社長の伊藤から、兜をモチーフにした、トロフィーを授与した。

日本の漫画『頭文字D(イニシャル・ディー)』の大ファンであるグリアジン選手は、ラリージャパンに合わせ、主人公の藤原拓海が乗るトヨタ・スプリンタートレノ・AE86型、通称「ハチロク」と同じカラーリング、「藤原とうふ店(自家用)」の文字を、自身のシトロエン車両にデザインしたリバリーで参戦。特に日本のファンから、大きな声援が送られた。

WRC2の2024総合チャンピオンは、TGRのサミ・パヤリ/エンニ・マルコネン組が獲得した。

FORUM8 WRC2 Most Stage Wins Award 2024の最多受賞者は、残念ながらラリージャパンに参戦しなかった、オリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン組が獲得。表彰式ではシュコダから代理でトロフィーを受け取られた。

(Up&Coming '25 新年号掲載)




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